THE レモンケーキ

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沖縄の夏の一大行事、旧盆が終わりましたね。
お仏壇のある家ではたくさんのクワッチーを作って親族を出迎えたり、挨拶回りをしたり、ウークイの日にはウチカビを燃やしウートートーしてご先祖様を見送ったり、各集落で行われるエイサーを見に行ったりとみなさん忙しく過ごされていたかと思います。

この時期スーパーや商店に行くと、普段は見かけない旧盆用品がたくさん売られてます。
ウチカビやヒラウコーはもちろんのこと、まだ青いバナナやパイナップル、ご先祖様が杖代わりに使うサトウキビなどなど。
お供え菓子もさまざまな種類が売られていますが、そのなかでも沖縄で古くからずっと愛されているのがレモンケーキ。各社から発売されており種類も豊富。レモンケーキ自体は本土にもあるものですが、沖縄ほどポピュラーな存在ではなかった気がします。

以前シーミーのときにクンペンを食べ比べしてみましたが、今回はこのレモンケーキを食べ比べてみたいと思います。
 

オキコ

パンで有名なオキコ。レモンケーキも作っているのですね。
レモン型のケーキの上から半分だけレモンチョコでコーティングしたスタイル。

重さ：37g

長さ：7.8cm

高さ：4cm

酸味：★☆☆☆☆
甘さ：★★★☆☆

レモンチョコの量は少なめ。レモンらしくてかわいらしいかたち。
生地はしっかりと焼き色がついています。食感はほくほくとしていて、マドレーヌっぽいやさしい味。
 

ぐしけんパン

こちらもパン屋さんぐしけんパンが出しているレモンケーキ。
全体がすっぽりとレモンチョコでくるまれているタイプ。

重さ：37g

長さ：7.8cm

高さ：4.2cm

酸味：★★★☆☆
甘さ：★★☆☆☆

重さ、幅はオキコとまったく同じ。
全体を覆っているレモンチョコは酸味がきいていて美味しい。
生地は白っぽく、きめが細かくしっとりしており甘さ控えめ。チョコとのバランスも抜群。
 

お菓子のポルシェ

紅いもタルトで有名なお菓子のポルシェ。
レモンチョコは全体ではないが、生地の4分の3ほどを覆っている。
丸っこくてあまりレモンっぽくはないかたち。

重さ：37g

長さ：7.3cm

高さ：3.9cm

酸味：★☆☆☆☆
甘さ：★★★☆☆

レモンチョコの部分が他と比べて分厚く、パリっとしています。
酸味が少なく、レモンチョコというよりホワイトチョコっぽい？
生地は軽くふわふわで、小さい子どもが好きそうな味。
 

[oHacorte] オハコルテ

※パッケージから出すときにてっぺんのコーティング部分がはがれてしまいました...

県内に3店舗を構えるフルーツタルト専門店[oHacorte]オハコルテの新商品。
9月18日からの発売だそうで、今回のは試食用にいただいたものです。
レモンケーキではなく、ヒラミレモンケーキ。（ヒラミレモンとはシークヮーサーのこと。）
他のレモンケーキとは違い、おわんをさかさまにしたようなかたち。

重さ：51g

長さ：6.8cm

高さ：3.8cm

酸味：★★★★★
甘さ：★★☆☆☆

明らかに他のレモンケーキとは異なる酸味。口の中が一気にきゅっと酸っぱくなります。
薄く全体を覆っているコーティング部分はシャリシャリとした食感。中の生地はふわふわとしていて軽め。
他より量が多くて満足度が高いのに、美味しいのでこれなら何個でも食べられそう。
 

レモンケーキ個性いろいろ

というわけでレモンケーキ4種の食べ比べでした。
基本的な大きさはほぼどれも同じでしたが、レモンチョコの分量や酸味、生地の食感などに個性が出ていました。
酸っぱいのが好きなら、ぐしけんパンやオハコルテ。甘めのやさしい味が好きならオキコやポルシェ、など好みに合わせて選んでみるのも楽しいですね。

今回は身近で売られていたものを集めてみましたが、街のお菓子屋さんなど、それぞれのオリジナルレモンケーキを作っているところもあると思うので、さらにいろいろな種類を食べ比べてお気に入りの一品を見つけてみてくださいね！

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