- DEEokinawaトップ
- 特集
- 沖縄で柑橘類づくし
沖縄で柑橘類づくし
ミカンの秋がやってきた
(その昔mycoが「あたらしいたんかんのむきかた」で取り上げてますね。)
沖縄で有名な柑橘類と言えば、やはり有名なのはタンカンとシークヮーサーではないでしょうか。タンカンの季節はまだまだ先ですが、沖縄にはそろそろ旬を迎えるミカンもあるのです。
ファーマーズマーケットに行ってみるとミカンコーナーが設けられていて、沢山のミカンが販売されています。
という訳で、今回はファーマーズマーケットでミカンを沢山買い込んで、「おきなわ柑橘類食べ比べ」をやってみたいと思います。
今回のラインナップ
というわけで、ファーマーズマーケットからとりあえず柑橘系を集めてみました。
・四季柑
・シークヮーサー
・レモン
・タルガヨー
・カーブチー
・ライム
・温州ミカン
の7種類です。
因みにキンカンも売っていたのですが(沖縄でキンカンが育つなんて!)、一日おいたらぐずぐずに腐ってしまっていたのでラインナップから外しておきました。
食べ比べてみよう
四季柑(上)とシークヮーサー(下)
まずは四季柑とシークヮーサーから。シークヮーサーは和名ヒラミレモンで刺身に絞ったりという薬味的な使い方や(この記事では豚肉にかけてたり)、ジュースなどの加工品として広く出回っています。一方四季柑はカラマンシーという植物で東南アジアで開発された植物なのだそう。四季を通して収穫できるから四季柑なのだとか。
その昔、シークヮーサージュースに四季柑が入っていてちょっと問題になったりしてました。
さて、味の方ですがシークヮーサーは改めて味を伝えるのが難しい(シークヮーサーはシークヮーサーだし)のですが、ちょっと癖のあるレモンのような感じ。レモンよりもえぐい酸味がなくて、さわやかな味わいです。一方四季柑もほとんどシークヮーサー。ただ、大きさの違いなのかシークヮーサーの方が後味がミカンっぽい感じで、四季柑は酸っぱさが全面に出ている感じがしました。
レモン(右)とライム(左)
普通にファーマーズマーケットでも販売されていたので買ってきましたが、まぁ普通にレモンとライムでした。海外産のレモンってなんか後味がちょっと苦かったりするのですが、県産レモンは後味も苦くなくて、いい酸味がでていたように思います。まぁ気のせいかもしれませんが。
タルガヨーとカーブチーと温州ミカン
なんか外国語みたいなタルガヨーとカーブチー。これから旬なのは温州ミカンも含めたこの3つです。温州ミカンは私たちが一般的に食べている「みかん」の品種。
カーブチーは「皮が厚い」から由来する名前の沖縄在来種のミカン。
タルガヨーはカーブチーとオートーという沖縄在来種の交配種らしい。ウンジュ・タロガヨなど色々呼び名があるけど最近タルガヨーで統一されてきた気がする。
温州ミカンはまぁ普通のミカンなので、特に特筆すべき点はなし。カーブチーはその名の通り、結構皮が厚い。
味はミカンっぽい甘みがあるけど、少し水っぽいというかうっすらした甘みだった。あと皮をむいたときの匂いが結構独特。どちらかというとシークヮーサーとかに近いちょっと癖のある芳香がただよう。
タルガヨーは皮は温州ミカンと同じくらい。しかしこれがかなり酸っぱい!後味はちょっとライムに似た感じの味がした。酸っぱいけど結構癖になる味だったけど、ひょっとしたらもっと時間をおいたら甘くなるのかもしれない。
沖縄の柑橘類はこれからが旬(多分)
というわけで「秋がない」と言われがちな沖縄の秋の味覚、ミカンの食べ比べでした。しかし、後にも先にもこんなに柑橘類を買い込んだのはコレガ初めてで、これからしばらくは腐らないうちにせっせと買い込んだ柑橘類を食べようと思います。