市場にまつわるエトセトラ

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公設市場の閉店まで今日を含めてあと6日。今日は那覇市牧志第一公設市場のちょっとしたコネタです。

いよいよ2019年6月16日に現建物での営業を終了する那覇市第一牧志公設市場。

昨日はありがとうさようなら那覇市第一牧志公設市場〜前編という記事を書きましたが、多くの人から市場の思い出、惜しむ声などが寄せられていました。読んで頂いてありがとうございます。

中編は明日公開で、本日はコネタでございます。


市場にありがちなやつ

全然関係ないネタを書こうと思ったのですが、せっかく公設市場ネタが続きますのでコネタも牧志第一公設市場についてのちょっとしたものをご紹介しようと思います。

 

牧志第一公設市場には3階がある

牧志第一公設市場は食料品や鮮魚、精肉などを販売する1階

そして、飲食スペースがメインの2階が有名ですが…


2階の3階に続く階段。

3階が存在します。

謎に包まれた3階部分ですが、市場中央の吹き抜けからちょっとだけ姿が見えます。実は3階は肉や魚の解体場になっており、一般客の立ち入りは禁止。市場を取材するにあたってDEEokianwaも「市場の3階に入りたいんです!」と那覇市に申請をだしたのですが、あえなく却下でした。

昨日の記事でお店の場所単位に「小間(コマ)」というものが使われているという話がありました。実は牧志第一公設市場がオープンする際に食品衛生法によって定められた営業面積よりコマがはるかに小さいことが問題になりました。この問題を解決すべく3階に解体場が作られたという経緯もあるようです。

公設市場には屋上もあるらしいのですが、屋上も危険だからという理由で取材NGでした。あがりたい…!

 

牧志第二公設市場もあった

2001年まであったので知っている人は知っていると思うのですが、僕は恥ずかしながら知りませんでした。那覇市の牧志第二公設市場があったのは、これから牧志第一公設市場が移転するにぎわい広場だった場所。

1950年に闇市を集約する形で今の牧志第一公設市場に市場ができるのですが、衛生面などから1964年に改築案が那覇市から出されます。しかし、公設市場の土地を持っている地主が土地の返還を求めるなどして泥沼に。他にも色々あったらしいですが1969年ににぎわい広場の場所に那覇市牧志第二公設市場が作られます。

一方、第一公設市場の場所も色々な苦難を乗り越え土地の取得、建物の建築が可能に。1972年に牧志第一公設市場がオープンします。今の公設市場はこの1972年の建物がそのまま残っている形になるのです。

 

トイレの注意書きがすごい

歴史的な話から急にトイレの話で恐縮なのですが、牧志第一公設市場の2階男子トイレの注意書き。

ひげ剃り禁止です。

一方女性トイレはといえば「貝などの海産物を洗ってはいけません」という注意書き。いったい何があったのでしょうか。

ちなみに、こちらが市場のトイレのピクトグラム。割と洒落た感じです。

 

公設市場の閉店まであと6日


スクガラスの方向がきちんと整列してるやつも市場界隈でしか見ない気がする

さて、那覇市牧志第一公設市場の閉店まで今日も含めてあと6日。あとわずかな期間、公設市場に足を運んでみてはいかがでしょうか。それでは本日は以上です。

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