2022年の沖縄の産業まつりで気になった県産品をまとめてみる

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3年ぶりに「沖縄の産業まつり」が開催されました。久しぶりの開催ではどんなものが出展されていたのでしょうか。編集部メンバーでそれぞれ気になったものをピックアップしてみました。

3年ぶりに「沖縄の産業まつり」の季節がやってきた

新型コロナの影響によりここ2〜3年の間大規模な集客イベントの開催が中止や制限が続いてきましたが、とうとう3年ぶりに「沖縄の産業まつり」が開催されました。
ご存じ無い方のために補足しておくと「沖縄の産業まつり」とは、沖縄の県産品が一堂に集まる県内最大の総合産業展。食品や泡盛をはじめ、化粧品、やちむんなどの伝統工芸品まで、ありとあらゆるものが展示即売される、大きな物産展のようなものだと考えていただければ分かりやすいかと思います。

第46回目にあたる今年のテーマは「チムドンドン 魅力がいっぱい県産品」
3年ぶりの開催で、県産品の顔ぶれはかわったのでしょうか。

DEE編集部メンバーが各自、足を運んで会場内をくまなく回ってきました。それぞれの「気になったものベスト3」を発表しつつ、県産品を紹介していきたいと思います。
 

まずはざっと会場の様子を

県民待望の開催とあって初日の朝イチから会場の奥武山公園は大勢の来客が。各企業ブースでは新製品や限定商品、セール品などが並び賑わっていました。


オキコのうず巻パンの原木。いったい何カロリーあるのやら。


シママースのTシャツとトートバッグ。これは良いデザイン!


シークヮーサーが出てくる夢の蛇口。大人気でした。

すっかりコロナ前の賑わいを取り戻したようにも思えますが、会場内にはこんな看板が各所に建てられていたり試食がなかったりと、まだまだ元通りとはいかないのだなあと感じました。

会場見学後の飲酒をお願いします
食べ歩き禁止
アルコールは60分以内でお願いします
大声での会話はひかえましょう

屋外ブースをざっと見たあとは体育館の中の展示も見てみます。

こちらでは研究などのパネル展示や機械を使う開発品などの体験、そして今回の産業まつりでの受賞商品の展示などが行われており、いくつかDEEで紹介させてもらったことのある企業さんの商品も並んでいました。


おきなわワールドでお馴染み、南都さんのクラフトビールは優秀賞を受賞。おめでとうございます!


みんな大好きブエノチキン!もう、あの香りも一緒に展示してほしいぐらい。


沖縄伊藤園さんの「かふう」もありました。愛飲してます!

会場の雰囲気をお伝えしたところで、それでは編集部メンバーそれぞれの気になった商品ベスト3の発表にいきたいと思います。

miooonのベスト3

訪れたのは初日の午前中と3日目の午後の2回。3年ぶりの開催に嬉しくなって(撮り忘れた写真もあって)2度も足を運んでしまいました。
初日は平日ということもあって、人はそこそこでしたが、最終日である3日目は人人人人...!こんなに人を見たのって久しぶりでした。さて、そんな中気になったのは。

第三位:AWAFURIグラス

まさひろ酒造さんで行われていたBARコーナー。
試飲させてくれるところがあたったり、ワンカップを売り出しているところはありましたが、泡盛BARってなに?って近寄ってみると。

1個500円の「AWAFURIグラス」が販売されていました。
しかも買ったら好きなお酒を1杯サービス!お得!

デザインもまさひろ名物の瓶踊りになっています。
※まさひろ酒造は社員全員が泡盛の一升瓶を頭に載せて踊れるらしい。

珍しいお酒を試飲してみたいけど車で来ていたり仕事があったりで断念する人もいますが、これならその場で飲まなくても持ち帰れるし、グラスがお土産にもなるし、すごくいいなと思いました。
飲んだらグラスを使っておかわりもできるし!

 

第二位:それっぽく見えるメモ帳

南風原町の中村印刷さんの商品です。

印刷会社さんで出る紙の橋切れを活用したメモ帳らしいです。
色の組み合わせと活字文字で、それっぽく見えてしまう不思議な商品。

それっぽく見える?とはというのは見てもらったらはやいですね。
植物の色を再現しているだけじゃなく、花笠も二色でちゃんと花笠ってわかります。

その中でもウチカビが特によかった。
銭部分も押されていていいです。
燃やしたような跡があるのでこれも印刷なのか聞いてみると、なんと本当に燃やしているそうで、同じものはないんだとか。メモ帳なのでこれ以上は燃やさないようにして使いたいです。

 

第一位:お墓

奥さん!いまなら386万円ですってよ!
お墓は毎年あるんですが、これを見たときに産業祭りが帰ってきたなと思ったのです。

階段にもなっているし、この大きさなら頑張ればサウナとかできそうです。沖縄っぽいし、生前にお墓に入る体験も面白そうだしいいやん!と思いますが本当にやったら怒られそうですね。

 

総評

2019年と2011年にもこの企画をやっていて、墓って誰かが入れてたなーと思い返して記事を見てみると、2019年のわたしの1位が墓でした。墓好きか。買わないよ!
でも結構いろんな人がお墓を見ていて、需要はあるんだなと思いました。

