沖縄のステーキソース味比べ

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沖縄県民にとってステーキは割と身近な食べ物であり、ステーキソースはA1ソースをかけることが多いのではないだろうか。今回は5種類のステーキソースを味比べしてみた。

沖縄県民におけるステーキの距離感はすごい

というわけで本日はステーキの話をしたいと思います。新潟県出身の僕にとってはステーキなるものは特別な日のご馳走、ハレの日の食べ物だったわけですが、ここ沖縄においてステーキは大衆食堂やちょっとしたパーラーなどにもメニューが存在し日常に限りなく近い食べ物としてとらえられている気がします。


某テレビ番組での「飲んだ後の締めがステーキ」みたいな話は流石に言い過ぎな気がしますけど。

これがどのくらい特殊な事なのかもう既に僕には判別がつかなくなってきたのですが

季刊くりまNo.9 沖縄の「食」
冒頭の特集は沖縄のビフテキ

1982年に沖縄の「食」をテーマに発刊された雑誌の特集の1本目が「沖縄のビフテキ」ということで、割と内地の人々にとっては沖縄県民におけるステーキの距離感は衝撃的だったことが見て取れます。

この特集では「安さの原因は、沖縄県民が食べる牛肉の90%から95%が、主としてオーストラリア、ニュージーランドから輸入されているものだからという(中略)また、本土と違って流通経路が非常に簡素であるために、中間マージンがあまりつけ加えられられることなく、消費者の手に渡るからだともいう。」とも書かれていてこんなに安くステーキが食べられることが驚きとともに綴られています。

で、ステーキの話なんですが

沖縄でステーキといえばステーキソースは「A1ソース」ではないでしょうか(A1ソースについてはnaokiの記事に詳しいです)。大体どのステーキ屋さんにも大衆食堂にも置かれており、「ステーキ=A1ソース」的な図式が成り立っているような気がします。

しかしながら調べてみると、沖縄でステーキソースって結構色々販売されているようなのです。というわけで本日は沖縄県内で発売されているステーキソースを味比べしてみたいという企画でございます。

 

ステーキソースラインナップ

では用意したステーキソースのラインナップを見ていきましょう。

A1ソース

沖縄のステーキソースのスタンダード
品名は濃厚ソース

まずはA1ソース。イギリス製で「イギリス王室に生まれ、後にアメリカへ渡り、そして今沖縄で愛されている」ソースだそうです。このあたりは繰り返しになるけどnaokiの記事に詳しいです。大体どのステーキ屋にいってもそのステーキ屋さんオリジナルのソースとA1ソースが置かれていることが多いと思います。

No.1ソース

ドリームNo.1ステーキソース
これも品名は濃厚ソース

続いてはNo.1ソース。那覇市にある超有名ステーキ店「ジャッキー」と兵庫県の木戸食品という会社が共同開発したソース。木戸食品のホームページでは「野菜・果実は通常ソースの約5倍、香辛料、モルトビネガーをふんだんに使用した超濃厚なアメリカンタイプのステーキソースです」と紹介されています。


正式名称は「ドリームNo.1ステーキソース」

当然ステーキハウスジャッキーでも推されています。沖縄県内であればスーパーでA1ソースとNo.1ソースは普通に販売されていて手に入れることができます。

B.Cスタンダードソース

B.Cスタンダードソース
こちらは品名はステーキソース

続いてはB.Cスタンダードソース。沖縄市の老舗ホテルクラウンホテルが発売しているソースで県産マンゴーや黒糖を使用したソースだそうです。原材料には米みそという表記もあり味噌や醤油などが使われている模様。

OK ステーキソース

OK ステーキソース
これも品名は濃厚ソース

続いてはOK ステーキソース。沖縄K'zダイニング株式会社という所が販売をしていて、この会社は沖縄市で「ビストロまぁる」という洋風居酒屋も経営しています。沖縄生まれ、コザ育ちなので「OK」なのだとか。県産の黒糖やシークヮサーなどが使用されているそうです。

「B.Cスタンダードソース」「OK ステーキソース」の2種類のソースは沖縄市の「コザスター」という特産品にも認定されています。これどこで手に入れて良いのか分からなかったのですが、国際通りのお土産物屋さんの「守礼堂」で取り扱いがあるそうで、そこで購入してきました。

S1ソース

S1ソース
品名はソース

最後はS1ソース。空港で売っていたので買ってみたんですが、作っているのは群馬県の正田醤油株式会社。多分正田のSを取ってS1なんだと思われます。沖縄県産黒糖を使用してバター風味の万能ソースと書かれています。

 

以上がラインナップです。こうしてみてみると5つのソースのうち、完全な県産品は2つしかないのですが、まぁそのあたりはご愛敬で。

 

ステーキソース味比べ

それでは早速味比べをしてみましょう。

A1ソース

まずはステーキソースのスタンダードA1ソースから。茶褐色で粘度の高いソースです。

A1ソースの味の決め手はモルトビネガーということで、結構な酸味のあるソース。この酸味が苦手な人もいると思うんですが良くも悪くもこれが沖縄のステーキソースのスタンダードな気がします。実は僕もあまり酸味が得意な方でないのですが、いつの間にかこの味がステーキの味、と感じるようになりました。

No.1ソース


こうしてみるとA1ソースとビジュアルが一緒。

続いてNo.1ソース。A1ソースよりも酸味が抑えめで、コクがある感じ。個人的にはA1よりも食べやすくて好きです。A1ソースの酸味が苦手な方はNo.1ソースがオススメかもしれません。余談ですがうちの妻はNo.1ソース派でわざわざステーキハウスにNo.1ソースを持参していたといいます。

B.Cスタンダードソース


濃厚ソース系とは違うビジュアル。

続いてクラウンホテルのB.Cスタンダードソース。A1とNo.1ソースと系統がまた違う感じのソースなんですが


思わずこぼれる笑み。

これがめっちゃうまいのです。濃厚なコクのかたまりみたいなソースで、安い肉のステーキなのに高級レストランで食べてるステーキみたいな味がします。…高級レストランでステーキ食べたことないですけど。個人的にはすごくおいしかったですけど、ステーキは「A1ソース系の濃厚ソース」という人はまた評価が違うかもしれません。

OK ステーキソース


濃厚ソース系。

続いて同じコザスターに認定されているOK ステーキソース。これはA1ソース系統の味でA1ソースとNo.1ソースを足して2で割った感じの味。A1ソースともNo.1ソースとも若干味が違うのでこの系統のソースが好きな方はこのソースのファンがいるんじゃないかと思われます。

S1ソース


さらさらしてる

最後はS1ソース。他のソースに比べてさらさらのソースです。味はバター醤油。肉にソースがあまり絡まない気がしたんですが、サラダだったり、ポテトだったり逆にステーキ以外の色々なものにかけたらおいしそうです。

 

個人的にはB.Cスタンダードソース

というわけで以上5種類のソースを味比べしてみたんですがいかがだったでしょうか。僕個人としてはB.Cスタンダードソースが衝撃的にうまかったんですが、好みの問題だと思うので皆様も是非味比べをしてベストの1本を見つけてみてはいかがでしょうか。

冒頭でも書きましたけど、沖縄のステーキって既に一つの料理のジャンルなんじゃ無いかと思います。観光にいらっしゃった方も是非沖縄でステーキ、いかがでしょうか?また、県内にお住まいのステーキ好きな方は「ここのオリジナルソースがうまかった!」みたいな情報があればぜひ。個人的に食べに行きたいと思います。

散々食ってばかりの記事になりましたが、本日は以上でございます。

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