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豆腐チャンプルーが食べたいのに豆腐がない
いろんな豆腐で豆腐チャンプルーを作る
チャンプルーとは沖縄の方言で「混ぜる」という意味で、豆腐チャンプルーは豆腐といろいろな食材をいためた料理です。
ただ、豆腐が入っている炒め物を「チャンプルー」と呼ぶという説もあるので(豆腐が入っていない炒め物はタシヤー)、豆腐チャンプルーは「チャンプルー」だけでいいのでは?とも思いますが、そのあたりは詳しくないので今回はチャンプルー論議はなしで進めます。
沖縄で豆腐チャンプルーを作る場合は、島とうふ一択。
県外などで島とうふが手に入りにくい場合は、木綿豆腐を水切りして水分を抜いてから作りますよね。
ただ、島とうふも木綿豆腐もないけれど、冷蔵庫には他の豆腐が入っている。その場合、どれが一番美味しいのか?を今回やってみたいと思います。
用意したのは
・絹ごし豆腐
・ゆしとうふ
・じーみーまーみ豆腐
・油揚げ
・厚揚げ
です。これらの豆腐と卵とポークとニラを混ぜて炒めます。
ちなみに以前、「ソーメンチャンプルーが食べたいのにソーメンが無い」という記事もあるので、ソーメンバージョンはそちらをご覧ください。
- 絹ごし豆腐、ゆしとうふ、じーみーまーみ豆腐は水切りします
- ペーパータオルの上に重しを置いて20分
白いペーパータオルでやってしまったのでわかりにくいですが、真ん中にはじーみーまーみ豆腐が横たわっています。
具だけ炒めておく
ポークのあとに豆腐をいれたくなりますが手順が多くなってしまうので、今回は豆腐以外の具材を一気に炒めます。
料理といえないぐらい一瞬でできました。いったん取り分けて豆腐と炒めていきます。
チャンプルーします
まずは島豆腐。
いつものやつができました。
フライパンをそのまま使えるように水切りがない豆腐から炒めます。
まずは厚揚げ。
さいの目切りにして炒めます。
- 油揚げ
- 絹ごし豆腐
- ゆし豆腐
- じーみーまーみ豆腐
どれも炒めやすかったものの、じーみーまーみ豆腐は水切りできておらずベタベタだったので具材と一塊になってしまいました。
新しい豆腐チャンプルー
6種類の豆腐で作った豆腐チャンプルーができました。
美味しいと思われる予想順に食べていきましょう。
島豆腐チャンプルー
島豆腐で作ったふつうの豆腐チャンプルーです。
これがおいしくないわけがない。白ごはんをください。
厚揚げチャンプルー
ぜんぜんあり、美味しい。
島豆腐よりも食感を求めたい人にはこっちの方がいいかもしれない。白ごはんをください。
油揚げチャンプルー
あ、ううん。だめ。
食べられないような不味いわけではないけれど、油揚げは油揚げ、ポークはポークとそれぞれが独立してお互いをまったく引き立て合っていない。あんたたちはお味噌汁になっておきなさい。
絹ごし豆腐チャンプルー
あーーー。
木綿豆腐がだいだい20分ぐらい水を切ればいいので同じ時間でやってみたけれど全然まだ水っぽくて豆腐チャンプルーに水をかけられた感じ。もっとからっからに豆腐を水切りしたらいいのかもしれません。
ゆし豆腐チャンプルー
いいやん。
油揚げチャンプルーが食感を求めるタイプとしたら、ゆし豆腐チャンプルーはふわふわ感を求めたい人向け。これを物足りないと捉えるのか、優しいと捉えるのかは人によると思いますが、わたしは好きです。
じーまーみ豆腐チャンプルー
わたしはじーまーみ豆腐が好きなのでわりと期待していたのです。でもね、予想としては最下位ですよね。
でも、!!!!
悪くない。むしろ、美味しいかもしれない。
豆腐チャンプルーと思って食べるとあんまりなんですが、ぜんぜん別の料理。どぅるわかしーとかと思ったら、ポークの塩加減をまろやかにしつつ、具材をトロトロと優しく包むじーまーみ豆腐チャンプルーの美味しさにお箸が止まりません。
白ごはんはいらない。でも美味しい。
ぜんぶ一口ずつのつもりが、予想外のおいしさでじーまーみ豆腐だけ完食してしまいました。
でもこういうのって、おいしくないと思ったら美味しかったというのが助長されている気もするので、ぜひみなさんは、じーまーみはいけるらしいぞ、ゆし豆腐も悪くないぞ、厚揚げは間違いないぞ、油揚げはお味噌汁に。という気持ちで試していただければ幸いです。