2012.10.09

ふてんままつりで火渡り行

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普天間宮の隣、普天間神宮寺で開催されるふてんままつり。座禅に写経にVOWS BAR、そして火渡り行も行われると聞いて行ってきました。

毎年、普天間山神宮寺で開催されている「ふてんままつり」。
今年で第4回を数えます。
噂に聞くところによるとなんでも、写経や座禅ができたり、お坊さんとの問答を楽しめる「VOWS BAR(坊主バー)」があったり、炎の上を歩く「火渡り行」があったりと、他のまつりには無いお寺ならではのプログラムが目白押しなんだそう。

というわけで、そんな「ふてんままつり」を訪れてみました。
 

普天間宮は普天間神社のお隣に

これまで初詣などで何度か普天間宮を訪れたことはあったのですが、そのすぐ隣に今回のイベント開催場所である神宮寺があったとは知りませんでした。

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普天間宮目の前の脇道を左奥まで行くと駐車場もあります。

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ふてんままつりのプログラム。
夕方から訪れたので、11:00からの稚児行列は終わっていました。
稚児行列とは、健やかな成長を願い、こどもたちが仏様に仕えるときの装束を身にまとって練り歩く、いわば仮装行列のようなもの。
事前の応募でこどもたちが参加することができるそうです。
 

こぢんまりとしたいい雰囲気のまつり

会場内をぐるりとまわってみると、こぢんまりとした境内ですが宜野湾市にある店舗の出店ブースがあり賑わっていました。

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酵母パンの宗像堂さん、洋菓子のジャガランダブルーさん
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手作りまんじゅうのさん
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ワイン販売のわいんや目福口福さん
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お寺の境内で飲むスパークリングワインはなかなか乙な味でした

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そして16時、太子堂(本堂)では噂の坊主バーが開店!
観客からの質問に3名のお坊さんがざっくばらんに答えてくれます。

ー質問「死後の世界というのはあるのですか?」
坊主A「死後の世界というのはよく言われることなんですが、これは実は誰にも分からないんですね。だって、死んでいませんから。」

ー質問「カラオケの十八番を教えてください。」
坊主A「うーん、あまりカラオケで歌うことは無いですが・・・。酔っぱらってくるとマイク真木の『バラが咲いた』が好きです。」
坊主B「
オーォ順子ォ!君の名を呼べば僕はせつないぃよ〜♪ というわけで、長渕剛の『順子』です。妻の名前がジュンコなので。」
坊主C「尾崎豊が好きです!」

突然歌い出す坊主Bに会場は大盛り上がり。
お坊さんといえど、お酒を飲んで酔っ払うこともあれば尾崎も歌うんですよね。

もちろん、即身仏がウンタラカンタラ即身成仏がウンタラカンタラ・・・といった、きちんとお坊さんらしい質疑応答があったこともお伝えしておきます。
このVOWS BAR、北中城のホテルEMコスタビスタ横、グクルの森で定期的に開催しているそうなので、お坊さんに聞いて見たいことがある方は是非そちらを訪ねてみてくださいね。

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沖縄県少林寺拳法連名による奉納演舞
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かっこいい!

かなり気になる映画パロディ看板

出店のなかでちょっと・・・いや、かなり気になるものを見つけてしまったのでご紹介。

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こちらの『赤猫(あかまやー)食堂』。お寺だけにお肉を使わない精進カレー「梵カレー」も気になるところですが、青い看板に注目。
ターチニック(2つの肉)の監督最新作 AVASAR(アバサー)

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スタンド・ミーバイ

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テェーファーニーニーと朝食を

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キャンノボール

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喜屋武ノボル選挙カー
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この方が喜屋武ノボルさん

なにこれすごい。

映画ポスターの沖縄パロディ版。その他にもいくつか作品がありましたが、もう全てツボでした。
無駄にクオリティ高いのもそそります。

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作者は以前おかずの旅でも紹介させていただいた三角食堂の看板娘さん
こちらはまたあらためて別で紹介してみたいです。
 

そして火渡り行がはじまった

時刻は18時。
いよいよふてんままつりのクライマックス、火渡り行がはじまる時刻です。

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場所は境内に隣接するダンススクールの駐車場。
なんかモリゾーみたいなのがいますね。

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ほら貝を吹きながらお坊さんたちが入場。
さきほどのVOWS BARのときのざっくばらんな雰囲気が一変、厳かな雰囲気に。

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お経を唱えながら精神統一。見物の子どもたちは相変わらず元気に走り回っていますが、おとなたちはなんとなく神妙な面持ちに。

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そしていよいよ松明からの点火。(ああ、モリゾーが燃えちゃう。)

すると、

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ブオオオオ!!!
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ブオオオオオオオオオオオオ!!!!!

火がつくやいなや見たこと無いほどの煙が発生し、見物客たちはプチパニック状態。
お坊さんたちは完全に煙にまかれていますが、さすが微動だにしません。

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数分間、煙を吐きながら燃え続ける炎。
隣のマンションの火災報知器が作動しないか気が気ではありませんでした。
 

舞い上がる炎と響く念仏

ようやく煙が落ち着くとすっかりあたりは暗くなりメラメラと炎が。

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見物客から投げ入れられた護摩木を炎に投入。
3名のお坊さんが切れ目なく唱え続けるお経とほら貝の音が怪しく夜空に響きます。

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炎が落ち着いたところで竹の棒で炎をならします
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炎の道が出現!バックトゥ・ザ・フューチャーみたい

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その上を渡るのかと思いきや、できた道のうえに大量の塩を撒き塩の道を作ります。

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そしてついに火渡り!

お経を唱えつつ何度もお坊さんが歩いていきます。
塩の道の上とはいえ、風で炎が煽られたりするのでめちゃくちゃ熱そうです。
見物している離れた場所にも炎の熱気が伝わってくるほど。
 

なんと一般の見学者も火渡れる

坊主A「はい、では一般の方もどうぞ!

なんと、見物していた私たちも火渡り体験ができるそう!
とはいえ一歩間違えば大やけどの危険性があるため注意事項が伝えられます。

・はだしになる
・怖くても決して立ち止まらない
・つま先歩きではなくしっかりと踏みしめて歩く
・塩の道の真ん中を通る

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地元らしき子どもたちが真っ先に並びました
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はだしでスタンバイ

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遠くから見ているときには「なーんだ、塩の道だし全然大丈夫そう!」とたかをくくっていたのですが、いざ間近で見るとこれかなり怖い。風が強かったので炎があおられて、歩くはずの塩の道に普通に炎がかかっています。

ドキドキドキドキドキドキドキドキドキ・・・

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渡っている間さすがに写真は撮れませんでしたが、手をあわせて炎の先にあるご本尊をまっすぐ見ながら一歩一歩塩を踏みしめて渡りきりました!
心配していた炎ですが、意外や熱さは感じず足元がほのかに温かかった程度。

渡りきった後はなんだかすっきりとした気持ちに。

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やはり恐怖で立ち尽くしてしまう人もいますが、そんなときはお坊さんがさっと後ろについて一緒に渡ってくれるので安心です。

火渡り行、なかなかできない貴重な体験でした。ありがとうございます。

地域のアットホームな雰囲気でありながら、仏教の世界に少し触れることもできるふてんままつり。是非みなさんも訪れてみてはいかがでしょうか。
来年も火渡りするぞー。

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