沖縄ぜんざいコレクション vol.1

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8月になり沖縄は夏真っ盛り。こんな日に食べたいものといえば「ぜんざい」ではないでしょうか。というわけで、今回は「沖縄ぜんざいコレクション」と銘打って、編集部でぜんざいを食べ歩いてきました。

夏、到来

8月になり沖縄は夏真っ盛り。こんな日に食べたいものといえば「ぜんざい」ではないでしょうか。

「ぜんざい」と言えば一般的には餅が入ったあんこ入り汁粉を指しますが、沖縄のぜんざいは金時豆や押し麦を黒糖で甘く煮たものにかき氷を載せたものを指します(最近は「沖縄風ぜんざい」とよばれる事もあるようです)。もともとはユッカヌヒー(旧暦5月4日)に子どもの健康を祈願するために作られた「あまがし」が変化してできたものらしいですが、あまがしの豆は緑豆、ぜんざいの豆は金時豆(この金時豆を使うのは米軍統治下の影響らしい)と材料に違いがあるのです。

さて、そんなぜんざいですが沖縄県内ではどこのパーラーや食堂にもだいたいありますよね。というわけで、今回は「沖縄ぜんざいコレクション」と銘打って、編集部でぜんざいを食べ歩いてきました。

 

千日(那覇市久米)

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那覇市久米にある千日は、創業45年以上の老舗。
ぜんざいといえばここ!という人も多い根強い人気のお店です。

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店内はどことなく懐かしさを感じる雰囲気。沖縄にはない海の家っぽくもあります。
基本的に注文から片付けまでセルフサービスとなっています。

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メニューは、ぜんざい4種類とかき氷2種類。食事系は沖縄そばだけあります。
沖縄では珍しい、今川焼きとタイ焼きあり店頭で焼いています。この日も買い求める人が多かったですよ。
 

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ミルク金時と悩みましたが、ここはシンプルに「アイスぜんざい」300円を注文。
千日のぜんざいといえば、30cm近くあるこの圧巻の高さ。
一人では食べきることが出来なそうな高さですが、フワッフワの氷はとっても軽くてペロリと食べることができます。

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甘さ控えめで少し固めに煮られた大きな金時豆は、モッチリした食感で食べ応えがあります。白玉は入っていません。

駐車場はお店の隣にあります。停めていい場所は店員さんに確認しましょう。
 

ぜんざいの富士屋 泊本店(那覇市泊)

ぜんざいの富士屋といえば、県内各スーパーにも軒を並べる有名店。パーラーなどで食べるぜんざいを一気にファーストフード感覚に広めたのはこの富士屋なんじゃないかと思います。

お店は食券制
ぜんざい以外のメニューもある

富士屋泊本店ではぜんざいだけでなく、タコスやタコライスなどの食事も楽しむことができますが、ここは定番のぜんざいをオーダー。

こちらが「富士屋ぜんざい」300円。亀の甲せんべいみたいな塩せんべい(どっちか不明)がついてきます。

富士屋ぜんざいはオーソドックスな甘く煮た豆に、コロコロと小さな白玉団子が入っています。結構な数入っていて嬉しいのですが、さらに白玉団子が欲しい!という人は2個10円にてトッピングして白玉を増やすことも可能です。

甘いぜんざいを食べた後の、せんべいの塩味がまた美味です。

現在コンビニのココストアにて「富士屋マンゴーアイス」なるものも販売されている模様。気になる方はチェックしてみてください。

 

まるみつ冷やし物専門店(糸満市)

こちらは糸満市の糸満ロータリーの近くにある「まるみつ」。

ここは冷やしもの好きに知られる超有名店。TVや雑誌などでもかなり露出しています。

店内にはびっしりと冷やしものメニューが。

こちらがまるみつ名物の「白熊」(480円)。横にあるクリームぜんざいバニラと比べてみて頂けると、その大きさが分かるかと思います。こんもり盛られた氷には練乳がかけられて、フルーツで顔が作られています。器部分には金時豆が入っているのですがこれをぜんざいと呼んでいいのかどうなのか。

かなりの大きさなので複数人で食べた方がいいのかも。ハーフサイズの白熊ミニもあるので自信のない方はそちらをオススメいたします。

超有名店でいつも混んでいるのですが、観光客だけじゃなく部活帰りの学生さんだったり、地元の人も多いこの店。本棚には「まるみつ日記」なるノートが置いてあって、いろんな書き込みが見られます。悩み事の書き込みに、別の誰かから返信があったり、なんだかほっこりするので是非まるみつに行ったときは「まるみつ日記」もチェックしてみてください。

 

スナックコートbyロイヤル 那覇空港店(那覇市)

こちらは那覇空港内にあるスナックコートというお店。ぜんざいのほかにも天ぷらやタコライスなどの沖縄フードを食べる事ができます。

普通の空港のフードコートなのですが、なぜわざわざこの店に行ったかというと

実は空港にはその名も「ぜんざい屋」というぜんざいのお店があり、そこに行こうとしたのです。しかし、ぜんざい屋は3月を持って閉店…!

気を取り直して、スナックコートのぜんざい(420円)。プラス30円ずつで白玉と練乳を追加できます。金時豆の上にふわふわのかき氷が乗ったシンプルなぜんざいです。

沖縄旅行の最後にぜんざいはいかがでしょうか?

 

沖縄黒糖ぜんざい A&W(浦添市)

沖縄のファストフードといえばおなじみ、"エンダー"ことA&W。ここにもぜんざいがあります。

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のぼりで大々的にアピール。

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スタンダードな「沖縄黒糖ぜんざい(270円)」と、ソフトクリームがのった「ソフトクリームぜんざい(350円)」の2種類。
店内でもテイクアウトでも、もちろんドライブインでも注文可能です。

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沖縄黒糖ぜんざいを注文。
あまり高さも無く表面は氷だけなので他の店舗とくらべてかなり地味な印象。

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粗めの氷に黒糖の素朴な風味たっぷりの蜜と金時豆。
これぞ普通の上等。暑い夏にほっとする美味しさです。

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器の底に白玉団子が2つ。ソフトクリームぜんざいでは白玉が3つになるようです。

エンダーは他のファストフード店と比べてお客さんの年齢層が高い気がするのですが、この時も年配の方が多く、夕方頃だったのでぜんざいがすごい人気でバンバン出ていました。
 

(おまけ)ベトナムぜんざい DAO(那覇市)

ここまで沖縄ぜんざいを紹介してきましたが最後は那覇市のDAOです。

看板からもわかるようにベトナム料理屋さん。

ベトナム料理がリーズナブルに食べられるお店です。

フォーはランチ時間には500円。
プラス200円でベトナムのぜんざいとコーヒーかヴォイ茶が付いてくるセットがあります。

こちらがDAOのベトナムぜんざい。
緑豆、小豆、餅米をとろりと煮て、最後に練乳を足した甘みたっぷりの味。
キンキンに冷えていて甘いので、暑さにバテていた体が元気になる感じがします!

もっとたくさん食べたい人には単品でも注文可能。
中200円、大350円があるので、国際通りあたりに行ったときは三時のおやつとして食べてみても良いかもしれません。

 

夏はやっぱりぜんざいだ

というわけで、まずは有名どころを紹介してみましたが(そうじゃないところもあったけど)「沖縄そば」同様、ぜんざいを出すお店は無数にあり、沖縄に住む人にはそれぞれお気に入りの店があったりすると思います。
沖縄にお住まいの方は是非オススメのお店を教えて頂ければ幸いです。

今年は全然雨が降らない夏ですが、ぜんざい食べて乗り切りましょう!

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