2015.01.23

八重山行ったら登っとけ!絶景の野底マーペー

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石垣島に4年間住んでいた私が、声高らかに叫びたい。石垣島に来たならば、ここに登らず、どこに行くのかと。

読者のみなさん、こんにちは。ライター牧です。
コネタも含め、1月3度目まして。そうして気がつけば昨日、スタッフ紹介欄に「ライター」から、「レギュラーライター」なる枠が出来ており、そこにちょんと名前があることに気がついたのです。一瞬だけびびったものの、DEEのことだしレギュラーと名がついてもなんら変わらないだろうと思って焦りは雲散霧消いたしました。

 

かつて石垣島に4年間住んでいた私が大絶賛する場所へご案内

さて、そんな私ですが、DEEのライターになる少し前までは石垣島で4年間生活していました。
4年間のうち、最初の1年間は海でばかり遊んでいたんですが、あとの3年間は一年中、八重山諸島の自然と文化を追いかけっぱなしでした。


地元の人すらもほとんど見ない、竹富町の豊年祭の貴重なワンシーン

今回は、そんな私が石垣島で最もお勧めする『野底マーペー』にご案内しましょう!!

 

まずは空港を北上だ

新石垣空港から出て、国道390号線を市街地ではなく、北に向かって約9km。道沿いに、


見づらいけど『野底林道入口』とある。いや、『野』の文字はない・・

この看板が見えたら、指示に従って車を走らせましょう。


軽にはちょっとしんどい坂道が続く

私は以前、この道でリュウキュウイノシシとウリボウの親子を見かけました。
ただし地元の人曰く、石垣島のイノシシは純血ではなく、豚と交雑したイノブタなんだそうです。純血のイノシシは、西表島にしかいないんだとか。本当かな?

こちら、登山道の入口駐車場(?)。天気がいいとかなりの数の車が来るんですが、そのほとんどが地元住民。実際、どのガイドブックやマップを見ても、ここはあまり魅力的に書かれてないんですよね〜・・・なぜだ。


根元がほどよく破壊されて倒れた案内板

(台風でよく壊される)案内板がある場所から、登山スタート!

 

足元に気を付けるんだ

ここは一歩足を踏み入れると、内地の山道というよりほぼジャングル。道幅もすれ違うのにどちらかが横で待たないといけないほどで、台風の後には道がなくなることもしばしば。その後、道復活したな〜と思ったら、道そのものが変わってることがあるんです。いや、本当に。
あと、沖縄はヘビが冬眠しません。例え夏場でも上下長袖がベター!島ぞうりは色々と後悔するので、やめといたほうがいいです。

登山口から進むこと、約6分。


案内板登場

三叉路にぶつかります。案内板に従って、ここは左折。
間違えてうっかり右折してしまったら大変、行きつく先は山の反対側の麓です、要注意! 


ここからが大変

三叉路を過ぎて、すぐ眼前に飛び込んでくるのが赤土の急斜面。
もうね、この斜面がキモなんですよ。雨が降って2日以内だと、濡れた赤土がすべるすべる!!3人いれば、確実に1人はつるっと犠牲になります。例えそうでなくても、


見てよこの足元

靴も裾もベットリで、新聞紙を巻いて車に乗るハメに・・・。天気がいい日を選びましょう。


登山を助けるように、ロープがあるのはありがたい

でも、大人数でこのロープを掴むと逆に危険。山ザルを自称できる方は、ぜひロープに手を触れず登ってみましょう。私は山ザル派です。


『頂上まで約10分 標高約240M 山水会』

途中でこんな看板も出てきます。まぁ看板といっても、ズタボロに劣化して足元に転がってるだけなんですけど。。

ところでここに書かれてある『山水会』なる団体ですが。
石垣島と西表島の山と言えそうな場所では、山水会の設置した看板をちらほら見かけます。
はっきりしたことは分からないのですが、石垣島の山好きが集まって結成した団体で、今は結構なお年なんだとか。


こうして何か所も看板を設置して、私たちを励まし、導いてくれる山水会に感謝

赤土の斜面との闘いは5分ちょっとで幕が引かれます。


かなり空が近くなってきた

ここまで来ると、頂上まであと少し!周囲が開けてきたからって、見回したら登頂した時の感動が薄れるので、うっかり後ろを振り返っちゃダメですよ〜。


頂上、見えたり


こちらも立て看板の意味をなしていない・・

この板に書かれてあるのですが、野底マーペーには、こんな伝説が残されています。

その昔、黒島に住む青年カニムイと美しいマーペーは将来を誓い合った恋人同士でした。
ある日、突然琉球王府からの御触れが出て、マーペーの住む地域の人々は、皆強制的に石垣島の野底に移住させられます。
仲を裂かれたカニムイとマーペー。マーペーはカニムイ恋しさに野底岳に登り、カニムイのいる黒島を見ようとしました。
しかし黒島の方角を向いても、沖縄最高峰の於茂登岳が邪魔をして島影をとらえることはできません。
絶望したマーペーは悲しみのあまり、野底岳の山頂で石になってしまったということです。

沖縄によくある、悲恋のお話ですね。
そんな悲しい話が残る場所を、「大絶賛する場所」として案内している私なわけですが。

それはともかく、ここを過ぎたらゴールはすぐそこです!

 

そして、頂上へ・・・

登山入口から約16分。
あっという間に到着ではありますが、標高284mからの石垣島周辺の眺望をお楽しみください!


北東、伊原間方面。ウミガメが産卵にくる砂浜がある


西南西、川平方面。分かりづらいかな?


南、新石垣空港方面。飛行機の離着陸が見える


北西、野底集落方面。マーペーの住んでた辺り


頂上は本当に岩しかないので、座り心地悪し

何度見ても、心が躍るし落ち着くわ〜〜〜〜・・・。

 

ところで太陽は、南中を少し過ぎたばかり

時間は1時を少し回ったところ。
天気もいいし、ここでランチといきましょう!

持ってきたのは白保の売店で買ったジューシーおにぎりとササミカツ。
どんな簡素な食事でも、この絶景の中で食べれば極上のランチに大変身!島内には景色を楽しむカフェが多くありますが、ここに勝てる場所はないと言い切りたい。

ただし、高所が苦手な人は注意。


腰が抜けて誰かに引っ張り上げられることになるかも

いつもそうなんですが、ここにくると1時間くらいはお尻に根が張ったように動けなくなります。皆めいめい腰を下ろしてこの絶景を眺めていると、普段より口数が少なくなり、今まさに自然とともにあることを実感しているんだろうな〜って気分になります。

また、石垣島の民に愛されるマーペーは、披露宴の映像余興にもよく使われる場所なので、


行き倒れのクー○ー?

こんな撮影もしたことがあるんです。
もし読者のみなさんが登った時に変な人たちがいても、「ああ、余興の撮影やってんだな」くらいの優しい気持ちをもって接してあげてくださいね!

 

以上、野底マーペーからでした

登山開始からおよそ16分でこんな絶景を楽しむことのできる野底マーペー。
絶景、絶景と連呼はしても、所詮は小さく切り取られた写真でしか紹介できないのが残念な限りです。
もし石垣島を1周する機会があって、天気が悪くさえなければ是非登ってみてください。
こんなにお手軽に絶景を味わえる場所は、沖縄広し(狭し?)と言えど、なかなかないと思いますよ。


もう、現実に帰りたくない。。

今回記事にするために登った2015年1月3日は、19回目のマーペー登頂でした。
次はいつ登ろうかな〜〜〜〜。

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