2015.08.05

【歩け歩け】名護から那覇までのバス運賃で何ができるのか

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
沖縄って車社会ですよね。それに逆行して、徒歩で名護から那覇まで目指しました。

沖縄の公共交通機関は、バス・モノレール・タクシー(?)がありますが、頻繁に利用されているのはバスではないでしょうか。
沖縄県も“わったーバス党”なる政策で、県民の皆さんにバスの利用を勧めていますし、バスレーンも時間帯と距離が伸びるなどなど、これからのバス利用率が気になるところです。

私もお酒の席に行く時や、特別や理由があるときはバスを利用します。沖縄のバスといえば、「停留所でバスに乗りたければ、手を挙げなければ止まらない」「時間どおりに来ない」などと言われますが、最近は停留所で待っているときに“乗りたそうな雰囲気”を出していれば自然と止まってくれます(個人的な感想)。しかし、「時間どおりに来ない」というのは、朝夕のラッシュ時や込み合っている時間帯は避ける事ができません。あと、個人的に苦手なのが「1000円札以上のお札は両替できない」です。私は大学生の頃に、停留所の近くのコンビニまで両替に行ったこともあります。

 

バスの運賃を使って楽しめるのでは?!

そんなバスの思い出話はさておき、停留所でバスが来るまで時間があるときに、次の停留場まで歩いたことはありませんか?
そして、更に時間に余裕があり、土地勘もある時は2、3先の停留所まで歩くなんてことも・・・。たまに油断して歩いている最中に乗るはずのバスに通り越されるという苦い経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、実際に2、3の停留所を歩いても、目的地までのバス運賃は変わらなかったり、変わっても20円、30円とかって感じですよね。

沖縄の一般的なバスは、初乗りが160円で停留所を2~4程通過するたびに課金されるシステムで、日本の一般的なバスと同じです。では、バスの移動距離を歩き、本来の運賃浮かせて、浮いたお金を使うと意外とお得に楽しく遊べるじゃないかって思ったんです。
例えば(停留所:おもろまち駅)→(停留所:アウトレットモールあしびなー)運賃470円
おもろまち駅からアウトレットモールあしびなーまでを道のりを歩き、浮いたバス運賃470円を使って道中で食事をする。ウォーキングをすることで健康にもなるという、お得プラスお得!!少し損するのは、時間と体力ですかね。

沖縄の北部の象徴といえば“名護”、南部の象徴といえば“那覇“ということで、名護から那覇まで道のりを歩き、浮いたバス運賃で何ができるのか実験してみたいと思います。
スタート地点は名護の目印である(と思っている)A&Wや許田道の駅の中間に位置する停留所の“世富慶”(バス停は×世冨慶、○世富慶が正解と読者の方からご指摘頂きました。ありがとうございます!)。そしてゴールは那覇の国際通り近くにある“旭橋・那覇バスターミナル”。

世冨慶から旭橋・那覇バスターミナルまでバスで移動した場合
所要時間:2時間14分
運賃:1,810円

世冨慶(よふけ)からですが、出発は夜明け前

AM4:40 名護A&W

 

左が私で、右隣にいるのは、「一度は歩いてみたかった」と意味不明なことを言っていた上間君です。今回の変な企画に一緒に参加してくれる数少ない仲間です。
特に何の合図もなく、いざ出発!!

 
とりあえずメッチャ暗いです。

対面から車が走ってくると、ライトの光が眩しくて一瞬何も見えなくなります。目が慣れるまで意外と大変でした。海岸沿いをなんとなく歩いていると、少しづつ目も慣れてきます。

AM6:30 ローソンかりゆしビーチ点

2時間ほど歩くと、ローソンの明かりが見えたので休憩。
ローソンで水とガムを購入。

水(500ml):108円
ガム:134円
===============================
残金:1,568円

思ったよりお金の減りが早くてビックリしてます。
ローソン出るころには空が白んできました。


恩納村に入るころには夜が明けました。

AM8:22 スパンダ橋

 
すごい名前だったので、写真だけ撮りました。

恩納村に入って2時間弱。このくらいになると、面積が縦長の恩納村が長くて長くて嫌になってきます。

AM8:27 お菓子御殿恩納店


やったー!少し遊べるぜ~っと思ってましたが、まだ開園前・・・。


瀬良垣公民館近くの看板。ストレートすぎて、なぜかシュールに見えます笑

AM9:15 ローソン恩納万座毛入口店

ここで朝食をとることに。

ドーナッツ:108円
コーヒー:100円
===============================
残金:1,360円

本当はこのローソンで友人が車で荷物を渡してくれる予定だったのですが、連絡がつかず限られた荷物で続行することに。

AM10:49 谷茶前

谷茶前の浜にある沖縄民謡「谷茶前」の歌碑を見てみる。車だと見過ごしてしまいそうな場所も、歩いていると気軽に立ち寄れます。ちょっと楽しいと思う瞬間だったりします。

近くにあった商店(マチャーグヮー)で売っていた惣菜もノスタルジックで良いですね。


 

