2014.06.30

ご当地ビールは再現できるのか

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沖縄ならではの食材を使ったビールがある。この味は再現できるのだろうか。

梅雨明けした沖縄。いよいよ夏到来ですね。
この季節になると、ビーチバーティーやイベントなどでビールを飲む機会が増えるかと思います。やっぱり冬より夏に飲むビールの方が美味しいですからね。
ビールといえば、オリオンビールという沖縄を代表するビールがあるのは知っていますよね。オリオンビール以外に、沖縄の地ビールが数種類あるのをご存知でしょうか?

南都さんが販売している「ニヘデビール」は、ブラックエール・ハードタイプ・ソフトタイプの3種類。

石垣島ビールが販売する「石垣島地ビール」は、ヴァイツェン・マリンビール・黒ビール・夕暮れ海岸ビール・白ビールの5種類。

ヘリオス酒造のヘリオスブルワリーが販売する、青い空と海のビール・バイツェン・酵母入りラガー・冬季限定サンタビール・ゴーヤーDRYの5種類。

中でも沖縄っぽくて珍しいのは、ゴーヤーを使っているというゴーヤーDRYでしょうか。

これ、家で作れるのではないだろうか...?ということで再現してみたいと思います。

ゴーヤーDRY

ゴーヤーDRYを知らない方のためにどんなものかご紹介しましょう。

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ゴーヤーDRY:県内のイオンで330円(税込み)で購入。350ml缶。アルコールは5%の発泡酒です。

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苦み★★★ 香り★ ボディ★★
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原材料:麦芽・ホップ・糖類・ゴーヤー果汁

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メーカーHPの説明によると

ビールや発泡酒の苦味はホップによってつくられますが、「ゴーヤーDRY」の最大の特徴はホップだけでなくゴーヤーによるスッキリとした苦味が楽しめる点にあるといえます。

そして何よりも興味深いのが、"苦味のタイムラグ"です。
ホップの苦味は最初の一口でグッとやってきて、スッと引いてゆくのが特徴的ですが、「ゴーヤーDRY」が持つゴーヤーの風味と味わいは、そのホップ独特の苦味が引いた後から爽やかに口のなかで広がり始めます。
この、「ゴーヤーDRY」ならではのスッキリとした苦味のタイムラグを楽しんでいただければ幸いです。
- ヘリオス酒造ゴーヤーDRY

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グラスに注ぐと泡立ちが細かくもこもこしています。色は少し白濁した黄金色。よーく見ると黒いツブツブ(酵母?)が浮いています。口当たりは滑らか。確かに飲み終わってもほろ苦さがしばらく口の中に残ります。これが苦みのタイムラグか!

ゴーヤーと言われればゴーヤーの苦みですがブラインドで出されたらわからないかも。後味がゴーヤーっぽいかな?

ゴーヤードライを再現してみる

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ゴーヤー+ドライということなのでスーパードライ。

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作り方は簡単。ゴーヤーをすりつぶして搾り、果汁を取るだけ。

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ビール150mlに対し10%のゴーヤー果汁15mlを混ぜます。ゴーヤー果汁をグラスに入れてビールを注ぎます。

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スーパーゴーヤードライ

色は何とも表現しにくい色。「みどりみのき」あたりでしょうか。香りはフレッシュなゴーヤーの香り。
一口飲んでみると...近い!ビールの味が違うのでまったく一緒にはなりませんが、かなり似た味になっています。ゴーヤードライ同様に、口の中に苦みが残ります。
しぼりたてのゴーヤーなのでフレッシュ感があります。ビールの泡立ちや炭酸も弱くなりません。

商品化されるだけあって、これはなかなか美味しいですね。

ちょっと派生させてみる

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苦いもの+苦いビールが合うということなので、フーチバー(よもぎ)+スーパードライはどうでしょうか。フーチバーもゴーヤー同様にすりつぶして果汁?を搾り取ります。
 

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ビール100mlに対しフーチバー果汁10mlで混ぜます。フーチバー果汁の色は青汁を通り越して黒汁。黒い。

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見た目はもう青汁そのもの。ビールと混ぜるとフーチバー独特の香りが時間とともに和らいでいきます。
一口飲んでみると意外や意外、そこまで苦くありません。と、思っていたら襲ってくるフーチバーの後味。しかし嫌な苦みではありません。思っていたよりもイケるんじゃないでしょうか。
健康なのか不健康なのかわからない飲み物ができあがってしまったようです。

長命草ではどうか

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与那国島の特産品、長命草(サクナ)。最近では与那国島産の長命草を使った化粧品や健康ドリンクが販売されています。

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フーチバーよりは薄い緑色。こちらもビール100ml+長命草10mlで混ぜあわせます。

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見た目はキレイな緑色。香りは今までで一番強烈です。
一口飲んでみると鼻から抜ける長命草の香りがかなりツラい。ビールの風味は無くなってしまってます。弱炭酸青汁といったところでしょうか。僕の舌が麻痺してきたのかもしれませんが、りんごジュースっぽい味にも感じます。ビール感も苦みも中途半端になってしまいました。

ついでに旬のもので

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沖縄では旬を迎えているナーベーラー(へちま・糸瓜)。味噌煮にすると美味しいですが、好き嫌いがハッキリ分かれる食材ですよね。
ナーベーラードライっていうネーミングがカッコいいと思っただけで味には期待していません。苦みもほとんどないですし。

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アク抜きしたナーベーラーを細かくし果汁を搾り取りますが、まったく果汁がでません。ドロっと固まったゼリーっぽいものが取れました。混ざる気がしません。

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混ざりません。泡と一体化しました。
飲んでみるとナーベーラー果汁がドロっと口の中に入ってきます。ナーベーラー泡ゼリーか。
ビールと混ざっていませんが、ビールにナーベーラーの香りが移っています。酸味が増し、苦みが減りました。これはオススメしません。

自宅でゴーヤーDRY(に似たもの)は作れる

ということで、ゴーヤーDRYを再現してみたり派生させてみました。
ゴーヤーは大成功。ちょっとパンチが欲しい時や、パーティーネタに最適かもしれません。
派生型はフーチバーはアリ。他はちょっと合いませんでしたね。

沖縄で最も苦い野菜はなんなのかで優勝したニガナは旬を過ぎていて売っていなかったため今回は使えませんでした。誰かニガナドライを作って挑戦してみては?

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