2017.06.29

国頭村民ふれあいセンターのパネル展示は国頭小ネタの宝庫だった

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国頭村役場の隣にある国頭村民ふれあいセンターで展示されていたパネルが国頭小ネタの宝庫だったのでご紹介したい。

国頭村民ふれあいセンターを訪れた

先日取材で沖縄本島最北端の国頭村を訪れたときのこと。
国頭村役場の隣に「国頭村民ふれあいセンター」という真新しい立派な建物ができていたので入ってみました。(外観は撮り忘れましたすみません。)

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琉球大学と名桜大学のサテライト国頭キャンパスとしても使用されており、1Fに図書館、2Fに研修ホールなどが入っている建物だったのですが、1Fに置かれていた手作りパネルがなかなかおもしろかったのでご紹介したいと思います。

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アダンの葉で作られた昔の玩具

ちなみに1Fの図書館も郷土書の品揃えが豊富で、木のぬくもりがあたたかい雰囲気の素敵な場所でした。
時間があればここで日がなゆっくり読書したいぐらい。

そして、こちらが1F奥に設置されていたパネル。

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「国頭村の歴史を文化」というテーマで32枚のA4用紙が貼り付けられています。
安田のシヌグや奥間の獅子舞、楚洲の大ツツジなど、まつりや自然などを解説したものなのですが、いくつか気になるものがあったので以下に大きくご紹介しましょう。
 

気になった小ネタBEST3

・蘇れゴジラよ

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 宜名真の国道58号線の座津武トンネルから北へ向かった海岸線には「ゴジラ岩」と呼ばれる岩があり、かつては観光客に人気があった。かつてというのは、現在は頭の部分がないからである。復帰前後の道路工事の際に頭の部分が落ちたといわれている。
 ゴジラは今や世界的なスターである。ぜひゴジラ岩を復活させて国頭村の新しい名所になってほしい。

・戻る道

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所在地:国頭村字辺戸
 宜名真集落の背後にある山の断崖には、通称「戻る道」と呼ばれるところがある。今では車で通れるが、かつては人がすれ違うことも出来ないほどの狭い道で、どちらかが必ず道を譲らなければならなかった。そんなことから名の由来があるが、現在の道の基礎を築いたのは、1913年(大正2年)当時、辺戸尋常小学校の校長だった當山正堅先生でした。當山先生は拡張工事を住民に呼びかけ、住民と一緒になって難工事に挑み、宜名真集落の発展に大きく貢献した。このため、宜名真集落では當山先生の碑を建立し、今もその遺徳をたたえている。

・幻の泡盛 黄金の露

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 かつて国頭村宜名真にありました宜名真酒造所の「黄金の露」です。ラベルの文字を見ると右読みになっていて、ローマ字でも表記されています。図柄からは茅打ちバンタ、安須森(黄金森)を思わせ、「風味絶佳」「一杯美味」「延嘉長」等の縦文字からは縁起があって宜名真の素晴らしい豊かな恵みが入った泡盛だと感じさせてくれます。歴史を知る上で貴重な一品です。
 また、国頭村浜にも、かつて与儀酒造所があり「かねよ」という泡盛がありました。

というわけで国頭小ネタBEST3でした。
どれも気になるのでそれぞれの小ネタについて、いつか詳しく取材してみたいと思います。
やはりたまにやんばるを訪れるといろいろネタが転がっていて面白いですね。めっちゃ遠いけど。

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