2010.12.24

気になる塔の下に行ってみた

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東京スカイツリー、あの、なんともカッコ良いのか悪いのかよくわからないデザインの塔ですが、東京タワーの高さをぬいたころから露出度が増えてまいりました。 そこで鉄塔を愛して止まない私としては、沖縄県内の塔にもスポットライトを!ということで前々から気になっていた塔へ行ってみました。

本来は送電線系の鉄塔が好きな私ですが、そんな私でもなぜか心を動かされる塔がこちら。
001_R.jpg
那覇市内の少し高いビルからみると、首里の丘にすっくと立っているのが見える塔です。
この特徴のある塔のおかげで、「ああ、あそこは首里ね」とすぐわかる上等ランドマークなのです。

この自己主張の強い外観は他の追随をゆるしません。
002_R.jpg
白いて太い胴体部分と、京都の五重の塔の上についてる九輪のような赤い輪っか。
なんだか神聖なたたずまいと言えなくもないかも。

地図で確認するとどうやら住宅地の中にあるらしい。
ということで首里の久場川にむかってGO!
塔って近づいていくと、建物にじゃまされるので、かえってどこにあるのか分かりづらくなる傾向が。
003_R.jpg

そしてたどりついたのが首里りうぼうの近く。
細い道をくねくねと住宅地の中に入っていったところ。民家と隣り合わせでその塔はありました。
004_R.jpg
なんとここで判明!
この塔はNTTドコモの塔だったのですね!

いつも見ている塔も、実際のところ何の塔だか知らないっていうのが普通だもんね。
塔は敷地内に立っているので、塔の下まではいけませんでしたが、それにしてもこれは「」ではなく「首里ビル」の一部だったのか。

敷地内にそびえる首里ビル
006_R.jpg
下からみあげると、花笠みたいでまた別のうつくしさがあります。

記念撮影をするときはこのシーサーの横に立つことをオススメします。
005_R.jpg
こころなしかシーサーも笑っているような…
カメラは地面に置くくらいの勢いでヨロシク。

◆場所データ
沖縄県那覇市首里久場川町2-45
26.2208,  127.7257


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首里の鉄塔その2

あこがれの塔と記念写真をしたなら、ちょっと足を伸ばして首里にある他の鉄塔へもいってみましょう。
首里は高台になっているので電波系の鉄塔には地理的条件が良いようです。

NTTの塔とならんで、遠くからでも見える鉄塔があります。
007_R.jpg
それも兄弟のように二つ並んでいます。遠くから見えるのは大きいほうだけど、この際両方たずねてみることにしました。

場所はごみ焼却場と某有名進学高校の近く。
008_R.jpg
塔を目指して進みます。

まずは弟分からね。
009_R.jpg
背は低いけど、なかなか四角張っていて、がっしり系。結構愛嬌のある奴です。

遠くからみると、横にでっぱるだけのように見える部分も、なんと8角形をしているではありませんか!
010_R.jpg
真下からみるとなかなかカワイイ。

011_R.jpg
下が8角形、上部が変則的な6角形でしょうか…。
斜め下からだと良くわかりますねー。やんちゃ坊主なイメージですね。

見て見て~って鉄塔がいうので、しかたなく上部のアップも撮ってあげました。
012_R.jpg

で、足元はというと、こんな具合です。
013_R.jpg
すっきりとした白い建物。飾りのないフェンス。シンプルさが際立っています。

ドアにプレートがあります。
014_R.jpg
社団法人 沖縄移動無線センター

移動無線?
よくわかりません。無線の、それも移動用の電波…

帰宅してからサイトを見てみると、センターの目的のところにこう書かれていました。
沖縄県内における陸上移動無線の効率的利用を促進し、その健全な発達を図り、
もって電波利用による公共の福祉を増進することを目的とする。

どうやら主な利用はタクシーの無線のようです。
サイトもにしっかりこの電波塔の写真が使われています。愛を感じます。素敵です。
http://www.ii-okinawa.ne.jp/people/o-idoumusen/

◆場所データ
沖縄県島尻郡南風原町新川677
26.2175, 127.73429


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まだまだ続く鉄塔の旅

さて、最後に高いほうの鉄塔にいってみることにしました。
ところが、この塔へはどうやって行っていいのかわかりません。
大きな道沿いではないようです。
とりあえず、まわりをぐるぐるして、ここかな?という道に入ってみました。

この道で正解でした。
015_R.jpg

ただ、この塔はやはりデカかった。まず、下の部分。
016_R.jpg
フェンスがあって、鉄塔があります。そして、その後ろに建物がみえます。

建物には見慣れたロゴが書いてありました。
017_R.jpg
ふむ。ここはFM沖縄の電波塔なのでしょうか。

しかし不思議なことにフェンスの手前にはこんなプレートも。
018_R.jpg
消された跡がある「デジタルツーカー九州」
なんだかむずかしい事情があるようです。
ま、それはともかく電波塔をみてみましょう。

はしごの部分が斜めについています。
019_R.jpg
途中で折れ曲がっていますねー。とても美しいフォルムです。

この塔も遠くからみたら横にでっぱてるようにしか見えない部分が、実は丸くなっています。
020_R.jpg

別の角度から全体をみてみるとバランスのとれた優美な姿の塔だというのがわかります。
021_R.jpg

この電波塔の周りはとても静かで人通りもほとんどありません。
撮影日のようなお天気のよい日は、この美しい塔をずっと見ていたい、ずっとここでまったりしていたいと思うほどです。

しかし電波塔の立っている場所はこちらの隣なのです。
022_R.jpg
「新川霊園」
そう、まわりはお墓です。
なので、とてーも静かです。多分清明の時は賑やかなんだと思います。
写真を撮るときは、寝ている人を起こさないように
はしゃがないで静かに撮りましょうねー。

最後に天辺部分をお見せします。
023_R.jpg
どうです?
すっくとしていて、いかにも貴婦人のようです。

この鉄塔は青空に映える、実に様子のいい美しい鉄塔です。
いわゆるシュッとした鉄塔です。
鉄塔好きの方には是非おすすめしたい、正統派美鉄塔でした。
024_R.jpg

◆場所データ
沖縄県島尻郡南風原町新川
26.2171, 127.7368


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まとめ

3つの塔を回って、改めて自分の鉄塔好きを再認識。
またふらふらと鉄塔に引き寄せられるかも。鉄塔の下で写真を撮ってる人をみかけたら、それは私かもしれません。
そのときはヨロシク。

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