2011.08.26

赤田みるくウンケー

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ミルク様といえば八重山が有名ですが、本島にも何名かいらっしゃるのはご存知でしょうか?本島のミルク様は八重山の色白ミルク様とは少し違ったお顔が特徴。まずはお一人目のご紹介です。

赤田のみるくウンケー

8月21日に首里城の東側にある赤田町で「赤田のみるくウンケー」が行なわれました。

ウンケーとはお迎えのこと。
「赤田のみるくウンケー」は、昔町内にあった首里殿内、現在は跡地の赤田クラブ(公民館)からみるく様をお迎えし町内をスネーイ(練り歩き)して頂き、その後ウトィムチ(おもてなし)で芸能を奉納するお祭りです。
平成6年(1994年)に60年振りに復興され。今年で18回目を迎えます。

童謡『赤田首里殿内(あかたすんどぅんち)』は有名な唄なので一度は耳にしたことがあるはず。

赤田首里殿内 黄金灯籠提げてぃ(あかたすんどぅんち くがにどぅーるーさぎてぃ)
(訳)首里赤田村の首里殿内に 黄金に輝く灯籠を提げて

うりが灯がりば 弥勒御迎え(うりがあかがりば みるくうんけー)
(訳)それが明るく灯ったらば 弥勒様をお迎えしよう

(囃子)しーやーぷー しーやーぷー みーみんめー みーみんめー
    ひーじんとー ひーじんとー いーゆぬみー いーゆぬみー

「赤田首里殿内から弥勒御迎えしよう」と続くこの唄はみるく様の練り歩きの際に、昔も今も唄われています。

赤田の町はウンケーが行なわれる2週間ほど前から、みるく様が通る道の目印として旗が掲げられていました。

三角形のギザギザの旗

この旗は「ンカジ旗」と呼ばれます。
周囲がギザギザでまるでンーカジ(ムカデ)のようなことからこのように呼ばれているそう。
ンカジ旗が掲げられた赤田の町はいつもより少し空気が整っているような感じがしました。

みるく様をお迎えしましょう

さて当日です。
残念ながら到着時間が遅れてしまい出発地点でお迎えはできなかったのですが、練り歩きの途中でみるく様ご一行に遭遇することができました。

みるく様キター!

え、あ。みるく様??

みるく・・・さま?

黄色い服を着たオジさんだろう!と思ったそこのあなた。
いえ、こちらが赤田のみるく様でございます。

みるく様の後ろには子どもたちによる路次楽隊が音楽を奏でて歩きます。


そして楽隊の後ろにはムカデ旗を持った子供たち(みるくんぐゎ)が続きます。

かわいい。

みるく様が持っている大きな団扇を頭上にかざしてもらうと、厄払い、無病息災、家内繁盛が訪れるというご利益があるそうです。

お願いします。

こっちもお願いします。

こっちは来ないでー!

こないでー!!

顔が怖いと子どもは泣いちゃうもんだと思ってましたが、みるく様もものすごい勢いで泣かれていました。

幸福顔なのに。

ウトィムチ(おもてなし)の儀式

スネーイ(練り歩き)が終わればウトィムチ(おもてなし)に入ります。

会場に入るとみるく様は舞台の後ろに消えて行ったのですが、次に現れた姿は想像を超えるものでした。

わ!


首だけ!!

ドキドキしていたらその後、体が来ました。

飾られるみるく様。

拝まれるみるく様。

え、っと。
この違和感はなんでしょう。
私はどうすればいいんでしょうか。

赤田の人たちは手慣れたもので、特に鎮座されたみるく様を二度見、チラ見もすることなく、
挨拶・芸能奉納が滞り進行していくのでした。
 

赤田のみるく様はここがポイント

さて、最後にみなさんが今後、赤田のみるく様に会いに行かれる際には、ここをぜひチェックしていただきたいというポイントをいくつか。

1.赤田のみるく様には後頭部がある

多くは前面の仮面のみで、後頭部までを覆うタイプのみるく様は少ないそうです。

そう思えば後ろ姿もありがたくなってきますね。

2.靴が唐靴

他は下駄や足袋だそうです。

底にまで装飾がされていてキレイです。

3.毛
これはスネーイのときから「もしや?」と気になっていたことなのですが。

胸元にかけた布から見えるお胸には


毛がある。

ヤダ!みるく様ったら、うちなーんちゅ

以上、見ているだけで幸福になる赤田のみるく様レポートでした。

今後も各地のみるく様を見て回りたいので、地元にみるく様がいるよ!という方は(みるく様に似たおじさんじゃないよ!)
ぜひDEEokinawaに教えてくださいませ。

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