幻の「おばあちゃん図書館」を探して

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編集部内で長らく所在が謎だった「おばあちゃん図書館」をこの前ひょんなことから見つけてしまった。残念ながらすでに閉館だったのだが、その様子を遺しておきたい

編集部で噂だった「おばあちゃん図書館」

我々DEEokinawaは日々観光情報には載らないような沖縄ネタというものを探しているのですが、少し前に誰が言い出したのか話題になったネタがありました。

・おばあちゃんが作った「おばあちゃん図書館」なる私設図書館があるらしい
・場所は多分沖縄本島の北部のどこか

誰が言い出したのかはっきりしないのですが、かなり曖昧かつぼんやりとした情報です。そもそもどこでこの情報を仕入れたのでしょうか?

さて、時は流れて2017年12月。「日本一大きなマンゴーの木があるらしい」との情報を元に僕は国頭村の桃原集落を歩いていました。

国頭村桃原は国頭村の道の駅の裏手に広がる集落で屋敷のまわりにはフクギの屋敷林がちらほら残っている昔ながらの景観を残した集落です。日本一のマンゴーの巨木とはどれほどなのか…あたりを探して歩いていると


あ!


まんが・本ご自由に!

図らずも「おばあちゃん図書館」を見つけることができました。

 

おばあちゃん図書館は閉館中

ついに見つけた幻の「おばあちゃん図書館」。看板の奥は普通の民家で民家の横の建物的なものが図書館なのではないかと思われます。

しかしながら、カーテンが閉まっており中をうかがい知ることはできません。せっかくなので話だけでもと民家の方に声をかけてみたのですが人が居る気配もないようです。どうしたものか。

集落のことは集落の人に。とはいえ人っ子ひとり見つからなかったので、集落の共同売店に行って話を聞いてみました。

が、そこで聞けたことは

・「おばあちゃん図書館」のおばあちゃんは現在施設に入ってると思う。
・図書館のことはちょっとわからない

との話。残念ながら現在は図書館は閉館。看板だけが残っている状態のようです。

あまり大々的にやっていたわけではなさそうなので、共同売店でもどのような図書館だったのかという話は聞けなかったのですが、「まんが・本ご自由に!」という看板を見る限り学校帰りに集落の子供たちが集って本を読むようなたまり場的な場所だったんじゃないかと勝手に推測しています(そういう場所って今はあんまりないですよね)。


関係無いけど桃原集落で見つけたこのレンガモザイクはすごい

というわけで本日は編集部が長らく探していた「おばあちゃん図書館」が見つかったけど、閉館中だったという話でした。たいしてオチもなくて恐縮です。図書館の再開について、あるいは在りし日の「おばあちゃん図書館」について何か情報をお持ちの方がいらっしゃったら是非教えて下さい。

ちなみに「日本一のマンゴーの木」についても、民家の中にある木がそれなんじゃないかと共同売店の方に教えてもらったのですが、全然確証がありません。こちらも情報お待ちしております。

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