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アーサは緑のじゅうたんなのか
アーサの季節がやってきた。アーサがびっしり生えた様を沖縄ではよく「緑のじゅうたん」と称するのだが本当にじゅうたんっぽく見えるのだろうか。試してみた。
最近の沖縄は寒かったり暑かったりを繰り返していますが、旧正月も終わりそろそろ暖かい季節「うりずん」の頃にさしかかります。
さて、今旬なのがアーサ。
アーサは和名をヒトエグサといい、日本では本州の太平洋沿岸から九州、南西諸島に、日本国外では朝鮮半島、中国南部に分布しているそうです。
沖縄では汁物の具として、あるいは天ぷらに、はたまたおにぎりに混ぜたり、加工して佃煮やふりかけになったりと様々な食べ方をされているようです。
で、本日の本題なのですが、この時期沖縄のリーフにはびっしりとアーサが付いて、その様はよく「緑のじゅうたん」と称される訳です。
「アーサ」「緑のじゅうたん」で検索すると28,500件の検索結果が。
しかし、どんなに頑張ってもアーサは所詮は海藻。緑のじゅうたんにはほど遠いのではないでしょうか?
そこで本日はアーサが生えている場所に赴いて実際に緑のじゅうたんに見えるのか検証してみたいと思います。
アーサといえば奥武島か
まずは沖縄本島でアーサの生えていそうな場所をリサーチしてみます。新聞記事で「緑のじゅうたん」と称されている場所は伊平屋島、八重山なので流石にこのためだけには行けません。北中城村あたりもアーサで有名なのですがこちらは養殖の記事がヒットします。養殖場で色々やるのは迷惑だと思うので、色々考えた結果南城市の奥武島にやってきました。
南城市の奥武島といえば毎年「スク水揚げ」の記事があがる場所なので皆さんもなんとなく記憶にあるかもしれません。DEEokinawaでも奥武島でスク水揚げに挑戦したいという記事で凧をあげに行ったことがあります。
- 奥武島いまいゆ市場。いつの間にこんな施設が。
- 入り口の天ぷら屋。いつも混んでる。
奥武島は天ぷら屋、さしみ屋が建ち並ぶ漁業の島。きっとアーサも生えているに違いないのです。
干潮を狙って島の南側の海岸にやってきました。
緑のじゅうたん!…というほどアーサは生えていない気がしますが…。
岩肌を見るとちらほらとアーサの姿が。
もうちょっと生えてる場所を探したかったんですが、上の海岸に立ってる写真。これ昨日なんですよね。そうです。締め切りギリギリというやつなのです。まさか1週間の半分以上自分が記事を書くことになるとは思っていませんでした。そろそろストレスでハゲそうです。
というわけなので、ここ奥武島にてアーサが緑のじゅうたんに見えるのか検証してみたいと思います。
アーサは緑のじゅうたんに見えるのか
早速行きましょう。
どうでしょう?
緑のじゅうたんに座っているように…見えないですよね。うん。
アングルを変えてみましたが、普通に海岸に座っている人です。
……
……
……
…ちょっと待ってください。まだブラウザは閉じないで!
こんなこともあろうかとサイドテーブルを持ってきました。
サイドテーブルがあれば、より家の中にいる感が増してじゅうたんに座ってるっぽく見えるんじゃないでしょうか。
……。
作戦失敗。ものすごく不自然な写真が出来上がりました。
家の中に居る感じ…。
ダメなのは服装なんじゃないでしょうか。…と言うわけでユニクロであらかじめ購入しておいたスエットに着替えてみます。
よいしょ。
完璧に休日のおっさんの絵ができあがりました。これならば…いける!
……
……
……
うん。もう趣旨がよく分からなくなってきました。ものすごく海岸でくつろいでいる人の写真ですね。
しかしながら何だか不思議な生活感が生まれてきたような気がします。あと一押しすればあるいは…。
というわけで生活感のかたまりである「テレビのリモコン」を用意しました。この魔法のグッズがあればどんな空間でも居間のように見える…はずです。
……
……
……
うん。無理だわ。
アーサは緑のじゅうたんには見えない
というわけで「アーサは緑のじゅうたんに見えるのか」という企画から「どうにかアーサを緑のじゅうたんに見せる」みたいな話になってしまいましたが、如何だったでしょうか。今この記事を書きながら「これが今月のワーストだよなぁ」と思いを馳せている所存です。
参考までに「アーサ」「緑のじゅうたん」にて検索した画像を上にあげておきます。これぐらい色が濃ければまた話は違ったのかもしれませんので、今度はマジで八重山か伊平屋島にサイドテーブルとスエットとリモコン持って行ってやろうと思います。
読者の方でアーサのめっちゃ生えているスポットをご存じの方はぜひとも緑のじゅうたん風な写真を撮って編集部に投稿いただければ幸いです。
ただ、オシリはめっちゃ汚れますのでご注意ください。