 

やんばるたろうのベスト3

こんにちは。やんばるたろうです。産業まつりは毎回、金曜日の朝に行くことにしています(混むのがいやなので)。
産業まつりは毎年新たな発見があるのでよいですね。

ベストに関係無いですが、すごくゴキゲンな輪投げブースがあったので写真を貼っておきます。では気になったものベスト3です。

第三位:カラギ枝

こちらは大宜味村にあるやんばる酒造さんのブースで見つけた「カラギの枝」です。ちむどんどんで出てきたカラキ(カラギ)はオキナワニッケイというシナモンの仲間なんですが泡盛につけ込んで「カラギ酒」がつくれるんだそうです。

カラギは沖縄北部にしかないので、なかなかカラギを手に入れる機会はないのですが、レシピ付きで枝が販売されていました。カラギの枝を泡盛につけ込むと2週間くらいでできるらしいです。

 

第二位:メダカすくい

多分今年が初なのではないかと思うのですが、メダカすくいなるものが出ていました。

別の店舗の金魚すくいの出店でもメダカが販売されていて「沖縄県内のブリーダーより直接仕入れた生体」というポップがついていました。ちょっとしたメダカブームが到来しているのかもしれません。

ちなみに沖縄には「琉球メダカ」という在来種がいるらしいですが、これが在来種なのかそうでないのかは不明です。

 

第一位:笑味の麺

こちらは大宜味村のブースにあった「笑味の麺」。大宜味村のある郷土料理店、笑味の店が作った麺らしいです。

3位と被って恐縮なのですが、実はこれカラキの葉っぱが練り込まれているらしいです。そう。これ、まさにNHK連続テレビ小説のちむどんどんの麺なんですよね。この前記事(【ちむどんどん】カラキを練り込んだ沖縄そばはうまいのか)を書いたときにコメントでも情報を頂いていて、気になっていたのですが産業まつりで手に入れることができました!

今度、実際に食べて記事にしたいと思います。

 

総評

カラギが被ってしまいましたが、気になったものベスト3でした。

産業まつりは企業や自治体のブースもアツいですが、どこのお祭りにもだいたい出ている沖縄系の出店も毎回チェックをしています。コロナの影響なのか今年は出店のメニューがちょっと減ったような気がしてちょっと心配です。

あと、アンパンマンとウンコをすくえる「アンパンマンすくい」があって、インパクトがすごいなと思いました。沖縄ではよくこのシステムの「○○すくい」をよく見ます(アンパンマンの裏に番号が書いてあって、その番号の商品をもらえる)が、これって内地でもあるんでしょうか?

 

mycoのベスト3

週末は週間天気予報で雨の予報だったこともあり、初日の午前中に行ってきました。車で行ったので、那覇軍港の臨時駐車場+シャトルバスという選択肢もありつつ、時間があまり無かったので那覇港付近のコインパーキングに停めたのですが、普段はガラガラの広大な駐車場がほぼ満車でした。
あと、もう秋だと思って油断していたんですが、この日はめちゃめちゃ暑くて日焼けしました。
それではmycoのベスト3発表です。

第三位:島ネロ味の沖縄風島そば 激辛

まずは見た目のインパクトがすごくて選んだ激辛カップラーメン、島ネロ味の沖縄風島そば激辛。エースコックからこんな商品が発売されていたんですね。

うるま市の特産品もある「島ネロ」とは、島とうがらしを使用した沖縄のご当地激辛調味料。お土産屋さんなんかで時折見かけますが、辛いもの好きな方へのお土産にぴったりではないでしょうか。
 

第二位:まーさいえびーん、まーさいびーんず

お次は丸吉塩せんべいの「まーさいえびーん」と「まーさいびーんず」。

なぜ選んだかというと、このダジャレセンスが好きだからです。沖縄方言で「おいしいです」を意味する「まーさいびーん」とえび、豆(ビーンズ)をかけている商品名。もちろんお菓子自体もノンフライなのにサクッとやさしい味わいで美味しかったです。

同じ丸吉塩せんべいのブースでは、以前記事で紹介した塩せんべいの副産物「みすてないで」も売られており、飛ぶように売れていました。
 

第一位:忠孝KAORIawamori

そして映えある第一位は、忠孝酒造の忠孝KAORIawamoriです!

なんでも忠孝酒造独自の製法で、果汁や香料などを一切使わずに、青りんご、ラ・フランス、バナナという3つの果物の香りを醸し出した泡盛なのだそう。

パッケージやラベルデザインもおしゃれだし手頃な値段なので、これは自分用にもお土産にも良いなと思いました。
 

総評

全会場を回りましたが、泡盛のブースが各社新製品なども多く個人的にはいちばん楽しかったです。車ではなく公共の交通機関で来るべきだったと後悔しました。離島フェアにはこの教訓を生かしたいと思います。

 

まとめ

というわけで、産業まつりの会場よりお届けしました。新型コロナの影響で中止となっていた「おきなわ花と食のフェスティバル」も今回は開催予定だそうで、ようやく沖縄に活気が戻ってきた気がします。

来年も面白いものを見つけて、また記事を書きたいと思いますのでよろしくお願いします!

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