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【連載】ハブでも分かる!?遺老説伝 Vol.90 金氏の娘
1740年代に琉球王国の歴史書として編纂された『球陽』の外巻である『遺老説伝(いろうせつでん)』。首里政府が各地に命を出して集めたとされるその内容を、漫画でゆるく描き下してみるという試みです。
『ハブでも分かる!?遺老説伝』とは
『遺老説伝(いろうせつでん)』は1743年から1745年にかけて琉球王国の正史として編纂された『球陽(きゅうよう)』の外巻で、各地の御嶽や行事の由来、珍しい出来事などを首里政府が各地に命令を出して集めたものとされています。
当連載『ハブでも分かる!?遺老説伝』は、"ハブでも分かる" をコンセプトに、原文(漢文)をそのまま読み解くには難解すぎる『遺老説伝』を、沖縄出身の漫画家・吉元あきこが漫画で描き下してみる、という試みです。ただ、本当にハブでも分かるかどうかはハブのみぞ知るので悪しからず。
*当連載の内容はすべて史実というわけではなく、フィクションが大いに含まれていますのでご了承ください。
第90回『金氏の娘』

むかしむかし、泉崎の金氏の家に一人の娘さんがいました。
この娘さんは日頃、御仏(みほとけ)をおがみ、僧侶(そうりょ)を重んじて遂に敷地を泉崎村にえらんで「潮音寺」を創立いたしました。
信心深い娘さんは毎日々々かかさずお線香をたいてお祈りしていましたが、年若くして死んだので お寺も廃寺同様になりました。
これを知った一人の僧侶が、御神体とお寺を泊村の北に移したのが「聖現寺」と申します。
『琉球民話集 全巻 球陽外巻遺老説伝口語訳』 P17より
琉球史料研究会編(1963年)








