いちゃがりがりで早食い対決/ジャンボいちゃがりがりに挑戦する

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前回記事としてまとめた「いちゃがりがり」。今回はTV収録ということで調子に乗っていろいろお願いしてみた。

この記事は先週のいちゃがりがりの記事の続きです。まだ読まれていない方は先に読んでおいた方がわかりやすいかもしれません。

というわけで前回は「いちゃがりがりの固さの謎に迫る」と銘打って、宜野座村にある新里食品さんより沖縄県内で最も固いお菓子である「いちゃがりがり」がどのように作られているかをお届けしました。


(冒頭でいちゃがりがりを食べるシーンの撮影。これだけで6テイクくらいいちゃがりがり食べた)

前の記事の最後の方に書きましたけどこの企画、沖縄の琉球放送さんの番組「ウチナー紀聞」とのコラボでして取材の様子を収録をされながら僕も取材をする、みたいな態で進められたのです。TV番組を見られた方は僕のうさんくさい半笑いをご覧頂けたと思います。

天下のTV取材…ということは普段お願いできないようなことも多少は聞いてもらえるんじゃないだろうか…。ということでいちゃがりがりを作られている新里さんに2つの無茶なお願いしてみました。今回はその様子をお届けしたいと思います。

 

いちゃがりがり早食い対決はできるのか

先回のインタビューで「いちゃがりがりは自分ではそんなに固いと思っていない」とおっしゃっていた新里さん。それならば…ということで「いちゃがりがり早食い対決」を申し込んでみました。


(わざわざ工場のテーブルと椅子を出してもらいました)

幼少の頃からいちゃがりがりを食べ続けてき新里さん。しかし、僕もずっといちゃがりがりでネタをやってきた身。いちゃがりがりに対する想いは負けていないつもりです。

ルールですが、いちゃがりがり5本とペットボトルの水を用意。先にいちゃがりがりを全部食べた方が勝ちです。ルール含めてぶっつけ本番でやってみることに。

というわけでスタート。

固い…。
新里さんも真剣そのもの

いちゃがりがりを食べたことがある皆さんはご存じの事かと思いますが、いちゃがりがりは半端ない固さです。早食いなのに1本食べては水で流し込むというなんだか静かな戦いが繰り広げられました。

黙々と食べる二人。いちゃがりがりを食べる「ガリガリ…」という音だけが鳴り響きます。

そして勝負は…

僕の辛勝(タイム:03:46)!しかし、タイム的に全然早食いじゃない感じになってしまいました(TV放映時は早送りされてた)。

勝負を終えて新里さん曰く「やっぱ固いわ」

 

というわけでいちゃがりがり早食い競争についてまとめてみると

・早食い競争はできるけどかなり地味な戦い
・いちゃがりがりを作っている新里さんでもやっぱりいちゃがりがりは固い
・早食いするもんじゃない

という結論に達しました。あと、いちゃがりがりを急いで食べると口の中を切ります。口の中が割と血の味でした。

 

ジャンボいちゃがりがりは作れるのか

そして無理なお願いその2。これはずっと夢見ていたことなのですが

通常のいちゃがりがりは細かく切ったスルメが衣の芯として使われているわけですよね。

ならばスルメ1匹でいちゃがりがりを作ったら、ものすごく大きないちゃがりがりができちゃったりするんじゃないでしょうか?というわけで持参したスルメでジャンボいちゃがりがりをお願いしてみました。

これには顔を曇らせる新里さん。未だかつてそんな大きさでいちゃがりがりを作ったことはないそうです。しかしながら度重なるお願いに、やったことは無いけど特別に試してもらえることに。

大きなスルメの形そのままだとキレイに衣が巻けないらしいので、まずはスルメが棒状になるよう両端をカット。

スルメをハサミでカット
棒状になったスルメ。

そしてスルメに生地を巻き付けます。

スルメに生地を巻き付ける
棒状になった!

この大きさははじめてとのことでしたが、さすがいちゃがりがり職人。きちんと生地を巻き付けて棒状にできました。

まずは低温の油でじっくり30分程度揚げていきます。

そして30分後…

揚がってる!なんだかフライドチキンみたいな感じになりましたが、とりあえず見た目はきちんと揚がっているようです。芯となるスルメがかなり大きいので、揚げている最中に衣と芯が分離したりする可能性もあったのですが、ここまではうまくいった模様。

続いて高温の油で30分。大きいだけにきちんと固くなるのかが心配です。

30分後、油からジャンボいちゃがりがりを引き上げてみます。

割と良い色に揚がりました。油に入れたときはきちんとまっすぐな棒状でしたが、「く」の字に曲がってしまいました。スルメの剣先と足の接合部分が熱によって曲がってしまったようです。

油から上げて冷やされるジャンボいちゃがりがり。これでできあがりです。

そしていよいよ試食。僕が右手に持っているのがジャンボいちゃがりがり。左手に持っているのが通常サイズのいちゃがりがり。こうして比べてみるとその大きさが分かるかと思います。

それではうまくいっているのか試食してみましょう…。

…固ぇ!

しかしながら、味も固さも通常サイズのいちゃがりがりと比べても遜色なし。ということでスルメ1匹丸々でジャンボいちゃがりがりを作る事は可能であるという結果になりました。

これ1本5千円くらいでも売れるんじゃないかと思うんです。節分は恵方を向いてジャンボいちゃがりがりを食べればいいと思うし、土用の丑の日にはうなぎの代わりにジャンボいちゃがりがりを食べればいいと思うんです。

しかし、新里さん曰く「大変だったのでもう二度と作らない」とのことでした。

 

沖縄一固いお菓子の職人さんは割と柔軟だった

というわけで、沖縄一固いであろうお菓子「いちゃがりがり」。その職人である新里さんにTV取材にかこつけて無理を聞いてもらいましたが、これは怒られるかもしれない…というお願いも割と柔軟に対応してもらえました。

新里さん、本当にありがとうございました!

 

…ちなみに新里さんに「後にも先にも、もう二度と作る事はない」とまで言わしめた「ジャンボいちゃがりがり」はなぜかTVではオンエアされることはありませんでした。後で聞いたところによると、ジャンボいちゃがりがりを食べている僕がめっさ白目になっていたのでオンエアに耐えるものができなかったのだそうです。

せっかく一世一代の作品をオンエアできなくてごめんなさい!全部僕の白目のせいです!

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