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レトロでカオスな諸見民芸館
沖縄市は諸見里、国道330号線からちょっと道を逸れたところに「諸見民芸館」という博物館があるのをご存じだろうか。今回は諸見民芸館についてご紹介したいともう。
諸見民芸館を知っていますか?
沖縄市は諸見里、国道330号線からちょっと道を逸れたところに「諸見民芸館」という博物館があるのをご存じでしょうか。
この博物館は民具を中心とした個人の施設博物館で開館は1971年。沖縄の施設博物館の先駆けであり、知る人ぞ知る隠れ観光スポットではないかと思います。
(入館料大人300円也。)
私は私設・公設関わらず結構「博物館」的なものを巡るのが好きなのですが、前回「古代文明アート歴史博物館に行ってきた」という特集をやったところ、案の定というか、やっぱりというかワースト1記事になってしまったわけで今日は禊ぎとリベンジの意味も兼ねて「諸見民芸館」をご紹介していこうと思います。
それでは早速中に入ってみましょう。
めくるめく民具の世界
中に入ると、農具や空き瓶から戦争関連の品々、なんだかよく分からないものまで見渡す限り民具・民具・民具の山です。建物は3階建てなのですが、1階から3階までみっちり民具であふれています。
いくつか気になったモノをピックアップすると
ウチカビ製造器
あの世のお金、ウチカビをつくるスタンプみたいなもの。今は工場作られているウチカビですが、昔は手動で印をつけていたんですね。そういえば私もカミガカリ企画の時に同じものを作りました。
泡盛蒸留器
泡盛を蒸留するための機械。右は電気で動くやつで、左は水筒を改造したもののよう。泡盛関係の民具は結構充実していて
できた泡盛を貯蔵するタンクや瓶に詰める機械、王冠をつける機械などいろんなものが展示されていました。
清涼飲料水
沖縄で昔販売されていた清涼飲料水の瓶。オリオンビールが昔出していた「オリオンサイダー」の瓶や
なんだかよく分からない名前の飲み物が沢山並んでいました。展示されているものは終戦直後から復帰頃まで沖縄で飲まれていたソフトドリンクの瓶だそうで、分かる人には懐かしの品なのかも。
ほかにも
なんかデッサンが狂ってるバヤリースの看板だったり
最近沖縄で入門書が発刊された伝統将棋「象棋(チュンジー)」だったり
今は亡き沖縄煙草だったりと様々なジャンルの民具が展示されていました。
行ったことがない人は是非
そんなわけで、今回は諸見民芸館のご紹介でした。沖縄在住の方も、観光で沖縄に来られた方もまだ行ったことの無い人は是非足を運んでみてください。ちょっと懐かしいものから、全然意味の分からないものまでいろんなものがあってきっと楽しめると思います!
諸見民芸館
沖縄市諸見里 3-11-10
9:30~17:30
入館料:300円
無休(ただし臨時休館してるときも結構ある。今回3回行ってようやく入れた)