沖縄のボンカレーは味が違う

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沖縄で一般的に販売されているボンカレー。レトロなパッケージが目を引くが味も全然違うことをご存じだろうか?

沖縄で販売されているボンカレーは「初代ボンカレー」

沖縄限定:初代ボンカレー
内地で普通に見のはボンカレーゴールド

皆さんは「ボンカレー」という言葉を聞いて上のどちらのパッケージを思い浮かべるでしょうか?僕が沖縄に来て15年くらいになりますが、そういえば僕が幼少期に内地で見ていたのはむかって右手、「ボンカレーゴールド」の方でした。

しかし沖縄で日常的に見のは左手のレトロなデザインの「初代ボンカレー」。女優の松山容子さんがパッケージになっているやつです。

で、これまでずっと「沖縄のボンカレーはパッケージは古めかしい」程度にしか思っていなかったのですが、皆さん知っていましたか?このボンカレー実は中身も味が違うのだそうです(そのあたりのことは沖縄タイムスさんの特集が詳しいです)。

この初代ボンカレーは沖縄でやたら売れたため現在は沖縄地区のみでの限定販売されており、なんでもこのボンカレーを作るために工場では一月に1日だけ製造ラインが動くのだとか…。


(ボンカレー勢揃い)

では初代ボンカレーは他のボンカレーと比べてどれだけ味が違うのでしょうか?

今回はボンカレーのラインナップを集めて味を比べてみることにしました。因みに上の写真は下から「初代ボンカレー」「ボンカレーゴールド」、一番上が「ボンカレーネオ」です。沖縄では初代ボンカレー以外は見つからなかったので、ネットショップにて購入しました。

 

まずはパッケージから見てみよう

まずはそれぞれのボンカレーの箱から見てみましょう。

初代ボンカレー。キャッチフレーズは「新鮮な野菜の煮込、3分間で本場の味」。レトルト食品なんで新鮮な野菜とか関係ないんじゃないのか、とか本場ってどこなのか?などいろいろツッコミどころはありますが、誕生は1968年なのでその頃のキャッチフレーズとしては斬新だったのかもしれません。

裏面。裏は沖縄限定であることが強調されています。先述の通り、初代ボンカレーは2003年までは西日本で販売されていたのですが、特に沖縄で好まれる傾向にあったようです。というわけで沖縄では2003年以降も限定商品として販売されているのだとか。そういえば沖縄では他のボンカレーを見たことがありません。

カロリーは甘口、中辛、辛口どれも175kcal。内容物は野菜、牛肉、小麦粉などにフルーツチャツネ、ウスターソース、トマトケチャップなどが入っています。

 

続いてボンカレーゴールド。発売は1978年年からだそうです。沖縄に来てすっかり忘れていましたが、沖縄県外の方はボンカレーといえばこちらの商品じゃあないでしょうか。キャッチフレーズは甘口が「フルーツチャツネのやさしい甘さ」、中辛が「じっくり炒めた玉葱のコクと旨味」、辛口が「カルダモンの香り際立つスパイシーな辛さ」。カロリーは甘口147kcal、中辛148kcal、辛口149kcal。

内容物はそれぞれ少しずつ違いますが、初代は野菜の中に「たまねぎ」が入っていたのに対して、こちらに入っているのは「ソテーオニオン」。ウスターソースやトマトケチャップが入っていた初代に比べ、こちらにはブイヨン、リンゴペースト、ココナッツミルクなどが入っているようです。全体的にシャレオツです。

限定品で「ボンカレーゴールド超熱辛」なる商品も出ていたので購入してみました。ボンカレーゴールド辛口の辛さが5なのに対して、こちらの辛さは40。…なんでこんなもの出してしまったのでしょうか?