歩いている様子は、こんな図です。


始めたことを後悔しはじめる by 上間

やっとで昼休み。でもまだ恩納村

AM11:50 恩納道の駅


やっと昼休み!!まだお昼ですが思わずビールも購入します。


昼食の後にほろ酔い気分でスクラッチを2回やり見事に外れる。


そして恩納村博物館で見学。

日替わり弁当:260円
島らっきょ:350円
オリオンドラフトビール:210円
スクラッチ:200円
博物館入館料:100円
水(2L):108円
===============================
残金:132円

調子に乗っていろいろしていたら、ほぼ残りのお金がないという結果に・・・。

PM2:05 再出発

出発を前に面倒な雨が降ってきました。
お金は底をつきかけてますが、雨対策をして再出発!!

PM3:30 喜名番所

一気に雨が強くなってきました。
それまで着ていた青色のジャージが防水でないことに気づきましたが、時すでに遅し。
だいぶ濡れましたが、途中で着替えて再出発。企画云々ではなく、もう嫌です。

PM5:00 嘉手納~砂辺

 

写真では伝わりませんが、この時あまりにも雨が強くて、全身びしょ濡れです。
特に砂辺あたりの基地に囲まれた道路になると、基地内からフェンス越しに車両からの水しぶきが襲ってくるし、58号からも水しぶきがかかるし・・・。まさか豪雨の中を人が歩いてるなんて思わないので、車もスピード落とさないで水しぶきかけてくるんです笑。途中から避けるんじゃなくて、木とかに隠れてました笑。
いやー、ここまでくると歩きながら笑っちゃうんですよね。

諦めないから、ちょっと変えていいですか??

PM6:00 ファミリーマート美浜三丁目店

雨が強すぎてファミリマートに一時退避することに。店員さんやお客さんの目線を感じながら、冷えた体を休ませるために待機。ファミリーマートさん、失礼しました。
ここで上間君と緊急の作戦会議を開くことに。
会議の結果・・・「宜野湾市の大山にあるエナジック天然アロマの温泉をゴールにしよう」ということになりました。
理由は、「雨が想像以上に強い」「疲れたうえに寒い」「モアイに間に合わない!」ということです。
目標が決まると雨の中を二人で黙々と歩きました。
これ以降は雨が強いことと、体も心も余裕が無くて写真を撮り忘れてしまいました。

PM7:30 エナジック温泉アロマ

8時からのモアイに参加する力は残しつつ、最後の力を振り絞って無事到着。

入泉料:1,500円
===============================
残金:-1,368円

まとめ


総距離50.1km

感想は、歩くのは楽しいということです。そして、雨に濡れたカラダに温泉が染み渡り最高でした。ちなみに、モアイにも間に合いました。

結果としては、バスの運賃を有効活用するより、バスの運賃をケチらずにお金を使って遊んだほうが楽しいということになりました。

最後に、人の一歩の歩幅って約1mくらいで、1時間で約5キロ歩けます。歩いてる時って進んでいるのか分からなくなるくらい僅かなんですけど、確実に進んでるんです。僅かな一歩を踏み出さないと、当たり前ですが止まるんです。そんな一歩の積み重ねを感じれた、凄く良い機会になりました。みなさん、“一歩って小さいんですけど大きいんです”。

特に恩納村、読谷村あたりは景色が変わらないので長く感じました。沖縄が縦長であるとヒシヒシと痛感し、普段車では分からない距離感を実感できます。長く歩くコツとしては1時間~2時間に1回くらいこまめに休憩をとり、そのたび靴下を脱いで足を休ませると効果的です。
なお、この企画は宜野湾市大山にあるIT系企業のokicomさんが毎年5月に開催している「あるけあるけ大会」を参考にしています。大会の趣旨は己の限界を超えるというコンセプトで、県外の企業さんからの参加もあるほどだそうです。私自身も縁があり過去2回ほど「あるけあるけ大会」に参加させてもらい、以来歩く楽しさに目覚めました。そして、今回は自己責任のもと、自主的に歩いてみました。「あるけあるけ大会」に興味のある方はokicomさんにお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

Copyright©DEEokinawa All Rights Reserved.
このウェブサイトに掲載のイラスト・写真・文章の無断転載を禁じます。すべての著作権はDEEokinawaに帰属します。

ページのトップへ