【緊急書評】スマホ暗証番号を「8376」にした時から運命は変わる!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
最近ネットで物議を醸し出した書籍。よく見てみると著者の肩書きは「琉球風水志」だったのでどんな内容なのかご紹介したいと思う。

皆様こんにちは。おとといあたりからTwitterにて1冊の風水本が話題になっております。

スマホ暗証番号を「8376」にした時から運命は変わる!

うん。なんでしょうか。個人情報の保護が叫ばれる昨今において、セキュリティ担当者が卒倒しそうなタイトルですよね。この本の通りにみんながスマホ暗証番号を8376にしたら暗証番号の意味がないのでは…。

そして僕のスマホなんですが

暗証番号、6桁なんですよね。

もうこの本のタイトルだけで割とお腹いっぱいな気もするのですが、なぜこれをDEEokinawaで取り上げたかといえば

著者の肩書きが「琉球風水志」なんです。

よくよく見ると表紙にも沖縄要素のイラストがちりばめられています。

というわけで本日は早速ジュンク堂で本書を購入してきましたので「スマホ暗証番号を「8376」にした時から運命は変わる!」についてその内容をご紹介したいと思います。

ちなみに本書の中身を写真で紹介するのは差し障りがありそうなので、文字ばっかりです。ご容赦くださいまし。

 

数意学の極意

この本を書いたシウマさんは、沖縄県出身の「琉球風水志」(最後が「志」なのは琉球風水を志す、という意味と「師を名乗るはまだまだ早い」ということだそうです)。得意とするのは数字を使った運気アップ術「数意学」で姓名判断と環境学、琉球風水を基にしたものなのだそう。

姓名判断で良い画数の名前の人が不運に見舞われるのはなぜか…そんな疑問から5万人くらいのデータの統計をとった著者は運気は名前の画数だけでなく、自分が固有で使う数字、特に電話番号の下4桁の影響を強く受けているということに気づきます。

しかしまぁ携帯番号を変えるのは一苦労ですよね。

そこで暗証番号の出番です。

本書ではまずは携帯番号の下四桁から「運命ナンバー」なるものを割り出します。その運命ナンバーのページにその運命ナンバーと相性の良い「守護ナンバー」という数字が提示されていて、それを暗証番号に設定すれば良いというわけです。

タイトルの暗証番号を「8376」は守護ナンバーが24の場合。総計が24になれば良いので、「6666」とか「66363」とかでも良いのです。…よかった!スマホの暗証番号がダダ漏れになる懸念はどうやら杞憂に終わりそうです。

ちなみに本書の中でもちゃんと「暗証番号は非常に大切な個人情報です。紛失や盗難など取り扱い、管理には注意を払って、ご自身の責任の元で定期的にほかの組み合わせに変更するなどしましょう。」と注意書きもありました。

タイトルがかなり挑戦的なので、いろいろザワザワしてしまいましたがタイトル勝ちといったところでしょうか。ただ、守護ナンバー1とかがあるので、組み合わせを変えたとしても4桁の暗証番号だと4通りしか暗証番号を作れません。そのあたりに若干の不安を感じます。

 

あれ…?あんまり沖縄関係無い?


「琉球式」は必要なのだろうか

というわけで本日は「スマホ暗証番号を「8376」にした時から運命は変わる!」の内容をかいつまんでご紹介いたしましたが、全員の暗証番号を「8376」にすればよいということではなく、それぞれ自分の携帯下4桁にあった番号を暗証番号に設定したら運気があがるぜ!という内容でした。

しかし、著者の肩書きは「琉球風水志」なのに残念ながら本書ではあまり沖縄要素が出てきません。最後にさらっと8pくらいで石敢當やシーサーなんかが風水的なものとして紹介されているにとどまります。もう少し沖縄要素があれば面白かったのに…!

なんだか胡散臭い気もしますが、信じるも信じないも自分次第、占いとか風水はそんなものかもしれません。興味を持たれた方はご一読をお薦めいたします。

スマホ暗証番号を「8376」にした時から運命は変わる!
シウマ
主婦と生活社
売り上げランキング: 26,936
月間ベストワースト記事投票実施中

関連する記事

フォローしたらいいことあるかもよ

DEEokinawaの新着記事や裏話、面白写真などが毎日届くかもしれません。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright©DEEokinawa All Rights Reserved.
このウェブサイトに掲載のイラスト・写真・文章の無断転載を禁じます。すべての著作権はDEEokinawaに帰属します。

ページのトップへ