2012.04.24

マラソンで泡盛は美味しくなるのか

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泡盛は振動を与えると熟成が進みまろやかで美味しくなるという。ちょうど古宇利島マジックアワーRUNがあったので、泡盛を持ってハーフと11kmを走ってみました。はたして味は変わるのか。

先週末、今帰仁村で開催された『第2回 古宇利島マジックアワーRUN』
昨年第1回大会が開催される予定だったのですが、あの東日本大震災の翌日だったためやむなく中止に。

※ちなみに幻となった第1回大会を勝手に走ってみた記事はこちら。
幻の「第1回古宇利島マジックアワーRUN in 今帰仁村」を勝手に走ってみる

今年は無事開催となり、私もやんばるたろう氏含む友人数名と参加してきました。
もちろんそこはDEEですから、ただ走るだけじゃございません。
とある検証を行うためコレを持って走ることに。

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THE 泡盛(3合瓶)
 

泡盛は振動を与えると美味しくなる?

実は現在、沖縄国際大学で泡盛マイスター協会の寄付金講座「琉球泡盛学」を受講しているのですが、その授業の中で泡盛は振動を与えると熟成が進むというお話がありました。
車のトランク、バイクの荷台、ピアノの中、この三ヶ所に泡盛を入れておいたところ、バイクの荷台に載せていたものがいちばんまろやかで美味しくなっていたそうです。

それならば、泡盛を携えてマラソンを完走すれば美味しくなるのではないか、と。

私は11kmの部でのエントリー、やんばるたろう氏はハーフマラソンの部でのエントリー。
そのまま何もしないで置いておいたものとあわせて3種類、完走して飲み比べ、祝杯をあげようではないか!

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銘柄はもちろん大会の開催地、今帰仁酒造さんの『美しき古里』で決まり。
古酒20%・新酒80%の割合で配合されており、まろやかで美味しい泡盛です。

というわけで検証開始。
 

会場の様子

今回のマジックアワーRUNは、ハーフマラソン・11kmの部あわせて約3,600人がエントリー。
あいにくの雨模様ゆえ大会名に冠したマジックアワーの空の色は望めそうにもありませんが大会決行です。

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雨模様なので体育館にひしめきあう参加者
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月桃マッサージなるブースも

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メインの芝生会場ではたくさんの飲食テントブースが並んでおり、そのなかには今帰仁に本拠地があるあのビックアイスのワゴンも。でも雨で寒かったので今回は食べませんでした。
参照記事:BIC ICEの真相に迫れるか!?

いよいよ号砲の約1時間前。三合瓶を片手に準備運動のエアロビクスに参加。
軽快なリズムと爽やかなインストラクターの号令ににあわせて三号瓶を振りかざします。

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ワンツー
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ワンツー

若干、この時点ですでに周りの目が痛いのは気のせいでしょうか。
 

小雨のなかマラソンスタート

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気持ちを強く持っていざ出走。しかし私の表情が死んでます。

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私は持っていたてぬぐいで三合瓶をぐるぐる巻きにして持つ作戦に。

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16:20、先にハーフマラソンの部がスタート。
落として割ったりしたら大変なので慎重に握りしめて出走。よい子は真似しないでね。

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つづいて16:30に11kmの部がスタート。
序盤は小雨になり、気温も低めだったのでマラソン大会のコンディションとしてはまずまず。

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沿道からの応援に励まされます
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牛からの応援にも励まされます

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給水ポイント。間違っても小脇に抱えた泡盛で水割りとか作っちゃいけません。

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ハーフの部は、ワルミ大橋を渡り古宇利大橋まで行って折り返し。
晴れていたらここの海の色は本当にきれいなのですが、この日は雨で残念。県外からのランナーにも見てもらいたかったです。

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ワルミ大橋からの絶景
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この月桃アロマシャワーがめちゃくちゃ気持よかった!

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11kmの部はワルミ大橋を渡りきったとことで折り返し。
じわじわと三号瓶の重さが腕にきています。思うように腕をふれないので走りにくい!

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後半、雨がきつくなってきました。うううう泡盛が重い。捨てたい。

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雨と汗でボロ雑巾のようになりつつも、11kmの部なんとか無事完走!
タイムは1時間55分でした。
続いてハーフの部のやんばるたろう氏も制限時間ギリギリながら無事完走。

というわけで11kmと21km(ハーフ)走る間泡盛に振動を与えたわけですが、さあ果たして味は変わったのでしょうか。
 

いざ飲み比べ

この日は今帰仁のおとなり、本部町にあるペンションパパラギ王国さんにて宿泊。
マジックアワーRUNに参加した友人らとマラソンの労をねぎらい、BBQを楽しみつつ一緒に泡盛を飲み比べてみることにしました。

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見た目は特に変化なし。

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持って走った瓶に関しては文字が消えてしまいましたが、右からそのまま、11kmの部、ハーフの部。
ハーフの部のラベルの乱れ具合がその過酷さを物語っています。

では飲み比べてみましょう。

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「・・・・・・」
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「・・・・・・」
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「・・・・・・」
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「・・・・・・」

結果:どれも同じ味

一つめのグラスを飲んだ時に「おお!なんかまろやか!?」と思って期待したのですが、他のグラスの泡盛も同じ味でした。
古酒が20%含まれていることからくるまろやかさだったようです。
 

泡盛マイスターにも聞いてみた

後日『琉球泡盛学』の授業で泡盛マイスターである講師の方に、どの程度の振動を与えれば泡盛の味が変わってくるのか質問してみました。

マイスター)
そうですね、いちばんいいのは微動ですね。酒造所でステンレスタンクで貯蔵するところは音楽を聴かせたりして、その微妙な音の振動でやったりしていますね。甕(かめ)貯蔵の場合は、たまに揺すってあげないといけない。

まあ時間的には、すぐには変わらないですよね、年月かけないと。古酒っていうのは3年が目処だから3年ぐらいかな。
それからあまり振りすぎると、熟成はアルコールと水の成分が結合して進むものなので、めちゃくちゃに振ってしまうと逆にその結合が分離して荒く(まずく)なってしまうこともあります

というわけで、泡盛を持ってマラソンを走っても、味が変わらないどころかせっかくの泡盛がまずくなってしまう可能性がある、という結果とあいなりました。

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がんばって走ったのに、無念...。
みなさん、泡盛を熟成させたい場合は、マラソンではなく車のなかやバイクがおすすめです。

ちなみにマジックアワーRUNはとてもいい大会でした。また来年も参加するぞー!!(別のネタを仕込まねば)

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