2011.06.20

沖縄野菜で染物を

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
沖縄の野菜などを使ってどこまで染物ができるのか?

沖縄には紅型をはじめ様々な染色方法がある。
藍染め、フクギ染め、柿渋染めなどなど。
豊見城市にはウージ染めというのもある。サトウキビの葉を使い染色するのだ。

ダジャレから思いついた

実はこのネタ、ダジャレから思いついた。
それは、ハンダマとカンダバーでバンダナを染めるという、どうしようもない思いつきだ。

植物の葉や皮、根などで染めることを草木染めというらしい。
天然素材なのでそれぞれ色が違うとか。

somemono_05.jpg
無印良品のふきんを染めたいと思います。

思いついたまま放置していたので、今回は沖縄の野菜などを使って染物をしてみたいと思う。
前回、沖縄野菜を使った工作はコチラ(オキナワ野菜でハロウィンを)。

基本的な流れは、染液を作るため煮出す→染液でふきん煮る→媒染液に浸ける→水洗いして干す→完成。
わからないところはgoogle先生に聞きながら進めていけば大丈夫!

ハンダマ

ハンダマ
水前寺菜、もしくは金時草ともいう。
寒さに弱いので内地ではあまり見かけないかも。緑と紫のキレイな葉っぱが特徴。
茹でて和え物にしたり、豚肉と炒めたり。ちょっと苦味がある。

somemono_01.jpg
これの3倍で120円。安くて栄養豊富で美味しい。

somemono_02.jpg
グツグツ茹でる。
somemono_03.jpg
火が通るとヌメリが出てくる。

茹でると茹で汁が紫色になるハンダマ。豚肉と炒めると肉が紫に染まる。

somemono_04.jpg
いい色がでた。

ザルで濾して茹で汁だけ使う。

somemono_06.jpg
ふきん投入。輪ゴムで縛って柄を付ける。
somemono_07.jpg
約15分煮る。

媒染液というのは染料を繊維につなぎ止める役割。
こいつに浸けることで色止めができるわけだ。
この媒染液、今回はミョウバンを使ったが、錆びた鉄釘と酢を混ぜて作る酢酸鉄というものもあるらしい。

somemono_08.jpg
媒染液を用意する。
somemono_09.jpg
浸して10分くらい待つ。ミョウバン溶けきってないけど気にしない。

さて、余ったミョウバンの使い道がわからない。ネタになる使い方があったら教えてください。

カンダバー

カンダバー
かずらの葉っぱ。さつまいもの葉っぱといえばわかりやすいだろうか。しかし普通のさつまいもと違う品種のようだ。

沖縄県外で、カンダバーを見かけることはないと思う。検疫の関係で県外には持ち出せないのだ。
県内飲食店でも、カンダバーの名前がついた料理は、あまり見かけない。というか今まで見たことがない。
スーパーなどでは普通に売られているのだが。
味噌汁の具にしたり、炒めて食べるのが一般的。クセがなく美味しい。

somemono_10.jpg
大量に入ってて70円。安い。

somemono_11.jpg
少々青臭い。
somemono_12.jpg
しんなり。だいぶかさが減った。

somemono_13.jpg
あら美味しそう。

 

somemono_14.jpg
あまり染まる気がしないが...
somemono_15.jpg
うっすら色づき始めた。

somemono_16.jpg
色落ちした?

さんぴん茶

さんぴん茶
野菜では無いがお茶でも染めてみる。沖縄のお茶といえば、さんぴん茶。
いわゆるジャスミン茶であるがちょっと違うみたい。中国語のシアンピエンツァー(香片茶)がなまってさんぴん茶になったそうな。ジャスミン茶はもう少し香りが強い気がする。

