こんなところにエンパナーダ

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沖縄市安慶田に「おでん・ヤギ汁・エンパナーダ」を掲げる不思議な店がある。いったいどんな店なのか。

南米を代表するソウルフード、エンパナーダ。いわゆる油で揚げたミートパイだ。私自身あまり聞きなれないキーワードだったのもあるが、自宅の近くにそのエンパナーダを提供するお店がある事を最近知った。

しかし一見その手のお店かと思いきや店の看板には堂々と「おでん、ヤギ汁」の文字が。もう興味が尽きないので思い切って突入することにした。

 

場所はわかりやすい。

沖縄市の安慶田中学校正門横がすぐお店。駐車場は広く、夜でも停めやすい。

上の写真では昼食の看板が出ているのだが、いつ行っても昼間開いていないでなはいか。なので夜に訪問してみると「エンパナーダは昼しか出してなかった」と言われてしまったのだ。出してなかった!?

聞くところによれば現在は昼の営業は見合わせており、その昼の営業でエンパナーダを出していたそう。そう、この時点ではすぐ食べられなかったのだ。

なので今回の訪問の趣旨を伝えると「今はできないから、それでは用意しとくよ」ということだったので後日訪問することとなった。

 

そして待つ事数日、先方から連絡がきた。
満を持してエンパナーダを食すタイミングが訪れたわけである。

 

いよいよエンパナーダとの対面

訪問時はお客さんが5名。TVではフィギュアスケートが放送されていて、お客さんはおでんや山羊をつまみに羽生君の応援に盛り上がっていた。なので私も一緒に羽生君を応援していた。


カウンターに座敷と、約20名は入れるという広めの店内。


壁に貼られた独特な「骨」のバランスに何故か趣を覚える。

店主の池原さん。
金武出身だが若くして姉の住むアルゼンチンに渡り15年暮らしたという。その時に向こうで覚えたのがこのエンパナーダで、何と皮から全て手作りだという。

たっぷりの具材が詰め込まれたピリ辛テイスト。うん、すごい旨い。

たまたまお店にいらした息子さんも交えてお話を聞いてみると、「うちらは昔から食べている家庭料理みたいなもんだよ」とのこと。なるほど、それにしても見事に旨い。

ちなみに昔、地元金武町のコンテストで賞を取ったこともあるそうだ。食べた後だからなのか、沖縄B級グルメの永久王者であるタコライスのお膝元で賞を取るのも頷ける。

「これかけて食うともっと旨いよ〜」とビール片手の息子さんから勧められたデスソース。う・・・マイ・・・と顔から汗を吹き出していると・・・

「ごめんこれ忘れてたさ」と店の奥から笑って出てくる池原さん。なんとサルサソースもお手製!でもデスソースががが。息の合った親子劇を楽しませてくれました。

 

ここからは雑談

- お店の由来はなんですか?

これはね、前に気持ちの面でとても弱っていた時期があって。その時に那覇の曙にフクロウという占い屋があって。とても苦しい時期をそこに行ってから助けられたわけ。それでこのお店を開く時に名前を取ってもいいね?と許可をもらって「ふくろう」にしたわけさ。でも元々フクロウ自体が好きっていうのもあるよ。

- なるほど。もともとこのお店を開いたのは何か理由があって何ですか?

まあ、自分の居場所が欲しかったのが一番かね。ここにお店を出して、9月で9年目になるよ。

ーよく見たら店内はフクロウのオブジェがいっぱい・・・

これはみんな人が持ってきたやつだよ。」

ーこれは誰ですか?

わからん笑それも知り合いが持ってきたわけさ。商売の神様と言っていたけど、誰ね?
※仙台四郎さんという方だと後程判明。

基本的におでんとヤギ汁、ヤギ刺し。その他にも大根のわさび漬けや手作りスーチカー、骨汁など家庭料理を味わえるいいお店であった。もともと昼しか出していなかったエンパナーダは現在はいつでも注文OK。電話注文もでも受け付けているという。テイクアウトも可能だそうで、近いうちにまた再訪したいと思う。

 

おまけ

独特のジョッキの運び方をする池原さん。なお、歌がかなり上手らしく(常連さん&スタッフさん情報)、ステージに立って歌うこともあるのだとか。よく見たらカウンターには最新式のカラオケマシンが設置されていた。

また行きたい。

 

おでんふくろう
沖縄市安慶田3−7−1
16:00〜24:00(木曜定休)

 

ゲストライター

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燻しの吟
茨城県出身。沖縄市から頑なに出ようとしない移住10年目。自作の燻製とももクロ、それにビールがあれば僕は幸せさ。
 

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