2019.12.17

本部町のソニー坊やに仲間ができていた

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沖縄県内の道路沿いなど数箇所で確認することができる「ソニー坊や」。そのうちのひとつ、本部町にあるソニー坊の隣にいつの間にか女の子の仲間(?)が現れていたのだ。

ソニー坊やに妹が?それとも彼女?

沖縄県内の道路沿いなど数箇所で確認することができる「ソニー坊や」
県内外にもファンの多い、いわゆる交通安全人形の一種なのだが、下記の記事に詳しいエピソードなどをまとめていますので、まずはご一読いただければと思います。

ソニー坊やの謎に迫る
ソニー坊やの謎に迫る、おかわり

さて、そんな現存するソニー坊やのひとつが沖縄本島北部の本部町謝花(じゃはな)という地域にあるのですが、ソニー坊やの隣にいつの間にか女の子の仲間(?)が現れていたのです。

目印は謝花入口バス停。ソニー坊やは道路沿い、バス停のすぐ目の前(上の写真でも左端にちょこっと写っています)にあるので分かりやすいです。

こちらが本部町謝花のソニー坊や。訪れたのが12月中旬だったので、坊やはクリスマスの衣装を着させてもらっていました。そしてよく見ると、坊やに向かって右隣に誰かいるのです。近寄ってみましょう。

サンタ帽子の隙間から凛々しい眉毛が見えていますが、衣装の雰囲気からしてどうやら女の子のようです。
ソニー坊やよりも色白ですが、頬や口元のあたりはよく似ている気がします。

鉄骨で舞台が組まれて登れるようになっていたので登ってみることにします。ちなみにヒールの高い靴は危ないのでNG。スニーカーなどで登りましょう。


/どアップ!

この距離、この角度からソニー坊やをじっくり観察できるのはここだけ、今だけなのではないでしょうか。貴重な体験です。

こちらが隣の女の子。ピンク色のほっぺたがキュートです。クリスマスの衣装で顔以外の部分はほとんど隠れてしまっていますが、普段はどんな髪型や服装なのでしょうか。いつか通常バージョンも見てみたいものです。
 

世話人の大田さんにお話を伺った

ソニー坊やを眺めていたら道路を挟んで向かい側の家から男性が声をかけてくださったのですが、その方こそ『ソニー坊やの謎に迫る、おかわり』でもちらりと出てきた、ソニー坊やのお世話をされているという大田さんでした。

ソニー坊やの隣にいる女の子について訪ねてみると、なんと今年(2019年)の夏のエイサーに合わせて大田さんが作ったのだそう!
名前は「ソニー坊や」にちなんで「ソニーちゃん」と呼んでいるけれど、それが正式名称というわけではなく見る人によって自由に想像して名前をつけてほしいとのこと。そして、妹なのか彼女なのか、はたまた友達なのか。それもまた見る人の想像力に委ねたいとのことでした。「そのほうが面白いでしょ」とは大田さんの言葉。

なんとクリエイティブ!

ソニー坊やの後ろに黄色いタンクがあるので、せっかくのクリスマスの雰囲気が台無しにならないようにと小屋のように見える装飾も制作されたとのこと。「まあ、横からは丸見えなんだけどね!」と笑っておられましたが、その心遣いが素敵です。

そしてソニー坊やのコンクリート土台に書かれた謎の「あ」の文字。
この「あ」に関しても、最初は交通安全のメッセージを書き入れようとしたそうなのですが、役場の方ともいろいろ相談して、見る人が「あぶない」「あんぜん」など想像力を働かせたメッセージを受け取れるように、あえてこのままにしてあるのだそう。

どこまでもクリエイティブ!

というわけで本日は、クリスマス前の本部町謝花のソニー坊やよりお伝えしました。
大田さんによると、12月20日(金)の17:00から、近くにある保育園の園児たちを呼んでイルミネーションの点灯式を行う予定だそうです。
ご都合のあう方は是非見に行ってみてはいかがでしょうか。大田さんのお話もとても楽しいですよ。

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