ポーク!ポーク!ポーク!

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ポーク、ぽーく、PORK。沖縄県民が愛してやまないポークランチョンミート。店に行けばとにかく様々な種類が並んでいるので食べ比べてみることにしました。

沖縄の家庭料理に今や欠かせない存在であるポークランチョンミート。
朝食の定番であるポーク玉子をはじめ、チャンプルーに入れたり味噌汁に入れたりと、大人から子どもまで好きだという人は多いのではないでしょうか。

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ランチョンミート(英: luncheon meat)は、食肉を原料とした料理のひとつ。日本では缶詰のものがポピュラーである。別名はソーセージミート。沖縄県ではポークともいう。日本の他県では商品名のスパムが用いられることが多い。(Wikipedia:ランチョンミート

県内のスーパーマーケットに行けば、様々なメーカーの様々な種類のポーク缶がずらりと並んでおり思わず目移りしてしまうほど。また県外と比べ値段も安価。本土へのおみやげにと買い求める観光客も多いようです。また、災害時の保存食として常備しておくのにも最適です。
DEEでもこれまで『ポークでポークを作ってみよう』や『ポークでiPhoneケースを作ってみよう』などで登場してきました。

さて、そんなポークランチョンミート、通称ポーク缶。これだけ多種多様なだけに、どれを買えばいいか分からない、また毎回同じものばかり買ってしまう、という方も多いと思います。そんな方々のために、各メーカーのものを買い集め、食べ比べてみることにしました。
 

ポーク缶ラインアップ

編集部メンバーがあちこちのスーパーマーケットをまわってかき集めてきた、今回のポーク缶ラインアップがこちら。

・SPAM

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おなじみの青い缶
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原産国はアメリカ合衆国

・チューリップ

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こちらもメジャー
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原産国はデンマーク

・ホーメル

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お歳暮などでもおなじみ
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原産国はアメリカ合衆国

・ミッドランド

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赤いときめき♪でおなじみ
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原産国はデンマーク

・セレブリティ

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金髪の少女がチャーミング(誰?)
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原産国はデンマーク

・アメリカンプライド

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わりとレアなポーク缶
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原産国はアメリカ合衆国

・COOP

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COOPオリジナル商品
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原産国は日本

・わしたポーク

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わしたショップオリジナル商品
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原産国は日本

輸入ポーク缶の原産国はほとんどがアメリカかデンマーク。
その他、オランダや中国などのポーク缶もたまに見かけることがあります。
 

それでは開封の儀

早速全てのポークを開封していくのですが、缶の形状はメーカーによってさまざま。

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こちらはパカっと簡単に開けられるプルトップタイプ。

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コンビーフ缶のように、金具に巻きつけてくるくると剥いていくタイプ。
今回のラインアップにありませんが、チューリップからはプラスチックのケースに入った、さらに開けやすく捨てやすい商品も発売されていますね。

今回の調査では、以下の5点に的を絞って各製品の特徴を比べていきたいと思います。

  • カロリー
  • 色の濃さ
  • 粒子の細かさ
  • 油分
  • 味わい

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それでは調査開始!
 

カロリー(100gあたり)

まずは気になるカロリー。
パッケージに書かれているカロリー表示から導いた順位はこちら。

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1位:SPAM:321kcal
2位:ミッドランド:300kcal、セレブリティ:300kcal
3位:チューリップ:290kcal
4位:COOP:282kcal
5位:アメリカンプライド:276kcal
6位:ホーメル:268kcal
7位:わした:267kcal

なんといちばんメジャーなSPAMがいちばん高カロリーという結果になりました。
 

色の濃さ

次は色の濃さの比較。俯瞰しただけでもかなりの違いがあることがわかります。
COOPとわしたポークについては色合い自体が異なるので分けることに。

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<ピンク系>
1位:ホーメル
2位:ミッドランド、セレブリティ
3位:SPAM、チューリップ
4位:アメリカンプライド

<オレンジ系>
1位:わした
2位:COOP
 

粒子の細かさ

どんどん参りましょう。
次は粒子の細かさ。白く見えるのはおそらく脂肪の部分です。

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わしたショップオリジナル商品
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hogehoge

1位:SPAM、COOP、ホーメル
2位:わした
3位:ミッドランド、チューリップ、セレブリティ
4位:アメリカンプライド

アメリカンプライドは脂肪の粒も多く、ダントツの粗挽き度合いでした。
 

油分

次に油分比較。
フライパンに油を引かず軽く焼き目をつけていきます。

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事務所に充満するスパイシーな肉の香り
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こんがり焼き上がり
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書道半紙をのせ手で軽く抑えます
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脂の染みこみ具合を確認

1位:アメリカンプライド、ホーメル
2位:SPAM、COOP
3位:チューリップ、セレブリティ
4位:ミッドランド、わした

先の項目で粗挽きの脂肪の粒子が見えていたアメリカンプライドはやはり1位。
焼くとじゅわっと脂が染み出てきました。
 

味の濃さ

最後に味わいを確認。

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みんなでポークをつつきます(ちなみにこれがこの日の夕飯)。

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「あ、これは味濃い」
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「なんかもっちりしてる」

1位:SPAM/すごく香ばしい。減塩のわりにしょっぱい気がする。
    セレブリティ/燻製したような香り。ベーコンのような味わいがある。
2位:アメリカンプライド/ジューシーで柔らかい。ハムっぽい。
    ミッドランド/ベーコンやビーフジャーキーのような味わい。
    COOP/柔らかい。だしのような和の風味を感じる。
3位:わした/肉々しくてもっちりとした食感。食べごたえがある。
    ホーメル/柔らかい食感。他と比べると薄めでやさしい味わい。
4位:チューリップ/くせの無い味。単体ではいいけどチャンプルーなどに使うとちょっと物足りない気もする。

味の濃淡はもちろんですが、油分や食感、香辛料の風味などでも味わい個性いろいろ。メンバー内でも好みが分かれました。
基本的ポークは味が濃く、食べ進めるうちにだんだん味が分からなくなってきていたので、あまり信用しないほうがいいかもしれません。あと白ごはんを用意しておくべきでした。
 

まとめ

というわけで、普段はポークの味の違いなんてあまり意識していなかったもののこうして一挙に比べてみると、予想以上にハッキリとした違いがありました。今後ポークを選ぶ際の目安にするといいかもしれません。

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多種多様なポーク。泡盛マイスターや豆腐マイスターなどの資格制度もあることだし、そろそろポークマイスター制度を作るべきなのではないでしょうか。そのときはこの経験をもとにメンバー揃って受験したいと思います。

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その前に、まずは冷凍庫に入っている残りのポークをなんとかして食べきらなければ・・・。
ポークを使った美味しいレシピがありましたら是非教えてください。

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