2013.04.08

南風原町はウルトラの里

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沖縄県で唯一海に面していない南風原町。観光資源がありそうでなさそうな南風原町はウルトラの里だったのをご存知ですか?

南風原町に神里ふれあい公園という公園があります。

一見普通の大きめの公園なのですが、よく見ると水飲み場になぞの生命体がいます。

近づいてみると、ウルトラマンだ!


土台に埋め込まれていて3分たっても飛び立てない仕様です

kinjo29.jpg
手が折れていたり、全体的に剥げていたり、いろいろ心配になってしまうウルトラマン

なぜ公園にウルトラマンがいるかというと、南風原町はウルトラマンの生みの親である金城哲生さんが育った町だからです。
ということで金城哲夫資料館に行ってきました。

金城哲夫資料館はどこ?

資料館があるのは南風原町津嘉山にある松風苑という料亭の敷地内。

金城哲生さんのご実家にあたります

松風苑はこの入り口からもわかる通り本格的な老舗の料亭。正直敷居が高いです。

意を決して中へ。
金城哲夫さんの資料館はどこですか?あてもなく風情のあるお庭を歩きます。

人の姿が見えません。これ以上、勝手に入ってしまって大丈夫でしょうか?

門の奥には立派な料亭がありました。

料亭の前にはウルトラマンに出てきたようなシーサー

もしかしてピグモン?

料亭の中に入っても誰もいません。

ドキドキします

この料亭が金城哲夫さんとなんの関係もなかったらどうしようと不安でしたが、料亭のロビーに金城哲夫ギャラリーがありました。

おおよかった。

しかし行った時間帯がわるかったのか、誰も現れないのです。

私はどうすれば・・・

もう一度庭に出てみます。

先ほどの本館の他にも敷地内にはいくつか別館が建っています

騒がしい喧噪とは切り離され、思わず背筋が伸びるような優美で心地よい庭です。
暑い日だったのに気温も何度か下がったような気もしてくるし。誰もいないし。
ここはどこ?という感じ。

私はちゃんと金城哲夫資料館にたどり着けるのでしょうか?

 

辿り着けました

たぶん5分ぐらい庭をさまよっていたと思います。
小道の先から、人が話す声が聞こえてきました。

声を頼りに進んでみると。

おや?

おや!?

ついたー!

金城哲夫資料館に到着。
ちなみにちゃんと案内してもらうと本館からあっという間の距離にあります。

資料館は金城哲夫さんの仕事場がそのままの姿で残されていました。

また多くの資料なども展示されています。

スタッフの方に聞くと、通常は資料館の鍵が閉まっているので料亭の母屋で見学依頼を伝えれば鍵を開けてくれるそうです。
また料亭を利用しなくても資料館の見学は可能だそうです。
ちなみにお食事は、お昼ならすき焼きが2700円から食べられるようです。敷居が高いと思っていましたが、これなら行ける!

広い庭を持つ松風苑。現在は住宅地の一角にありますが、昔はこの辺りは周囲一面畑が広がる土地だったそうです。そこに金城哲夫さんのお父さんが趣味で池のある庭を作ったそう。そして戦後、仕事関係で仕入れたお肉を用いて庭園を眺めながら食事ができる県内初のすき焼き屋さんとして料亭を開業したのだそうです。

常識にとらわれることなく、自由な発想で世界を切り開いていくお父さんの姿を見て、天才脚本家金城哲夫が生まれたのかもしれませんね。

南風原町はウルトラの里になるのか?

と、この記事のタイトルに戻りますが「南風原町はウルトラの里」なのかについて。
ウルトラマンの里らしい場所は私が調べた範囲では、神里ふれあい公園のウルトラマンの像と、金城哲夫資料館ぐらい。

しかしここ最近、南風原町は町をウルトラマンで活性化しようという試みでフォーラムや講演会を開催しています。今後南風原町がどのような動きをしていくか期待できますね!

と、私は南風原町の地図を見ていて、大変なことに気付いてしまったのです。

南風原町

ウルトラマン!!

ウルトラの里どころか、南風原町がウルトラマンだった!!
こんな感じでいかがでしょうか?

デュワッ!!

松風苑

http://www.syofuen.jp/
沖縄県南風原町字津嘉山1384

大きな地図で見る

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