2014.12.19

鹿児島航路の船旅は快適なのか

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沖縄と鹿児島を結ぶフェリーは、途中5つの島に寄港し約25時間かかる航路。フェリーの旅は快適なのでしょうか?

日本各地から沖縄へ来るときに利用するのは、圧倒的に飛行機を利用する方が多いと思いますが、沖縄に来れるもうひとつの方法は長距離フェリー。

沖縄へ、または沖縄から旅客を運ぶ航路として、神戸・大阪、鹿児島、東京がありますが、鹿児島〜沖縄を結ぶ航路が基幹航路となっています。
マルエーフェリーが日本最長航路(沖縄~東京)の貨客船「クルーズフェリー飛龍21」を運航していましたが、今年の12月7日から休止となってしまいました。現在この航路は、貨物RORO船のみが運航しています。なので、内地と結ぶ旅客船は、鹿児島と神戸・大阪のみに。

沖縄までは飛行機で来て、フェリーで与論島や奄美大島へ向かう際に利用するのが那覇〜鹿児島航路。鹿児島航路は途中5つの島に寄港して行きます。
那覇港〜本部港(沖縄本島)〜与論港(与論島)〜和泊港(沖永良部島)〜亀徳港(徳之島)〜名瀬港(奄美大島)〜鹿児島新港(鹿児島)

今回(といっても行ったのは夏だけど)は鹿児島までではなく、那覇〜本部〜与論島の航路。フェリー内部の様子をご覧ください。

クイーンコーラル8

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沖縄〜鹿児島航路は現在2社が運航しています。那覇発で乗船したのはマリックスラインが運航する「クイーンコーラル8」。マリックスラインでは「クイーンコーラルプラス」というフェリーもあり2隻で運航しています。

那覇港発は朝7:00。鹿児島着は翌日の朝8:30の25時間30分の船旅となります。

二等室

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クイーンコーラル8は定員798名。各行き先によって部屋が分かれます。鹿児島行きは全席指定席。

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那覇から鹿児島までの運賃は二等室で片道15870円。奄美大島の名瀬までは10050円。与論島までは6120円。飛行機の普通運賃と比べると半額以下。繁忙期となると1/3の値段でしょうか。この値段なら時間が許せばフェリーもいいですよね。

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二等室はご覧のとおり雑魚寝なのでプライバシーはほぼゼロ。この日はシーズンオフだったので乗客もまばらでした。
寝心地はお世辞にもいいとは言えません。枕は高くて固い。マットレスは地を感じれる薄さ。毛布はチクチク。奄美大島までの12時間は耐えられるかもしれませんが、25時間かかる鹿児島まではちょっとツラいかもしれません。
上等な快適さを求めるなら、特等や一等室を使えばいいと思います(那覇から鹿児島までの特等は37790円)。

レストラン

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もちろんレストランもあります。洋上レストランというステキな名前。
朝食と、昼・夕食でメニューが違います。

朝食は和定食と洋食、ごはんと汁物など。

昼・夕食は、とんかつ定食やハンバーグ定食(各1000円)、鶏飯(700円)やカレー(500円)などなど充実のメニュー。船上ということを考えると値段もそこそこお安いのではないでしょうか。

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食券制
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客席。営業時間外は開放されていることも

ただ営業時間は短く、昼食は11:40分から12:30 夕食は16:50から17:50(早い!)朝食は6:00から6:40(早いし短い!)。
鹿児島発だとまた変わります。

娯楽

出港して1時間くらいは、船内をウロウロしたり、デッキに出て景色を眺めたりして楽しめますが、それもだんだん飽きてしまいますよね。船内には一応ゲームセンターもあります。

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ゲーセン

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離港してすぐ。そのうち海しか見えなくなる

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WiFiが飛んでいたり、携帯電話のアンテナが設置されていたりしますが、陸地から離れると圏外になります。もうスマホいじりは諦めて大人しく寝るか、お酒飲んでUNOするのが良さそうです。

シャワー

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長旅になると恋しくなるのがシャワー。ちゃんと温水がでますが、出ない時間帯もあるそうです。シャワーの水は飲めないので気をつけましょう。

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GPS

と、プラプラとしているとあっという間の5時間。与論島に到着です。
続きまして与論から那覇への帰りの航路(下り線)。

フェリー波之上

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復路で乗船したのは、マルエーフェリー株式会社が運航する「フェリー波之上」。2012年9月に就航した新造船です。それまでは平仮名表記の「フェリーなみのうえ」が運航されていましたが、新造船と入れ替え。また「フェリーあけぼの」でも鹿児島航路を運航しています。

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インフォメーションカウンターがある
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エントランスが立派
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指静脈認証式ロッカー
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携帯充電器とedyが使える公衆電話

二等客室

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フェリー波之上の旅客定員は707名。こちらも行先によって部屋が分けられています。

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大広間ではなく2列。下駄箱やちょっとした物置もあります。

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しかも間仕切り付きです。これがあれば知らない人と隣同士になって寝ても、顔を見合わせることがありませんね。

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やっぱり枕は高くて固いし、毛布も重めのもの。でも間仕切りがあるだけでだいぶ違います。数は少ないですがコンセントもありました。

レストラン

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もちろんレストランもあります。が、与論〜那覇では営業しておらず。いなりやサンドウィッチは販売しています。
営業時間は、マリックスラインより少しだけ長く1時間。利用者が多ければ延長するそうです。メニューは撮り忘れ...!

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高速道路のSAでよく見る
 
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種類豊富
 

冷凍食品は全て350円。これたまに食べたくなるんですよね。
ビールの種類もそこそこ揃っています。350mlのオリオンビールと500mlの発泡酒は280円。350mlの発泡酒は200円ほど。チューハイは220円でした。船の上と考えると安いのではないでしょうか。

シャワー

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シャワーも完備。入港1時間前まで利用することができます。

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新造船だけ合ってまだキレイですね。

※紳士用を撮り忘れたけど、婦人用を撮っててくれたので。勘違いしないで下さい。

フリースペース

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テレビが設置されているテーブル席があります。客室だと圏外になってしまう携帯も、ここにくると繋がることも。

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ゲームセンターはありませんが、雑誌や新聞が置いてあります。

売店

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売店もあります。営業時間が短いので注意。与論島から乗船した場合は、14時に出港し2時間後の16時から17時の間だけ。鹿児島の商品がたくさん売っています。
 

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A"Lineストラップ。

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玄米黒酢のヘルシン。蜂蜜入りで飲みやすいんだとか。

長距離航路は周辺離島航路とは違う楽しさがある

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南風の日は那覇空港へ向かう飛行機がフェリーの上を通過する

普段利用するフェリーといえば、沖縄本島からだと座間味や久米島などの周辺離島や、石垣島から八重山諸島へのフェリーが一般的かと思います。
まぁ、なかなか鹿児島航路に乗船することは少ないかもしれませんが、沖縄から奄美大島や与論島、徳之島や沖永良部島へ行くときは飛行機より楽しめるのではないでしょうか(飛行機が小さいので繁忙期は満席の日も多いですし)。

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