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ゴーヤーをコップにして飲む
昨年デイリーポータルZのトル--さんの記事で「ピーマンをコップにして飲む」というのがあった。先日たくさんゴーヤーをもらったので、ゴーヤーもコップになるのかやってみようと思った。
ピーマンをゴーヤーに置き換えてみる
DEEokinawaで月に1回沖縄ネタを寄稿させていただいている、皆様ご存知「デイリーポータルZ」。
以前、ライターのトルーさんの記事で「ピーマンをコップにして飲む」というのがありました。記事の内容はタイトルそのままで、ピーマンをコップにしていろいろな飲み物を飲んでみる、というシンプルながら訴求力のある内容で、これぞデイリーポータルだなと印象に残っていました。
で、ですよ。
先日友人から山盛りのゴーヤーをいただいたのです。
既に3〜4本食べた後なのにまだこんなにある
せっかくなのでゴーヤーでなにかできないか、と考えたときに思い出しのが先の記事というわけです。
ピーマンがコップになるならゴーヤーだって。
ピーマンは種をとれば中が空洞なのに対し、ゴーヤーはワタに包まれた種がみっちりと詰まっています。まずはこれをかき出しましょう。
皮を突き破らないよう気をつけつつ、バターナイフでくるりとやったらうまくとれました。
うほほい
まずはコーヒーでその実力を確かめる
さあゴーヤーのコップができました。ピーマンと比べて皮が分厚いので、かなりしっかりとした質感で頼もしさを感じます。端っこは尖っているので自立はしませんが、手で持つ分には何ら問題ありません。
まずはトル--さんに倣ってコーヒーをば。
普段は手軽な粉のコーヒーのところ、ちょっと気取ってドリップパックで。ええ香りや。
そこまで太いサイズのゴーヤーがなかったので、ドリップパックがはみ出た部分からコーヒーが漏れ出しておりますがまあご愛嬌ということで。
無事、抽出できました。うーん、コーヒーのアロマがたまらない。
では、いただいてみましょう
苦い。
たしかに苦いんだけど、これは純粋にコーヒーの苦みな気がします。
飲むときに鼻から息を吸うと少しゴーヤーの青臭い香りはしますが、コーヒーのアロマが勝っているのでそこまで気になりません。
飲み口がイボイボゴツゴツしていてちょっと飲みづらいぐらい。
私はふだんブラックコーヒーは苦手でカフェオレにしているので、ミルクを加えてみました。
なんともいえない見た目になりましたが、果たしてどうでしょうか。
あ、おいしい。
普通にいつも飲んでるカフェオレの味です。
特にゴーヤー特有の青臭い風味もなく、コーヒーの苦みと完全に融合している感じ。
普通においしく最後まで飲み干した
これはもしかしたら緑色の苦い皮の部分と中に入れた飲み物の間に、薄くワタの削り残しの層があることでゴーヤーっぽさを感じにくくなっているのでしょうか。ピーマンのときのように意外とうまいぞ!というのを期待していたのに、ちょっと物足りなさを感じます。
他の飲み物ではどうか
ゴーヤーコップを量産して、冷蔵庫にある飲み物をいろいろ注いでみました。
まずは炭酸水!
おいしい!
りんご酢!
おいしい!
甘熟いちごカルピス!
おいしい!
コーラ!
おいしい!
というわけでゴーヤーのコップは基本的にどんな飲み物を入れてもおいしかったです。
といってもなにか特別な味わいがプラスされるというわけではなく、基本的にはそのままの味。においも特に気になることはありませんでした。これをやったのが昼間だったので試せませんでしたが、ビールやワインを入れてもいいでしょうね!
そして見た目と口をつけた時の感触が楽しいので、友達が家に来たときなんかにこのゴーヤーコップで飲み物を出してみるとウケるのではないでしょうか。おうちにゴーヤーがある際にはぜひみなさんもお試しください。
さあさあ、今日の夕飯はゴーヤーチャンプルーよー!
本日は以上です。