沖縄で一番大吉がでる神社を見つけたい

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毎年、おみくじに断じられる1年の運命に翻弄されている人は少なくないのでは。そこで、県内著名5社の大吉発現率を調査。大吉が必ず欲しい人、必見だ!

いよいよ2015年がはじまりました。
この時期になると「あれ」が気がかりで夜も眠れない人も多いのでは?

「あれ」さえ良ければ、1年間、天にも昇る人生が約束され、「あれ」が失敗してしまえば、1年間、苦しみと悲しみに悶絶するどん底の人生が待っている。
たった100円で、日頃の自分の努力にも関わらず、神様が一方的に人生の全てを決めてしまうという理不尽の極み。

しかし、行けば買わずには居れない、芳醇な蜜の香り。人間の欲望に火をつけておいて、1年を断ずるという非情なゲーム。それはいわば神の罠。欲望に負けて買ってしまう私は、焚き火の光に誘われて燃え落ちる蝶のよう。

多くの人々の1年の人生を残酷なまでに決定してしまう「あれ」、そう、おみくじ!

毎年年始、多くの人がそんな屈辱を、甘んじて受け入れているのでは?
そう、みなさんと同様、私もすでにその日に向けて、コンディションを整え、スケジュールを調整、予算も確保。
その日、おみくじを手にする瞬間を何度もイメージしながら、もういてもたってもいられない。
大吉だろうか、いやいや欲をかいてはいけない、中吉、小吉でもいいじゃないか、小市民としての幸せはそこにあるんじゃないか?凶が出るかもしれない、ああ、凶が出たらどうしよう? 大凶が出たら、どこへ逃げればいいんだろう?神の魔の手の及ばない場所へ家庭も仕事も棄てて逃げるのか? あれ、末吉ってなんだっけ?
すでに神の籠絡の魔手に絡め取られているのです。

 

神への挑戦

しかし、ちょっと待てよ。
人類は神の前で、ただただ愚かであっていいんだろうか?
いまや人類は、宇宙の始まりを解き明かし、多くの病を克服してきたじゃないか?
おみくじも、人類の叡智をもって、攻略すべきではないか?
私は、県内有数の頭脳を持つ企画屋ではないか、おみくじ一つ攻略できずに何の企画屋か

では、おみくじ攻略とは何でしょう。
人生を神に委ねない、ならば、「おみくじを引く前に結果を見抜き、自ら最善の結果を生み出す方法を導き出すこと」ではないでしょうか。
おみくじのデータを収集し、統計的な傾向を把握し、その傾向を緻密に読み解き、次の一手を打つ。
つまり、

「大吉の出現率を計測し、もっとも大吉の出やすい神社仏閣を明らかにする」

ことで、人が人である尊厳が保てるのです!

今回は

「5箇所の神社仏閣でそれぞれ10のおみくじを引き、大吉出現率を調査」

します。

では、ターゲットとなる5つの神社仏閣を選定。
複数人の証言をもとに、初詣といえば多いであろう、以下の5社を選定しました。

・護国神社(奥武山)
・波の上宮
・出雲大社(古島)
・普天満宮
・成田山(中城)

新年になると神社は混み合うので、ちょっと気が早いが2014年年末に調査を開始。
この結果を見れば、大吉を引いて至極の1年を安心して送れないあなたにも間違いなく、成功できる!

では早速行ってみましょう。

 

購入

護国神社(奥武山)

年明けの準備の雰囲気満々です。

向かって右手の社殿におみくじ箱を発見。

1000円札を入れて、おみくじを10枚ゲット!

そういえば、せっかく来たのだから、本プロジェクトの成功を祈って柏手の一つも打っていくかと思いつつ、思いとどまりました。
いやいや、ここは神々のレースなのだから、出走者に成功を祈るのはいかがなものか?
そこで、本レースで大吉出現率1位の神様にだけ手をあわせることに。
なので、おみくじだけ購入して、早々に引き上げました。

 

波の上宮

正月に向けてせっせと出店の準備をしている様子。

本殿に登ると、琉装の記念写真パネルがあったので、一応、記念写真をぱちり。

英語付き、台湾語(繁体字という意味でしょう)付きの二つがあります。
どっちでもいいんだけど、よりポピュラーっぽい英語付きを選択。

1000円札を入れて、おみくじを10枚ゲット!

 

出雲大社(古島)

古島MaxPlusの隣にひっそり佇む出雲大社。。

本殿右手の社殿におみくじ箱。

出雲大社のおみくじには、金色の極小フィギュアが付いてきます。
その分、ちょっとだけプレミア感がありますが、本レース主催者としては、そんな甘言には惑わされません。 淡々と購入し、そそくさと現場を後にします。

1000円札を入れて、おみくじを10枚ゲット!

