2013.02.05

【建物探訪】那覇OPA

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国際通りのシンボル的存在のファッションビル、那覇OPA。安藤忠雄氏設計の、花ブロックを多用した白いモダンな建物が印象的。その那覇OPAが今年7月で閉店することになったそう。というわけで、建物をじっくりと探検してきました。

国際通りのど真ん中でひときわ存在感を放つファッションビル、那覇OPA
前身であるフェスティバルビルから改称し、1996年に那覇OPAとして新装オープンしたそうです。
およそ60店舗のテナントが入居しており、今も昔もオシャレ好きな若者たちのショッピングの拠点としてにぎわっています。

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しかし、その那覇OPAが営業不振を理由に今年7月で閉店することになったそう。
那覇OPAのほど近くにあるゲームインナハも昨年夏に閉店したばかり。道を挟んで向かいにあるマキシーも数年前から閉鎖したまま。歴史あるお店が軒並み姿を消していくのは寂しいものです。

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花ブロックを多用した特徴的な建物は、なんと建築界の巨匠、安藤忠雄氏の設計。
現在は白い壁面ですが、フェスティバルビルとして完成した当時はコンクリート打ちっぱなしだったそうです。当時としてはかなりモダンな印象の建物だったでしょうね。
 

フロア探訪

国際通りを歩いていて前を通り掛かることはあっても、実はこれまであまり中に入ったことが無かったので、今回建物をじっくり見てまわることに。

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地下1階、地上7階建て。最上階の7階は「がじゅまる広場」があるそう。

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この建物でまず特徴的なのは、どどーんと地下から屋上までを貫く広い吹き抜け。
しかも屋根はコンクリートではなく、幌のような素材を使用しているので、空の明るさがそのまま建物にとりこまれています。

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エスカレーター部分の無機質な金属感が、柔らかな印象の白い花ブロックとはまた対照的。

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実はこの建物内に吹き抜けは二箇所。
エスカレーターがある中央の大きな空間と、入口側にもう一箇所。どちらも1階から7階まで通じています。
大きなビルの中にいるはずなのに、まるで外にいるような感覚。自然の音や風も感じられる、そんな不思議な建物です。

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4階フロアからエントランスを見下ろしたところ。
けっこうな高さなので、高所恐怖症の人はご注意を。
 

神木ガジュマルがある空中庭園

最上階の7階、がじゅまる広場にやってきました。
なんと、そこにはこんなに大きなガジュマルが!

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国際通りのど真ん中、しかもビルの上こんな大きなガジュマルがあったなんて、これまでまったく知りませんでした。
ショップの店員さん、学生、親子連れ、いろいろな人がガジュマルの周りのベンチに腰掛けて休憩していました。国際通りの喧騒が遠くから聞こえてくる、ビルの中にいながらにして公園に来たかのような不思議な場所。

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梁を包み込むように枝を伸ばしていました。
ここに植えられた当時はどのぐらいの大きさだったのでしょうか。

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ご神木として大切に管理されているようでした。
那覇OPAが閉店した後も、この空間は残っているといいな。

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ガジュマルの後ろにはコンクリづくりの簡素なステージが。
これまでどんなイベントが行われてきたのでしょうか。
 

那覇ショッピングのシンボル的存在

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5階のWE GOは古着を扱うショップ。若者たちで賑わっていました。他にも沖縄では那覇OPAにしか無いブランドショップなども。客層としては高校生ぐらいの年頃の子が多い印象です。那覇市以外の郊外に住む高校生にとっては、たまに那覇へ出てきてショッピング、というのがステイタス。そのシンボル的存在として、那覇OPAがあったのではないでしょうか。

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国際通りから見ると建物の真反対側にあるトイレ。以前はたしか花ブロックそのままの壁だった記憶があるのですが、今はガラスで覆われていました。花ブロックの隙間から見える、裏の公園の緑が好きだったのに残念です。

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沖縄で唯一のタワーレコードも那覇OPA閉店に伴い沖縄撤退してしまうのでしょうか。

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花ブロックの光と影が素敵な休憩スペース。そのままなにかの撮影に使えそうですね。

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思わず二度見してしまった、トイレの案内表示がまぎらわしい場所にあるエレベーター。
男性が右のエレベーターに載っても捕まりません。たぶん。

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建物を裏側から見るとまるで塗り残しかのように、フェスティバルビル当時のコンクリ打ちっぱなしの面影を見ることができます。

少し見ないうちにどんどん変わっていく那覇。
那覇OPAが閉店した後には、バラエティ雑貨の『ドン・キホーテ』がこのビルに入居予定だそうです。
ビルを建てなおすわけではないのでそれほど大きく変わることは無いでしょうが、屋上の神木ガジュマルの空間は現在の静かな雰囲気のままであってほしいと思います。

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