2013.05.29

末吉公園でホタルを観察しよう

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今の時期、那覇にある末吉公園ではホタルの観察ができます。ホタルの美しさもさることながら、夜の森の怖ろしさも一見の価値有りです。

梅雨だというのにここ2、3日は晴天続きの沖縄地方。
週間天気予報を見ても晴れと曇りのマークが並び、はやくも梅雨明けか?と疑ってしまうほどです。

さて、そんな初夏の沖縄で今の時期にしか見られない生き物がいるのをご存知でしょうか。
小さくて、空を飛んで、おしりが光るもの。

そう、ホタルです。

清流の流れる人里離れた場所にしか生息していないイメージですが、なんと那覇市内にもたくさんのホタルが見られる自然豊かなスポットがあるのです。
 

夜の森に気をつけろ

その場所とはゆいレールの線路沿い、首里から少し下ったあたりに広がる末吉公園。
今年のDEEokinawa年賀状を撮影した思い出深い場所でもあります。

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(参考写真)

このときも夕方で薄暗く鬱蒼とした雰囲気でしたが、今回訪れたのもホタルの活動時間に合わせた19時過ぎ。

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東シナ海に夕日が沈み、マジックアワーの美しい空の色。
この後、末吉の森がずんずん夜の闇に包まれていきます。

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末吉公園内は鳥獣保護区に指定されているため外灯が少なく、日が沈むとあたりは真っ暗闇に。

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ホタル観察スポットはこの暗闇の先。

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怖い。進みたくない。

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絶対出る。絶対何か出るよ。

「ギャーッ」と鳴きながら上空を舞う鳥、「チチッ」と鳴きながら足元を横切っていくネズミ。
完全にホラー映画の世界です。
 

ようやくたどり着いたそこには

薄闇の森を抜け、水の音を頼りにたどり着いたのは『滝見橋』。公園内を流れる安謝川に石でできた橋がかかっている場所です。
そう、ここが絶好のホタル観察スポットなのです。

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滝見橋まで来ると、他にもホタル観察に訪れている人がいるので一安心。
ただし暗闇から突然人が出てきて驚くこともあるので要注意です。

そして時刻は19:30過ぎ。
だんだん暗闇に目が慣れてきた頃・・・

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いる!

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いるいる!

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暗闇の中を無数のホタルがふわふわと飛んでいます。
私は都会育ちなので、こんなにたくさんの野生のホタルを見たのはもちろん初めて。鼻息でカメラが曇ります。

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短い点滅を繰り返すホタル、ずっと光っているホタル。
ふわふわと舞うように飛ぶホタル、すっと直線状に飛ぶホタル、じっと葉っぱにとまっているホタル。
淡くほのかな光のホタル、眩しいほどの強い光を放つホタル。
オレンジ色っぽい光、黄緑の蛍光色っぽい光。

暗闇のなかでさまざまな光に包まれる現実離れした体験。まるで異世界に来てしまったかのようです。
大げさかもしれませんが、ほんとに。
 

末吉いいとこいちどはおいで

末吉公園で見られるのは、ホタル属のクロイワボタルとスジボタル属のオキナワスジボタル
沖縄や奄美諸島でしか見ることができない種類のようです。
逆に本土では有名なゲンジボタルも沖縄では見られません。

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ホタル出現のピークはだいたい19:30〜20:00にかけて。
だんだんとホタルの数が少なくなってきました。

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ちなみに今回ホタルを撮影するのに、一眼レフカメラに三脚を立ててシャッタースピードもいろいろ試してみたのですが、何十枚と撮影してようやく見られるのは数枚程度。やはりホタル撮影は難しい!
というわけで、Naokiあたりがいいのを撮ってきてくれることを期待(勝手に)。

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というわけで今の時期おすすめのホタル観察ですが、行きはよいよい帰りは怖い。
外灯がないので、木が生い茂っている場所は真っ暗。本当に真っ暗なのです。
一歩足を前に踏み出すのがこんなに怖いなんて...!

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もちろん、末吉公園にはハブがいることを忘れてはいけません。懐中電灯は必ず持って行きましょう。
そして公園の駐車場は21時閉門なので、ホタルに見とれてうっかり夜の森に閉じ込められることのないよう気をつけてくださいね!

<追記>
ホタルの観察中は、ホタルの会話の邪魔をしてしまうので懐中電灯は点灯しないように。安全のために足元を照らしたい場合は、光源に赤いセロハンや赤いフィルターを巻きつけて使用するようにしましょう。
カメラのストロボ設定も発光禁止を確認しておきましょうね。
ホタル観察は静かに楽しく安全に。生き物にも自然にもやさしくを心がけましょう!
(※ Tさま、情報ありがとうございました。)

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