ABCランチの違いを考える(第六回 ジャッキーステーキハウス)

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ABCランチとは何かを考える本企画。六回目は那覇の老舗ステーキハウス。ジャッキーステーキハウスからお送りいたします。

本企画は沖縄の大衆食堂にある「Aランチ・Bランチ・Cランチ」を比較することで、いったい何がAランチをAランチたらしめているのか、あるいはABCランチにはどのような法則があるのかについて考察をしていくというシリーズです。

これまでお送りしてきた過去の記事はこちらからご覧ください。

回を重ねるごとに混迷を極めていく、ABCランチの違い。先回のイオンライカムの回ではAランチ弁当のカロリーが「1,981kcal」という衝撃的な事実も発覚いたしました。この企画を続けるには定期的な運動の習慣が必要な気がしています。

さて、閑話休題。

本日の舞台は那覇にあるステーキの超有名店、ジャッキーステーキハウスです。

入り口。力がつきます!
ジャッキー名物空席表示。

ジャッキーステーキハウスの創業は1953年。60年以上の歴史を誇る老舗で地元の方にも観光客にも大人気。駐車場前に長蛇の列ができていることも珍しくありません。

ステーキハウスにABCランチ?と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、割と昔からあるステーキハウスにはABCランチが存在します。

なんでもAランチは1956年にニューヨーク帰りのシェフが沖縄市内にオープンした「ニューヨークレストラン」で、当時の花形職業であったタクシー運転手向けに考案されたものが各地に広がっていったのだそうで、そう考えればステーキハウス系のお店のABCランチは割と歴史あるものなのかもしれません。

 

ステーキハウスでステーキを食べない背徳感

せっかくジャッキーまで来ておきながらステーキを食べないというのはなんとももったいない話なんですが早速ABCランチ、頼んでみましょう。

Cランチ


Cランチ 500円

まずはCランチ。ご飯と野菜、そして大きなカツとハンバーグがのっているひと皿。

これにスープがついてきます。

というわけで、Cランチの構成物は

・ごはん
・サラダ
・トンカツ
・ハンバーグ
・スープ

です。品目的には少ない気もしますが、カツがでかいのでかなりお腹いっぱいになります。

卓上には塩、こしょう、ケチャップ、マスタード、醤油、ソース、タバスコ、No1ソースなどバリエーションに富んだ調味料が並べられているので味を色々変えて楽しめます。

 

Bランチ

続いてBランチ。850円。


Bランチ 850円

Bランチからご飯とサラダは別皿に。

Bランチの構成物は

・ごはん
・サラダ
・トンカツ
・ハンバーグ
・フライドチキン
・たまご焼き
・ウインナー×2
・スープ

たまご焼きはプレーン
タコさん未満のウインナー

となり、Cランチにフライドチキン、たまご焼き、ウインナーが追加されました。ウインナーが二股に切られてるのですが、このウインナーはルビー宜野湾店ハイウェイドライブインでも登場していました。この切り方、一般的なんでしょうか?

 

Aランチ

いよいよ満を持してAランチの登場です。


Aランチ 1,050円

一気に皿が茶色くなった気がしますが、構成物を確認してみましょう。

・ごはん
・サラダ
・トンカツ
・ハンバーグ
・フライドチキン
・ベーコンエッグ
・ポテトフライ
・エビフライ
・スープ

Bランチから追加されたウインナーが無くなりました。そして、Bランチから追加されたたまご焼きですが…

Aランチではベーコンエッグにランクアップ。たまご焼きの中にタマネギとベーコンが入っています。

こちらはエビフライ。エビフライといってもざくざくしたパン粉がついたものではなくて、薄い小麦粉の衣がついたエビのフライです。ジャッキーのメニューにフライシュリンプというメニューがあるので恐らくこれがフライシュリンプなのではないかと思われます。

ポテトフライは特筆すべき点はない、普通のポテトフライでした。

 

何がAランチをAランチたらしめているのか

さて、ABCランチが出そろったところで、それぞれの要素についてまとめてみます。

共通の要素はごはん、スープ、トンカツ、ハンバーグ、サラダでこれはCランチに相当します。

これにフライドチキン、ウインナー、たまご焼きが加わってBランチ、ウインナーが無くなり、エビフライとポテトフライが追加、たまご焼きがベーコンエッグにランクアップしてAランチということになります。単純に品目が増えていくわけではないようで、少し複雑ですね。

これまでで導き出されたABCランチの定理

については当てはまりますが、品目の分量、ご飯の量には変化はありませんでした。

そして以前コッコロコハウスの回で提唱された1減2増の法則というのがありました

これはC-B-Aランチとランチが昇格するごとにおかずが1品減って、2品増えるという法則でしたが、これは今回のジャッキーではあてはまりませんでした。B-Aランチ間でおかずが2品減って(たまご焼きとウインナー)、新たに3品が増えています(ベーコンエッグとポテトフライとエビフライ)。

というわけで1減2増の法則はすごく限定的な状況でしか成り立たなそうなので、とりあえず保留。

代わりに「ABCランチ間のおかずは単純に増えるわけではなく、別の品目に置き換わることもある」みたいな事を提唱しようと思ったのですが、それって割と一般的などのメニューにも当てはまる気がしてきました。というか、そろそろ分からなくなってきました。

 

そろそろ法則に限界が

というわけで、そろそろ法則でまとめることに限界がでてきたんじゃないのかというABCランチシリーズ。DEEokinawaではさらなるサンプルを集めるとともに、現在のサンプルから法則を導きだせる識者の方を募集しています。

最後にジャッキーステーキハウスでAランチを食べてて思ったんですが、ジャッキーのAランチを構成するベーコンエッグとかエビフライって多分、メニューの「ベーコンエグ」「フライシュリンプ」のおかずだと思うんですよね。なかなか食べない料理のおかずをまとめて食べられる、そんなところにAランチのメリットはあるのかもしれません。

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