 

最後は「ボンカレーネオ」。2009年の発売です。今回の特集をやるにあたってこんな商品があったことを始めて知りました。

内容物を見てみると野菜はたまねぎ、じゃがいも、にんじんと初代と同じ。味付けでは赤ワイン、ぶどう果汁、トマト汁などが特徴的なようです。カロリーは甘口が196kcal、中辛が193kcal、辛口が191kcal。ボンカレーゴールドが辛くなるにつれてカロリーが増えていっているのに対し、ボンカレーネオは辛くなるにつれてカロリーが減っています。

 

味を比べてみる

まずは各ボンカレーを箱から出して温めます。

初代ボンカレーは湯煎オンリー
鍋で湯煎する

初代ボンカレーはいかにもなレトルトパッケージ。お湯でじっくり湯煎。

ボンカレーゴールドなどはレンジOK
というわけでレンジで調理

ボンカレーゴールドと、ボンカレーネオは専用の蒸気穴がついているためなんとレンジで調理可能。僕が子どものころのボンカレーゴールドはレンジで調理不可能でしたが、いつの間にか便利な世の中になったものです。

各種類、各辛さを温めて皿に出してみました。味の違いはあるのでしょうか?早速食べ比べてみましょう。

 

まずはボンカレーゴールド甘口から食べてみます。

食べてみます
結構野菜は大きめにカットされてる

久しぶりにボンカレーゴールドを食べましたが、こんなにうまかったっけ?普通にカレーなんですが、後味にスパイス(多分カルダモン?)のにおいが広がります。

 

続いてボンカレーネオの甘口

食べてみます
野菜はボンカレーゴールドよりでかいかも

ボンカレーネオはゴールドに比べて、良くも悪くも「レトルトカレー」な感じがしました。よく自前で調理していない喫茶店なんかで出てくる「これレトルトだよね…」ってカレーの味です。ボンカレーシリーズの中では一番オーソドックスなカレー味なのかもしれません。

 

最後に初代ボンカレーの甘口を食べてみます。

食べてみます
野菜は割と小さめか?

初代ボンカレーですが他のボンカレーに比べて色はやや黄色。味ですが一口目でかなり香ばしい感じのにおいがします。カレーというよりカレーに似た何か別の物…記憶を探ってみると「黄色いカレー」が一番近いのではないかと思います(カレーだけど)。

これは間違いようがありません。明らかに他のボンカレーとは味が異なります。

上の写真は食べ終わった皿。左がボンカレーゴールド、右が初代ボンカレーです。色も初代が黄色がかっています。沖縄って割と食堂にも昔ながらの黄色いカレーが残っているので、それに近い味が沖縄県民の嗜好にはあっているのかもしれません。

 

…とここでお詫びなのですが、一応全部のカレーの全部の辛さを食べたんですよ。


(全く同じ顔)

でも写真を見返したら僕の顔が全部の辛さで全く同じ表情でした。故に辛さについての下りは割愛させていただきます。

唯一「ボンカレーゴールド超熱辛」だけは死にそうな顔してましたけど。

その後、事務所内に居た人々にもカレーを味見してもらいました。出てきた意見は以下のような感じです。

・初代ボンカレーは味が全然違う
・初代ボンカレーは甘口と中辛は同じくらいの辛さなのに辛口から一気に辛くなる
・ボンカレーゴールドのスパイス感がすごい
・ボンカレーゴールド超熱辛は人の食べ物じゃない

因みにみんなの好みはボンカレーゴールドとボンカレーネオの中辛から辛口だそうです。

 

初代ボンカレーの味は確かに違っていた


(最近は沖縄ファミリーマートで初代ボンカレーパンが売ってますね)

そんなわけで今回は沖縄限定の初代ボンカレーと他のボンカレーラインナップを食べ比べてみました。この実験をするまで、沖縄土産に並ぶ初代ボンカレーを見て「パッケージが違うだけで土産物なんていい商売してんなぁ…」と思っていたんですが結果としては全然別物だということが分かりました。これならお土産としても成立すると思います。

ボンカレーの味が気になる方は是非食べ比べてみてくださいませ。

それにしても沖縄ではボンカレーゴールドの看板は見るんですが、スーパーなんかでは初代ボンカレーしか売っていません。逆に沖縄のどこでボンカレーゴールドが売っているのか気になる所です。

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