沖縄の年賀ポスターはシーサー、首里城、初日の出

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正月にお店に張り出される年賀ポスター。沖縄オリジナルのものには何が書かれているのか。

怒濤の勢いでクリスマスが終わりまして、2018年も残すところあと5日となりました。年の瀬ですね。

12月中ごろからスーパーマーケットでもお正月のグッズが販売されています。

旧暦行事の多い沖縄ですが、旧正月を祝う風習は残っているものの現在では新暦の正月を祝う家庭が多いような気がします。全国的な休日になってるので当たり前かもしれませんが。

スーパーに並ぶお正月商品ですが、内地のものとは若干の違いが見られます。例えば上のしめ縄。柑橘類(橙)に昆布を巻き付けた炭が付いています。これは昆布:よろこんぶ(喜ぶ)とか炭:いつまでも朽ちないみたいな意味があるらしいです。ミカンはそんなに日持ちしないので最近はミカン部分がプラスチック製になったものも出てきました。

炭飾り
赤紙

他にも仏壇や床の間、ヒヌカンに供える、炭飾りや赤紙(赤・黄・白)は沖縄にしか見られないものだと思います。これもスーパーマーケットに並んでいます。

ちょっと前置きが長くなりましたが、皆さんは「年賀ポスター」というものをご存じでしょうか。お正月でお休みのお店なんかに貼られているポスター的なアレです。内地だと鶴亀だったり、干支だったりのポスターをよく見る気がするのですが、スーパーマーケットを見ていたら「沖縄年賀ポスター」なるものが販売されていました。

沖縄の年賀ポスターにはいったい何が描かれているのか…ちょっと気になって買ってきました。

 

これが沖縄年賀ポスターだ

さて、早速買ってきた沖縄年賀ポスターを見てみましょう。

ひとつ買って気づいたのですが、この年賀ポスターNo.1からNo.3まであるらしく3パターン買ってきました(ひょっとしたらまだバリエーションがあるかもしれません)。

ひとつめのデザインはシーサー+初日の出。うん。どこから見てもお正月ですね。シーサーも海も上の葉っぱも全部沖縄っぽいものなのですが、こうやってまとめて「迎春」と書くとキレイにお正月の枠に収まっている気がします。

二つ目のデザインは墨絵っぽいシーサー。これもまぁ年賀状にありそうなデザインですよね。シーサーも狛犬っぽいですし。右下にはなぜか「沖縄之印」なるものが押されてて、ちょっと沖縄に引き戻されます。

最期のデザインは初日の出+首里城。テレビの年賀CMでもこの構図、よく見る気がします。首里城とお正月…よく考えたら全然関連がない気がしますが、長年沖縄に住んでいるともうこの構図を見ただけでお正月を感じてしまいます。

 

というわけで、本日は沖縄の年賀ポスターに何が書かれているのかについてお伝えしました。もともと沖縄のお正月は餅やおせち料理を食べませんでしたが、現在スーパーマーケットではお餅が並び、おせちのポスターなんかも貼られています。門松だったり、内地風のしめ縄なんかも販売されており、徐々に内地風の正月が浸透しつつあるのかもしれません。

その中での沖縄年賀ポスターは内地風の正月イメージと沖縄の正月イメージが混ざり合って、なんだか独特の風合いが出ていてなかなか面白いと思います。正月三が日あたりに外出する人は年賀ポスターにも注目してみたら面白いかもしれません。

あ、年賀ポスターで思い出しましたがDEEokinawaの更新は明日12月27日まで。新年は1月9日より更新予定です。その間ちょっとした記事が上がったり、サイトがちょっとだけリニューアルしたりするかもしれませんのでお楽しみに!

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