2012.11.19

おかずアンダギーを開発する

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ポピュラーなおやつ、サーターアンダギー。その語源は「砂糖天ぷら」なだけに甘いのが特徴ですが、今流行の「塩スイーツ」として、いろいろなおかずを中に入れてみました。果たして。

沖縄県民のおやつ、サーターアンダギー。
お祝いの席に、ちょっとした集まりに、また子どものおやつにとあらゆるシーンで食される素朴なお菓子です。

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みなさま御存知の通りその語源は「砂糖天ぷら」なわけですが、最近は"塩スイーツ"やら"ケーク・サレ"やら塩味を効かせたいわゆる「おかずケーキ」的なものが流行っているので、サーターアンダギーも甘いスイーツとしてだけではなく、おかず系も案外いけるのではなかろうかとひらめいた次第です。
 

おかずアンダギー=おにぎり?

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ベースは「♪お母さんの味〜手作りの味〜」のCMでおなじみ沖縄製粉さんのサーターアンダギーミックス。卵ひとつ加えるだけでOKなので簡単便利です。

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というわけで、今回用意した具は6つ。
手軽に食べられるおにぎりを意識した具材を用意してみました。

(右上から時計回りに)
1. こんぶ
2. 梅
3. 油みそ
4. ポーク玉子
5. ツナマヨ
6. チーズ

ではさっそく作ってみましょう。

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ミックス粉と卵とサラダ油を混ぜるだけ
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粉気が無くなればベースの生地はできあがり

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おにぎりの要領で中に具を入れて包み込みます。これは梅。

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150℃程度に熱した低温の油でじっくりと揚げていきます。

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生地がべちゃべちゃしてやりづらかったので、スプーンで整形して油に入れる作戦。
左に椎茸みたいなのが見えますが気のせいです。

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同じ要領で全ての具材を生地で包み込み、どんどん揚げていきます。

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完成しま・・・。

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「・・・・・・。」

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サーターアンダギー。

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謎の物体たち。

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油みそが生地から飛び出て崩壊
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梅アンダギーは椎茸に変身

すみません、どうやら私にサーターアンダギーの才能は無かったようです。
ウチナーアンマーへの道のりは遠い。
 

気を取り直して試食

仕上がったものを見てちょっと気が動転しましたが、材料は間違いなくサーターアンダギーなのでほんのり甘いい香りがしています。6つのおかずアンダギーをそれぞれ試食してみることにしましょう。

<チーズ>

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思ったほどチーズがとろけず少し生っぽかったが、これは美味しい!
生地の甘さとチーズの塩けがほどよくマッチしている。これはもう少しうまく作ると絶対売れるレベル

オススメ度 ★★☆
 

<ポーク玉子>

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これも塩×甘のバランスが絶妙で、間違いなく美味しい。というかアメリカンドックそのもの。
ただ、ポークの味が濃く薄焼き玉子の存在感が希薄なのでもう少し薄焼き玉子を増やすといいかも。

オススメ度 ★
 

<ツナマヨ>

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これも鉄板と思いきや、ツナの味が薄いわりに魚くささが鼻についていまいちの味。
マヨネーズも油で熱されたことで嫌な油気が出てしまった。とはいえ、決してまずくは無いレベル。

オススメ度 ★★★☆☆
 

<油みそ>

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もはやサーターアンダギーの原型をとどめていない崩壊っぷり。
油みその味が濃すぎて油みそを食べている感覚。油みそ好きならありかもしれない。

オススメ度 ★☆☆☆☆
 

<梅>

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まず形状が完全に椎茸だったが、ちゃんと中はサーターアンダギーだったことにひと安心。
ところどころに散らばる梅肉にあたると、舌と脳に大きな違和感が残る。甘い・・・酸っぱい・・・。
そういえばスッパイマンでおなじみの上間菓子店さんから新商品「梅入りサーターアンダギー」が販売されてるらしい。是非勝負してみたい。

オススメ度 ★★☆☆☆
 

<こんぶ>

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割るとこんぶ。まんべんなくこんぶ。この違和感。
新たな和スイーツ誕生かと思いきや、こんぶの塩気が強すぎて生地と全然合っていない

オススメ度 ★☆☆☆☆
 

まとめ

というわけで今回のランキングを発表します。

1位:ポーク玉子
2位:チーズ
3位:ツナマヨ
4位:梅
5位:こんぶ
6位:油みそ

甘めの生地と、肉や程よい塩気はよく合うことがわかりました。
ポーク玉子とチーズはかなりイイ線いっていたのではないでしょうか。
一方で味の強すぎるものはお互いを殺しあうのでおすすめできません。

みなさんもなにかいい具材を思いついたら、オリジナルアンダギーを作って周りの人を驚かせてみてはいかがでしょうか。

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最後に参考のため買っておいた市販のサーターアンダギーでお口直し。
・・・うん。やっぱりプレーンがいちばん美味しいよ、お母さん。

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