沖縄のヘソには何があるのか

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
沖縄県のへそは何所にあるのか、そしてそこには一体何があるのか。へそを探しに行ってきた。

謎のはっぴを入手した

皆さんこんにちは。やんばるたろうです。先日妻の親戚がアメリカから来沖してて何かお土産物を、ということになって沖縄市にあるギフトショップに行ったんです。で、そこでは着物だったりはっぴだったり外国人向けのお土産物が売られているんですが、

そこですごいはっぴが売っていたのです。この緑色のはっぴ、一見何事もないように見えるのですが裏を返すと…

ヘソ祭り!

みんなー!ヘソ祭りはじまるよー!
わあい!鳥はヘソ無いけどな!

気になってお店の人に聞いてみたんですが、どうも沖縄で作られたものではなく、このはっぴが実在するへそ祭りのものなのかはよく分からないそう。値段を聞いたら「300円」ということだったのでついつい買ってきました。

このはっぴを販売していたお土産物屋さんも気になるところですが、今回はせっかくヘソ祭りのはっぴを入手したので沖縄のヘソを探してみたいと思います。沖縄のヘソ…そこには一体何があるのでしょうか?

 

ヘソ祭りの会場はどこですか?

と言うわけでまずは沖縄のヘソを探したいと思います。ヘソといえば東西南北の中心点。まずはウィキペディアに記載されている沖縄本島の東西南北の端点をプロットしてその交差点を割り出したみたのですが…。


金武町の海の上。

明らかに海の上なんですよね。

これでは船をチャーターする必要などが出てきて現実的じゃありません。
続いて離島を含む沖縄県の各端点から交差する場所を割り出してみましたが


多良間島近くの海の上

こちらも海の上なのです。困りました。

なんとか陸地にヘソを見いだしたい…。いろいろと計算した結果、沖縄本島の最北端と最南端の中心点は陸地にあることが判明しました(北端の経度+南端の経度,北端の緯度+南端の緯度をそれぞれ2で割った場所)。


ここが暫定へそ

これがへその割り出し方として合っているのか、なんだか釈然としないんですがここを暫定ヘソとして、何があるのか見てきたいと思います。

 

ヘソのまち、宜野座村


宜野座村の道の駅「未来ぎのざ」前

というわけでへそがある、宜野座村までやってきました。完全に顔が死んでますけど自撮り棒で写真を撮ると顔が死んで写ってしまいます。始終こんな顔なんでご容赦ください。


奥の亀の剥製が25万円でした

まずは宜野座村の道の駅「未来ぎのざ」にて情報収集です。

宜野座村といえば、じゃがいも、阪神タイガースのキャンプ地などでも有名ですが

へそのまち 宜野座村
宜野座のキャラクター「ぎーのくん」

沖縄本島の真ん中「へそのまち」であることもPRしています。宜野座のゆるキャラぎーのくんはへそのまちのPRなのか常にヘソ出しファッション。まぁ、さっき最北端と最南端だけで暫定へそを割り出したのですが、宜野座村がへそのまちなのは既に知ってたのでちょっとズルしてる気もします。

案内地図には特に本島の中心点などは紹介されていません。とりあえず先に割り出した暫定へそに行ってみたいと思います。

暫定へそ地点には

一体何があるのでしょうか…!

………。

うん。何もないわ。

 

ちょっと待って!このままでは終わらないよ!

僕の記事をよく読んでいる方はもうこれで記事が終わりだと思っているかもしれません。

しかし、流石にこれで終わるのはどうなんだ、と思った僕はさらに沖縄のヘソについて調査してみることにしました。まずは宜野座村の観光案内所に足を運びます。

宜野座といえばバーガーフェスタも開催されている
観光案内所がある宜野座村松田には鍾乳洞もある

観光案内所の職員の方に「沖縄のヘソ」を探しに来たという話をして、さっきの暫定へその場所を説明します。

しかし、沖縄のヘソがどこにあるのかは宜野座村の観光案内所では把握していないそう。宜野座村のみで考えた中心は宜野座村役場あたりになるのでは、ということでした。役場の人ならば分かるのではないかということで役場の担当の方を紹介してもらい観光案内所を跡にしました。どうでもいい質問に模型を交えて丁寧に答えて頂いて恐縮です…!

 

というわけで宜野座村役場にやってきました。


あいかわらず顔が死んでて恐縮です

今回、宜野座観光案内所あたりから全くアポも取っていないのでいきなりヘソのことを聞きにきた僕はかなり意味が分からない人間だと思うのですが、そろそろ怒られないか心配です。

へそについての資料
当時へそのまち宣言をした時のパンフ

まぁ結果から申し上げますと、村の観光推進課→企画課と次々紹介をしてもらったんですが、めちゃめちゃ歓迎されました。

宜野座村が沖縄県の中心、へそのまちであるという「てんぷす・宜野座」を宣言したのは1999年のこと(てんぷすはヘソの意味)。僕の持っているはっぴとは関係無いですが1回ヘソ祭も行われたのだそうです。

そして、企画課で算出したという沖縄のヘソの場所を教えてもらいます。僕の計算方法だと誤差があったのか、計算するポイントが違うのか暫定ヘソから結構ずれた場所にヘソはあるようです。

ついに明らかになった、沖縄のヘソ。そこには一体何があるのでしょうか?

 

沖縄のヘソには何があるのか

というわけで先ほど教えていただいた沖縄のヘソに向かいます。


GoogleMapの印刷も見せていただいた。

沖縄のヘソには一体

何があるというのでしょうか…!


ヘソ地点に到着!

ヘソ地点に広がるのは…

畑。


うん。帰ろう。

……。

まぁやっぱり特に何もありませんでした。

役場でもへその位置を教えてもらったときに「何にもないよ」っていわれてたんで、予想はしてたんですがただただ畑が広がっているだけでした。人の畑に何か作る訳にもいかないだろうし、当然といっちゃ当然なんですが。

 

沖縄のヘソは宜野座村にある


ぎのざを見てから生きろ。

というわけで本日は沖縄のヘソから記事をお届けいたしました。。せっかく観光案内所や役場の方々にも協力いただいたのに、長々引っ張った割に大したオチが見いだせず今この原稿を書きながら脇のあたりにしっとり汗をかいています。協力頂いた皆様、ふがいない結果で申し訳ありません。

しかし、「沖縄のヘソ」って「沖縄の中心で愛を叫ぶ」的なスポットだったり(古い?)何かしら新たな観光名所になるんじゃないかと思います。とりあえず次回ヘソ祭りが開催されるときには僕もこのぱっぴを来て参加したいと思うので、ぜひ宜野座村の皆様ゲストとして呼んでいただければ幸いです。

月間ベストワースト記事投票実施中

関連する記事

フォローしたらいいことあるかもよ

DEEokinawaの新着記事や裏話、面白写真などが毎日届くかもしれません。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright©DEEokinawa All Rights Reserved.
このウェブサイトに掲載のイラスト・写真・文章の無断転載を禁じます。すべての著作権はDEEokinawaに帰属します。

ページのトップへ