 

普天満宮

おみくじは、自動販売機と穴空き木箱販売の2つ。千円札で買いたいので穴空き木箱販売の方をチョイス。

まだ年を明けていないのに、なぜか普天満宮は何か人の往来が多い。
千円札入れて、10枚数えるという動作が、なんとなく気が引けてしまいます。
しかし、神の真価を問うという歴史的なプロジェクトなのだからと、いつか世界が私に感謝する日が来ると、自分を励まして次へ。

 

成田山(中城)

中城にある成田山。那覇からも初詣客は多い。

なかなか目つきの悪い神様が迎えてくれます。

中城湾を見渡す景色も絶景。
境内に登ってもおみくじ箱がない。

建物の中に入ると、お札などを準備する関係者の気配。何か後ろめたい気がする。
逃げちゃダメだ、逃げちゃメだ。
成田山にはおみくじが4種類。比較的無難そうな七福神おみくじで。

千円札を入れ、10枚購入したら、ダッシュで立ち去ります。背後で「ありがとうございました〜」の声が聞こえたような気がします。

 

開票

会議室の大テーブルを前に、深呼吸をし、ミネラルウォーターで体内を清め、手を合わせます。
何せ、いよいよ神の企みを暴く瞬間なのです。緊張感MAX。

では、いよいよ一枚一枚を開ききます。
訪問順に一枚一枚開票。

護国神社から。小吉、末吉、小吉、小吉、おや、おやおや?大吉が出ないぞ?
何ということだ、神がこんなにも冷酷だったなんて。
「大吉」という一言で救われる人類のことなど、気にもとめていないのか?

出現結果を、私の最新鋭コンピュータMacbook Airの、世界最高峰の表計算ソフトExcelに投入。
冷徹なまでの正確さで、開票は進みます。

進むうちに、ようやく大吉が出始める。
おや、おやややや?!今度は大吉ばかり出るぞ。
どうやら、神は「公平」には興味がなさそうだ。

出雲大社と、成田山にはおまけが付いているのですが一個一個外します。

当初、全て同じ割合になり、企画自体がつまらなくなることを危惧していましたが、あっさり払拭。
むしろ、神のえこひいきが垣間見えてきました。

 

小吉と末吉と心強さと

Wikipedia「吉凶」によれば、神社本庁公式の『神道いろは』の順位は、
「大吉・吉・中吉・小吉・末吉・凶」
だそうなので、これに準じることとします。

へ〜〜、吉の位置が超意外。

 

結果と分析

正直、早朝の会社で一人でやっているのでちょっと寂しい感は否めません。
前人未到のプロジェクトに孤独は付き物。
意外と時間がかかり、出社時間になり、来る社員来る社員に「なにやってんの?」
その説明のし難しさもハンパありません。

そんな葛藤と戦いながらも、

開票結果は、、、、

だららららららっららららっらららっららら

じゃん。これ!

まず、大吉発現率は
1位:60% 出雲大社
2位:50% 波の上宮、成田山
4位:40% 普天満宮
5位:0% 護国神社

出雲大社は過半数を超える大盤振る舞い。
2、3、4位も50%、40%と以外に出現率は高かった。
驚きは、護国神社だ。驚異の0%!
そこに神のどんな企みがあるというのだろうか?

さらに、上位の大吉と吉、下位の小吉と末吉を合計して出現率を簡素化してみると、、、
じゃん!出現傾向に明らかな差異が!

出雲大社、波の上宮、普天満宮は、真ん中が落ち込むV字型と無難な結果。
問題は、成田山と護国神社です。
成田山は、左肩上がり。護国神社は、明らかな右肩上がり。この2社でX型になる。
そう、成田山は全体が好意的であり、護国神社は悪意さえ感じられます。(※筆者の個人的な感想です)

 

結論

以上の結果から導き出せる結論は、

●大吉を引きたい人は出雲大社へ。
●大吉でなくともいい結果を引きたい人は成田山へ。

ただ、
「神の力になんか頼らねー!俺は俺の力で本当の大吉をもぎ取ってやるぜ!」
という人は護国神社に果敢に挑むのも男らしいかもしれません。

ちなみに、弊社のマドンナ・末松ちゃんに聞いてみました。

・誰でも大吉が引ける安易な道を選ぶ男
・絶望的な中で果敢に大吉に挑む男

どっちがいいか?

「挑戦する男が好きです」

とのことでした。

 

ゲストライター

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沖田民行
東京出身だけど親父が大宜味村出身。沖縄在住そろそろ20年。電子書籍プロデューサー、沖縄インターネット白書編集長、電子書籍『逆立ち幽霊』、Podcast『猫に情報文化論』主宰。最近の趣味は、沖展で時代劇ポスター展示することと、 自分の曲を人に無理無理聞かせること。
 

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