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【大人の工場見学】トラックいっぱいのサトウキビはどこへいくのか?

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今の時期沖縄の風物詩として見られるのが、刈り取られたサトウキビを沢山積んだトラック。これらのサトウキビはどこへ行ってどのような加工をされているのでしょうか?

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今の時期沖縄の風物詩として見られるのが、刈り取られたサトウキビを沢山積んだトラック。これらのサトウキビは製糖工場に運ばれるわけですが、サトウキビがどのように加工をされて製糖されていくのか、製糖工場を覗いた事のある方は意外に少ないのではないでしょうか。

そんなわけで今日の記事では製糖工場に見学に行ってあのトラックいっぱいのサトウキビが運ばれたあとどのような事になっているのか、レポートしたいと思います!

 

製糖工場に行ってきた

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今回おうかがいしたのは豊見城市にある「翔南製糖株式会社」さん。前身会社「琉球製糖」の創業はなんと昭和26年という60年以上も続く製糖会社さんです。普段は製糖工場の見学は受け入れていないそうなのですが、今回は特別に見学の許可をいただきました。

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お話をうかがって
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ヘルメット装着

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工場の前にはサトウキビを積んだトラックが長蛇の列。それでは刈り取られたサトウキビがどのような経過を経て、砂糖になっていくのかサトウキビの加工の様子を順を追って紹介していきましょう。

 

サトウキビを集める集積場

まずサトウキビを積んだトラックを計量します。

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このとき積まれたきびの一部を採取して糖度を測ります。

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サンプリングのキビは手作業で葉を落とす
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細かくしたサトウキビを容器に詰めます

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上の機械がサトウキビの糖度を測るもの。赤外線を当てて糖度を測る機械なのだそうです。計測されているサトウキビの糖度は15.1。サトウキビは品種や収穫の時期によって糖度はまちまちなのですが、このサトウキビは糖度が高い方らしいです。

サトウキビの糖度と重量によって買い取りの値段が決定します。

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測量の終わったサトウキビは集積場へ。サトウキビは収穫の形態が三種類あって

・サトウキビの葉がついた状態のもの
・サトウキビの葉もきちんととられたもの
・ハーベスターという機械で収穫されたもの(これも葉はついている)

という風に分かれているのだそうです。

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集積場への入り口にもサトウキビに葉がついているかどうかの確認を促す標識が。葉っぱがついているものは製糖工場の隣にある施設で葉っぱを取り除く作業が必要です。

持ち込まれるサトウキビは葉がついていてもいなくても買い取り料金自体は同等ですが、葉のついたものは脱葉料金が別途かかるというシステムなのだそうです。

 

砂糖ができるまで

次に集積されたサトウキビがどうなっていくのか見ていきましょう。

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このタンクみたいなやつはサトウキビから汁をとるための機械。細かく刻んだサトウキビをお湯に浸して砂糖汁をとります。料理で出汁を取る要領ということ。

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細かく刻んだサトウキビが機械に入ってく
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これは絞りかすをさらに絞り出す機械

ここで砂糖汁絞りとった絞りかすは「バガス」と呼ばれて再生紙の原料になったり工場のボイラーの燃料として使われます。

 

それではサトウキビからとられた汁がどうなるか見ていきましょう。

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絞りとった砂糖汁はまだ不純物が多いため、加熱しながら石灰を加えて不純物を沈殿させます。上の写真はそのタンクです。

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石灰で沈殿させた不純物は畑の肥料として使われるのだそうです。

 

不純物を取り除いた砂糖汁は濾過されて次の機械へ。

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この機械は砂糖汁を煮詰める機械。タンクの中を真空に近くして沸点を下げながら、蒸気をつかって砂糖汁を煮詰めていきます。

 

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タンクの窓からカラメルみたいな色の砂糖汁が見えます。

 

この機械、まわりは木でできていて、どことなくレトロな風貌。

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それもそのはず。プレートには「1928」の文字が。この機械1952年にハワイで使われなくなった製糖工場の機械を導入した時のものなのだそうです!1928年製の機械が現役ってすごいですよね!

製糖工場は12月から3月までが工場稼働期で3月中旬からは12月まで機械をバラして、一つ一つの部品をメンテナンスして次の12月の稼働に備えているだそう。そこまでメンテナンスに手をかけているので長い間設備が使えるのだといいます。

 

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煮詰めた砂糖汁はつぎに「シード」と呼ばれる砂糖の結晶をいれて、さらに加熱して結晶を大きくしていきます。上の機械はさっきの煮詰めてる機械と同じように見えますがこっちは砂糖の結晶をいれて加熱している様子。

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これは遠心分離器。
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これもなんかレトロな感じ。
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動いていなかったけどできあがった砂糖を攪拌
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砂糖を運ぶベルトコンベア

最後に結晶化したものを遠心分離器にかけて、砂糖(原料糖)と糖蜜に分けます。糖蜜は県内では家畜の飼料として使われたり、県外ではアルコールの原料としてつかわれるのだそう。

 

できあがりの砂糖を見てみよう

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それではできあがった砂糖を見にいきましょう。

 

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どーん!

後ろの砂山、これ全部砂糖なんです。こうやってできた砂糖は「原料糖」と呼ばれ内地に船で出荷され、出荷先で一度溶かして濾過などを繰り返しグラニュー糖などの砂糖になるのです。

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見た目は砂山
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倉庫内の重機も砂糖まみれ

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折角なので原料糖を味見させてもらいました。口に入れると確かに甘い!どちらかと言えばザラメや三温糖みたいな甘みのしっかりとした砂糖です。

ちなみにこれだけ砂糖があるとアリが寄ってこないか気になる所なのですが、この砂糖の山にアリが来てもアリは砂糖に体液をとられて死んでしまうために危険を感じて寄ってこないのだとか。

 

サトウキビの旅、終点

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以上製糖工場での製糖の様子でした。サトウキビが持ち込まれてから砂糖になるまではだいたい24時間程度。今のような課程を経てサトウキビは砂糖になっていきます。

翔南製糖さんの工場の稼働は3月19日まで。それ以降は工場はお休みして、機械のメンテナンスやサトウキビ農家の方への生産指導などをおこないながら次の製糖期の準備をするのだそうです。

知ってそうで意外に見たことがない製糖の様子、皆さんいかがでしたでしょうか?
ちなみに私は工場のスチームパンクな様がものすごくツボでした!

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工場見学を受け入れてくださった翔南製糖様、工場を案内して頂いた砂川様ありがとうございました!

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