この冬、ジーマミー湯豆腐のススメ

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ジーマミー豆腐はピーナッツが原料の豆腐だが、これを湯豆腐にしたらめちゃめちゃうまかったのだ。

冬到来、沖縄

いやー。いきなり寒くなった沖縄ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。この原稿をただ今、寒々とした事務所で震えながら書いてます。

さて、こんなに寒いと温かいものが食べたくなるわけですが、前々からちょっと思っていたことがあるので聞いて下さい。

沖縄の郷土料理に「ジーマミー豆腐」というものがあります。ジーマミー豆腐はジーマミー(ピーナッツ)で作った豆乳を芋などのでんぷんで固めたもので、ちょっと前に「ピーナッツアレルギーの観光客に分かりにくい」みたいな話も話題になりました。今は割とスーパーや土産物屋さんに注意書きが貼ってあったりします。

そんなジーマミー豆腐はタレをつけてそのまま食べるのが一般的な食べ方ですが、最近はジーマミー豆腐の揚げだし豆腐も居酒屋なんかで出ています。揚げだし豆腐がいけるならば…

湯豆腐にしてもいけるんじゃないかと思うんです。

というわけで本日はジーマミー湯豆腐を作ってみる、というお話です。

 

ジーマミー湯豆腐の衝撃

というわけで、湯豆腐です。まずは鍋に水を張って、昆布を入れて煮立たせます。

沸騰したら、ジーマミー豆腐を入れていきます。

さらにひと煮立ちさせて出来上がります。ジーマミー豆腐ってでんぷん的なもので固められているので煮たら溶ける気がしてたんですが、予想を良い方向に裏切られて少し煮たくらいでは全然溶け出す様子がありません。もっと凄惨なものを想像してたんですが…。

さて、こちらが本日皆様にDEEokinawaからご提案する「ジーマミー湯豆腐」です。

湯豆腐といえばポン酢。今回は沖縄っぽく、シークヮーサーポン酢を用意しました。

そして皆さん記事のタイトルからお察しかと思いますが…

このジーマミー湯豆腐…

めちゃうまだったのです。

温めたジーマミー豆腐は豆腐よりは柔らかな、なめらかな食感なのですがツルッといけるし、豆腐にはないジーマミー豆腐特有の濃厚さも後味に残ります。また温めたジーマミー豆腐とポン酢の相性も抜群でなぜこれがジーマミー豆腐の食べ方として広まっていないのかが不思議なレベル。

作り始める前に失敗した時の言い訳を50個くらい考えてたんですが、全く不要になりました。ほんと、これ皆さんオススメです!

 

初手で記事が成功してしまうことの功罪について

…はい。正直こんなにスムーズに成功してしまうとは正直思っていませんでした。

ジーマミー湯豆腐→煮たら溶ける→どれくらいの温度でつくればいいのか、みたいな流れを予想してたんですが、まさかの初手で大成功。これは1年に一度あるかないかの快挙なんですがこんなにうまく行ったら書くことがあんまりないんですよね。軽くパニックになった僕はスーパーに走りました。

…というわけで、続いて「ジーマミー湯豆腐はうまいなら、ジーマミー麻婆豆腐もうまいんじゃないか」について検証を続けたいと思います。

麻婆豆腐の豆腐をジーマミー豆腐に置き換えてレシピ通りに作ります。

ジーマミー湯豆腐は料理としてお店で出してもいいレベル。ではジーマミー麻婆豆腐はどうなのでしょうか?

うん。微妙。

別にまずいわけじゃないのですが、麻婆豆腐の餡の食感とジーマミー豆腐の食感が近いのでひたすら豆腐の無い麻婆豆腐を食べている感じ。これを食べるまで麻婆豆腐の豆腐の食感とか全然気にしてなかったんですが、あの頼りなさそうな豆腐の食感が麻婆豆腐では割と重要な要素を占めていることが分かりました。

微妙な結果が出て、ちょっと安心したところでもうひとつ試してみましょう。

「すきやき肉豆腐」です。

レシピでいくと、最初に豆腐を焼いて焼き色をつけるというのがあるのですが、ジーマミー豆腐はさらにプルプルするだけで焼き色がつかず。

仕方ないので、そのまま具材を入れて炒めます。

そんなこんなで完成したジーマミーすきやき肉豆腐。これはどうでしょうか?

よし。これも微妙。

こちらも麻婆豆腐と同様、豆腐の食感が無いので何かが足りない料理になりました。こちらは豆腐を焼くという工程が入っていて豆腐の食感をより固めにする感じだと思うので多分ジーマミー豆腐チャンプルーもあんまりおいしくないんだろうなぁということが想像できます。

順番が逆になっちゃいましたが、結果としては「ジーマミー豆腐を豆腐に置き換えると微妙だが、湯豆腐だとめっちゃうまい」ということです。

 

ジーマミー豆腐の可能性


ちなみに湯豆腐、ジーマミー豆腐のタレでも食べたけど圧倒的にポン酢がオススメです。

というわけで、要約すると「ジーマミー湯豆腐がめっちゃうまいからオススメ」って内容の記事だったのですが、豆腐料理で豆腐の食感が必要なものにはジーマミー豆腐はそぐわないということだと思われます。

逆に湯豆腐は重曹を入れてトロトロにしたりと、固い豆腐の食感よりもなめらかな豆腐を味わう傾向にあるためにジーマミー豆腐と相性が良いのだと思います。この傾向を押さえれば新しいジーマミー豆腐料理ができるんじゃないでしょうか(スンドゥブと)か。

いや、長々書いたうえにしつこいんですが、本当に「ジーマミー湯豆腐」。うまかったんです。皆さんこの冬はぜひジーマミー湯豆腐を!

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