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こんな所にこんな施設が?ローカルな雰囲気漂う「比謝川自然体験センター」
嘉手納町の比謝川沿いに建つ「比謝川自然体験センター」を訪れてみたら、ちょっぴりゆるい雰囲気の展示が楽しめるローカル感満載の施設だった。
赤橋のたもとにひっそり佇む施設
嘉手納町の比謝川に架かる、地元で「赤橋」の愛称で知られる「比謝川大橋」のすぐ近くに建つこちらの建物をご存知でしょうか。
コンクリート造りでわりと新しそうな建物で、いつも赤橋を車で通過しながら上から見て「なんかあるなあ」ぐらいに思っていたのですが、ここに「比謝川自然体験センター」という施設があるという情報を得て、初めて訪れてみました。
こちらの施設では比謝川のマングローブカヤックツアーも行っており、入口付近はそのツアー客などで賑わっていましたが、建物入って奥のスペースにひっそりとした展示スペースを発見。
入館料は県内からの場合は無料。県外からの場合は一般と小中学生はそれぞれ100円、未就学児は無料でした。
こぢんまりとした展示スペースですが、カラフルで賑やかな雰囲気です。
嘉手納町の歴史や自然に関するパネルや写真、映像、標本などが展示されています。
広い壁一面に描かれた、昔の嘉手納の人々の暮らしのイラスト。作者はどなたなのでしょうか、色使いも鮮やかですごく素敵です。
触って間近で観察できる貝殻やサンゴなどの展示も。
自然だけではなく、嘉手納町の歴史にもちょっぴり触れることができます。ひとつひとつ、じっくり解説を読んでみるといろんな発見があって面白いです。
コウモリの食料となる木の実のアクリル標本。
こちらはセミの抜け殻のアクリル標本。コルク板などに固定された標本だと昆虫の裏側などは観察できないので、手に持っていろんな角度からじっくり見られるこのアクリル標本はすごくいいですね。
ところどころにある謎の展示物がいい
へー、ほー、と展示を見ていると、唐突にコツメカワウソの頭が。
キミはこのあたりに住んでないよね?
そしてウミヘビの燻製。
突然のチラガー。お土産の販売用ではありません。
そしてヤシガニのホタテちゃん。
大きな衣装ケースにかけられたバスタオルをそっとめくってみると、ヤツがいました。
どうか逃げないでね。
こぢんまりとはしていますが、ローカルで手作り感が感じられる展示でこういう雰囲気はわりと好きです。
いちばん奥ではプロジェクターで映像を流すようなスペースもあったのですが、倉庫のようになっていて現在は稼働していない様子だったのが残念。
比謝川の遊歩道の散策も併せてぜひ
展示コーナーの奥側の扉は比謝川沿いに続く遊歩道へと繋がっていました。
実際の風景とイラストが一体化しているのが素敵です。
ちょうどマングローブカヤックツアーの一行が前を通り過ぎるところでした。みんなスイスイと気持ちよさそう!
ヤンバルまで行かなくても中部で気軽にカヤック体験ができるのはいいですね。
赤橋を下から眺めるこんなアングルも楽しめます。
比謝川沿いをのんびり歩くだけでも気持ちいいので、自然体験センターと併せてこれからやってくるうりずんの季節のお出かけ先候補のひとつとしていかがでしょうか。
嘉手納町 比謝川自然体験センター
嘉手納町水釜566-5
開館時間:8:00〜22:00
休館日:年中無休
駐車場:5台