2016.11.09

基地内ハロウィンが本気すぎる

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近年、日本でもハロウィンのイベントが定着してきた感があるが、在沖米軍基地内で行われている本場アメリカのハロウィンはやっぱりものすごく本気だった。

今年もハロウィンがやってきた

10月31日といえば、そう、ハロウィン。
もともとは古代ケルト人が発祥で、秋の収穫を祝い悪霊を追い出すための宗教的な意味合いのある行事でしたが、アメリカで民間行事として定着。近年は日本においてもすっかり定着してきた行事です。
ニュースなどで見ていると、首都圏では夜になると仮装した人たちでごった返すほどのにぎわいとなるとか。ミイラや魔女など定番の仮装に加え、最近はアニメのキャラクターなどの仮装も多く見られ、一大コスプレイベントのようになっています。

さてそんなハロウィーン。本場アメリカでは、やはりものすごく力を入れるイベントなのだそうです。
沖縄にあるアメリカ軍基地でも、ハウジングエリアと呼ばれる軍関係者の居住区で毎年盛大なハロウィンのお祭りが行われているのですが、そのお金と力のかけようは日本の比ではないそう。ということで今回、特別に見学させていただけることになったので、ハロィン当日の夜、いそいそと出かけてきました。

訪れたのはうるま市にあるキャンプ・マクトリアス。
軍事設備は無く、県内の中・北部の基地で働く軍人やその家族の住宅地(ハウジングエリア)となっている施設です。
ハウジングエリアであっても普段は基本的に居住者や関係者しか入れませんが、この日は外からの招待客も多くゲート前はすごい渋滞。ハロウィン渋滞ってあるんですね。

18時のスタートにあわせて到着する予定でしたが、ようやくゲートの中に入れたのは30分以上オーバーした18時40分頃。あたりはすっかり暗くなっていました。
ゲートで案内役の広報担当の方と合流し、いよいよ本場ハロウィンの世界へと足を踏み入れます。ワクワク。
 

いきなりのゾンビ襲来

まずはじめに訪れたのは、キャンプ・マクトリアス内にあるベクテル小学校前の広場。

ここにはホーンテッドハウス、いわゆるお化け屋敷が作られており無料で楽しめるとのことでした。入ってみたかったのですが大行列になっていたので諦めて周辺の様子を見てまわることに。
ホラー装飾を施した自家用車の前でキャンディを配るゾンビたちに遭遇。


元の顔が全然分からないゾンビメイクの花嫁


日本でもおなじみのミニオンは子どもたちから大人気

思い思いの仮装をした子どもたちが「Trick or Treat!」と口にしながらキャンディをもらっていました。どの子も嬉しそうでとてもかわいい!女の子はプリンセス、男の子はスパイダーマンやスーパーマンなどのヒーロー系の仮装が多かったです。


こんなちっちゃな子もTrick or Treat


こちらはホーンテッドハウスに並んでいた日本人グループ


車の後部座席を利用してちょっとしたアトラクションに


カーテンの向こうになにかいるらしく女の子が悲鳴をあげていました


いや怖いから


ほっこり系のドロシー仮装に癒やされる

小学校前という場所柄もあり、ここは子どもが多くわりと明るい雰囲気で楽しむことができました。
 

ハウジングエリアへ移動

小学校前広場を後にし、住宅が建ち並ぶエリアへと移動してみます。
道すがら、いろんなキャラクターとすれ違い。


これ本気の着ぐるみや!


クオリティの高さよ


シャカシャカいわせながら歩く子どもの恐竜

いかにもアメリカ!という感じのクオリティの高すぎる仮装衣装。
お金かかってるなあ。
 

住宅エリアの本気度もすごい

少し歩いて住宅が密集するエリアへ。
定番のジャック・オー・ランタンをはじめ、各家庭、思い思いのハロウィン装飾が施されています。

住宅の前でもチェアを出して子どもたちにキャンディを配っていました。


3メートルはあろうかという巨大バルーン


プロジェクターを使って外壁に映像を投影している家も


視線を感じて顔を上げると二階からじっとり見つめる黒猫の目


こちらは二階から巨大なスパイダーが

日本ではおおよそ見たことのないハロウィングッズがいっぱい。基地内のマーケットで売られているのでしょうか。電飾はもちろん、庭先でスモークまで焚いていたりしてめちゃめちゃお金がかかっていました。
そして私が見たなかでいちばん怖かったのがこちらの住宅。

 

中央左寄り付近に座っているジェイソンは本物の人間。チェーンソーを持ってゆっくり立ち上がり、あたりを見回す様子は仮装と分かっていても思わず背筋が凍ります。どうか来ないで...!

今年アメリカでニュースになっていたピエロも。アメリカのピエロ怖い。

少年たちは平気な様子で一緒に記念撮影していました。いやほんと怖いから。
 

基地内のハロウィンをお届けしました

というわけで、沖縄のアメリカ軍基地内のハロウィン当日の様子をお届けしました。
しばらくシーズンのあるクリスマスなどと違い、たった一日のそれも日が暮れてからの数時間だけのためにこれだけのパワーを注げるとは。季節ごとの行事を盛大に祝うアメリカならではの文化でしょうか。

後から聞いたところによると、今年は月曜日にあたったこともあって例年よりも装飾がおとなしめだったとのことでしたが、いやいや初めて見るぶんにはじゅうぶんすごすぎるハロウィンでした。いやほんと入場料払ってもいいぐらい。


足!

日本にいながらにして、本場アメリカのハロウィンを垣間見られた一夜でした。
誰でもが入れるイベントではないのですが、沖縄の基地内ではこんなイベントをしているんだなーと知るきっかけとなれば幸いです。
さいごにキャンプ・マクトリアス関係者の皆様、快く取材にご協力いただきありがとうございました!

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