守礼門の台風対策はよく見ないと気づかない

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沖縄のシンボル的な建造物である守礼門。この守礼門の台風対策がパッと見ただけでは分かりにくいのでご紹介したい。

違和感のある守礼門

7月8日に沖縄本島を通過した、超弩級の台風8号「ノグリー」でしたが各地で様々な被害をもたらした模様です。台風一過の昨日も大雨特別警報が発令されたり、道路が冠水したりで大変な事になっていますね。皆さんはお怪我などされていませんでしょうか?

僕の家は午後くらいから停電、断水、携帯の通信障害というフルコンボで、本気で何もできない状態が続いてました。まぁ窓ガラスが割れるよりは全然いいですけど。

さて、昨日はmiooonによる「台風時における玄関ドアの恐ろしさ」という台風ネタをお届けいたしましが、今日のコネタも台風ネタで失礼いたします。まずは下の写真をご覧下さい。

こちらは台風一過の昨日7月9日の守礼門の姿ですが、なんだか違和感がありますね。読者の皆さんは違和感の正体、分かりますか?

それでは前に「守礼門プラモデル」の時に撮影した写真と比べてみましょう。

 

守礼門にアレが無い


守礼門(とプラモを持った僕)

どこが違っているかお分かりになったかと思います。

「守礼之邦」と書かれた扁額(へんがく)が無くなっていますね。これ、一瞬台風でどこかに吹っ飛んでいったのかと思ったんですが、調べてみると守礼門は台風が接近すると対策として扁額を下ろしているらしいのです。


いつも扁額があるところ

本来あるものが無いとなんだか違和感を感じるんですが、割とよく見ないと分からない台風対策でした。この写真を撮りに行った時は台風一過でまだ観光客がまばらだったんですが、皆さん守礼門の違和感に気づいていたかどうかは不明です。

 

こちらは同じ7月9日に撮影した首里城正殿へと続く門のひとつ「歓会門(かんかいもん)」。

そしてこちらが逆光で分かりにくいんですけど、上の写真が普段の歓会門。こちらも上の扁額が取り外されてます。

こうやって扁額が掛かっていない風景をみることができるのは割とレアかもしれませんね。

 

歓会門からさらに正殿寄りの「瑞泉門」「漏刻門」は扁額がついてました。取り外されたのは守礼門と歓会門だけなんでしょうか?そうであるならその理由が気になるところです。

 

よく見ないと気づかない

というわけで、本日のコネタは「台風の前後、守礼門と歓会門の扁額が台風対策として取り外される」というお話でした。

よく考えたらそんなシチュエーションはそうそう無いと思うので、興味を持たれた方は台風の過ぎ去った後に守礼門に行って確認してみてください。間違っても台風の最中には行っちゃダメですよ!

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