2018.07.30

そうだ、中城モールへ行こう

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知ってはいるけど、わざわざ訪れる機会の少ない『中城モール』。その魅力を探しに行ってきました。

くじらの壁画が目印の大型ショッピングモール

世の中は夏休み真っ最中。子どもたちの「どこか連れて行け」コールに頭を悩ましている親御さんも多いことと思います。
そんなとき、みなさんはどんなところへおでかけしていますか?
大人的にはクーラーが効いていて、駐車場が広くて、ついでに食事も済ませられる商業施設なんて魅力的ですよね。

イオンモール沖縄ライカム?
サンエー那覇メインプレイス?
沖縄アウトレットモールあしびなー?
それもいいですが、みなさん沖縄の元祖(?)モールをお忘れではないでしょうか。

そう、泣く子も黙る大きなくじらの壁画が目印の、家具占いで有名な『中城モール』です。過去の写真が無いのが残念ですが、私の記憶が正しければ数年前に壁画が塗り替えられ、より賑やかに、よりカラフルになりました。

こちらは国道329号線側の壁。マンボウやタツノオトシゴ、クマノミなどが描かれています。

そして南側。こちら側は壁画ちょっと少なめですが、中央あたりに見える赤い太陽(?)がなかなかインパクトあります。広大な平面駐車場完備なので、満車で停められない!ということはまずありません。

店内はどうなっているのか

外観から受けるイメージでは、いったいどんな楽しいショピングセンターなんだろう!と胸が踊りますが、店内は家具屋さんがメインです。

エントランスを抜けると明るい光が差し込む大きな吹き抜けが。
1Fには食料品や日用品を扱うスーパーマーケット『かねひで』や、貴金属買取の『ジュエルカフェ』、そして後からご紹介する飲食店などが入居しています。

どこのテナントのものかさっぱり分からないけど妙に含蓄のある貼り紙。

《外出していますので御用の方は下記までご連絡ください》という貼り紙を残して開店休業状態の自由すぎる雑貨店。

エレベーター奥には園芸コーナーがあるのですが、手描きの案内イラストが凝ってます。他にもいくつか違うバージョンがあったのですが、かなり絵心のあるスタッフさんがいらっしゃるとみた。

園芸コーナーと熱帯魚コーナーと家具コーナーが一緒になった半屋外の空間。この雑多な雰囲気、嫌いじゃないです。

この園芸コーナーでは、なんでも”シーサイドの画伯”による世界にひとつだけのカサが作れるそう。写真持ち込みによるオーダーメイドも可能とのこと。もしかしたらさっきの案内イラストも、シーサイドの画伯によるものでしょうか。

売り場の天井からは、いろいろなイラストが描かれたビニール傘が数本ぶら下がっていました。これが...世界にひとつだけの...カサ!

ビルの夜景と花火がモチーフになっているカサ。こちらは売約済みになっていました。奥の工房のようなところでは、まだ製作途中の女の子が大好きな某キュアのキャラクターが描かれたカサがあったりと、密かな人気なのかもしれません。

妙に前衛的なカメのオブジェ(?)は3,000円。

建物の2F、3Fは家具屋さん。なんとなくここの家具屋さんは高級路線の印象があってなかなか足が向かなかったのですが、商品点数はかなり多く、通路も広々ゆったり。若者が好みそうなオシャレブランド家具から、年配の方が好みそうな落ち着いたクラシカルなデザインの家具、そしていったい誰が買うのだろうと思わせる豪華絢爛な彫刻など、ありとあらゆる商品が並んでいました。
店内は写真撮影禁止だったので写真はありませんが、ブラブラ見て歩くだけでも楽しめます。2Fと3Fの海側には、自販機設置の海が見える休憩コーナーもありました。

店舗が入居しているのは3Fまでで、現在4Fは使われていない様子。昔はどんなお店があったのでしょうね。
 

リトル・マーメイド名物アルゼンチンチキン

歩きまわってお腹が空いてしまっても安心。1Fの海側に、パーラー『リトル・マーメイド』があります。

沖縄そばやタコライス、カレーライスなどの軽食の他、ハンバーグ定食や鉄板ステーキなどのボリューム満点のしっかりとした食事、ポークたまごや味噌汁などの沖縄料理もある、懐の深いパーラーです。ここで是非食べてみてほしいのは、名物のアルゼンチンチキン(800円)。

みんな大好きお馴染みの「ブエノチキン」は、沖縄からアルゼンチンに移民していた人が家庭料理のレシピを持ち帰りアレンジしたのがはじまりと言われていますが、アルゼンチンチキンということはもしかしたらこちらも同じような背景を持つ料理なのでしょうか。

ブエノチキンような丸焼きではなく、小さめにカットされた鶏もも肉がにんにくとハーブで味付けされています。ここにトマトやオニオン、唐辛子などが入った酸味のあるサルサをかけて食べると、爽やかでピリッとした辛みもあってたまらない美味しさ!白米が進みまくります。付け合せのポテトも揚げたてサクサクほくほく。これは必食です。
 

ローカルで人気のマーメイドビーチ

建物の裏側はローカルな雰囲気のビーチになっています。遊泳禁止ですが木陰も多く、さきほどのパーラーのテラス席(BBQ利用も可)もあるので、ぼーっと海を眺めるのには最適。

このビーチのシンボルとして有名な人魚がも健在です。

いつの間にか人魚の顔はめ看板もできていました。

近くにはコインシャワーがありましたが、故障中の貼り紙があり使用不能。

含蓄のある謎の貼り紙パート2。
 

なんと週末はフリーマーケットもやってる

既にわりと盛りだくさんですが、なんと週末には隣接の駐車場にてフリーマーケットもやっています。

この日出店していたのは20〜25ブース。こぢんまりとしていますが、めちゃめちゃローカルな雰囲気でいい感じです。

三線の楽譜、工工四(くんくんしー)があったり。

ひと昔前のお土産屋さんに並んでそうな貝細工があったり。

ささやかな子ども向け遊具もありました。
 

まとめ

というわけで、改めて『中城モール』をご紹介してみましたがいかがだったでしょうか。
これまで当然のように存在を知ってはいても特に用事もないため素通りしていましたが、意外とふらっと立ち寄っても楽しめるスポットかもしれないという発見がありました。
そして、リトル・マーメイドのアルゼンチンチキンは是非とも食べてみていただきたい美味しさ。

まだまだ続く夏休み。お出かけ先の候補に『中城モール』も加えてみてはいかがでしょうか。
なにか新しい発見があるかもしれませんし、無いかもしれません。

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