お茶等で染めるのは、紅茶染めやコーヒー染めが有名だろうか。
うっちん茶で染めようと思ったが、ウコン(うっちん)染めというものもあるらしいので、今回はさんぴん茶で染めてみよう。

somemono_17.jpg
原産国は中国なのね。

somemono_18.jpg
キッチンに漂うさんぴん茶のかほり。
somemono_19.jpg
普通に飲みたいさんぴん茶。
somemono_20.jpg
うわ!スゴい染まってる!
somemono_21.jpg
これは期待できる。

ドラゴンフルーツ

ドラゴンフルーツ
別名:ピタヤ。サボテンの果実である。
沖縄で売られているものは、果皮は赤。果肉は赤と白の2種類ある。
素人目からは外見で赤白の判別はできないのでは。
果肉だけが食べられると思ってる方も多いと思うが、実は果皮も食べられる。蕾は天ぷらにすると美味しい。
 

somemono_22.jpg
シーズン前なので1つ500円!実験で自腹で払うには高いよ!

somemono_23.jpg
赤というかショッキングピンク。
somemono_24.jpg
この色よ。

赤いドラゴンフルーツを切ったあとのまな板は大変なことになる。
木のまな板だと繊維に入り込んで洗っても落ちない。服に付いてもなかなか落ちない。
手についても1度洗っただけでは落ちない。それだけ強烈な赤だ。これは期待できる。

somemono_25.jpg
ドラゴンフルーツを煮たことがある人は少ないと思う。

somemono_26.jpg
色が抜けて赤では無くなった。
somemono_27.jpg
赤く染まりますように...

それぞれ水洗いして乾燥させた完成品がこちら。

染色完

somemono_29.jpg
ハンダマ染め。
somemono_30.jpg
カンダバー染め。

まずはハンダマ染め。
煮汁は結構濃い紫色だったのだが、染めてみるとワインのシミみたいな色。説明が難しい色だ。
簡単に言うとピンクに少し茶色が混ざっちゃった!みたいな色です(分かりにくい)。
カラーコードで言うと、#f5b1aa 珊瑚色に近い。

次はカンダバー染め。
まったく期待していなかったが、黄色っぽくうっすらと染まった。
2、3回染めれば綺麗な色が出る気がする。
カラーコードで言うと、#f2f2b0 女郎花に近い。女郎花(おみなえし)って初めて聞いた。コレgoogle日本語入力で1発変換される。スゴい。

somemono_31.jpg
さんぴん茶染め
somemono_32.jpg
ドラゴンフルーツ染め。

さんぴん茶染め。これは染まるとは思っていた。もったいぶらずに茶葉を大量に使ったのも関係するんだろう。
染めたいならさんぴん茶オススメです。
カラーコードで言うと、#eec362 玉蜀黍色に近い。玉蜀黍色(とうもろこしいろ)コレも1発変換された。スゴい。

ドラゴンフルーツ染め。あれだけまな板を染色するのだから、ふきんくらい簡単に染まるだろうと思ったが弱い。
キレイな薄いピンクには染まったけど、あの赤は出なかった。
カラーコードで言うと、#f6bfbc 虹色に近い。

※カラーコードは日本の伝統色を参考に。

まとめ

somemono_33.jpg
並べるとかわいい。

染め方が合っているのかわからないが、なんとなく染まった。
人工的な色とは違い、柔らかい風合いに染まる天然素材は難しくもあり、それが楽しくもある。

ここには出さなかったが、実はゴーヤーも染めようとして、染液までは作った。
が、まったく色が出なかったのだ。ゴーヤー品薄で高いのにもったいないことをした(半分使用)。

今回の実験はかなり楽しめた。
季節が変わり、また違う野菜や果物が出回ったら再び挑戦したい。

お子さんの夏休みの自由研究にいかがでしょうか?

月間ベストワースト受付中

関連する記事

フォローしたらいいことあるかもよ

DEEokinawaの新着記事や裏話、面白写真などが毎日届くかもしれません。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright©DEEokinawa All Rights Reserved.
このウェブサイトに掲載のイラスト・写真・文章の無断転載を禁じます。すべての著作権はDEEokinawaに帰属します。

ページのトップへ