2020.08.20

ノスタルジア津波古 BATEN(馬天)を求めて

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南城市佐敷の津波古自治会が作った散策マップ「ノスタルジア津波古 BATEN(馬天)」。新報那覇マラソン15キロ標柱にはQRコードがあり、スマホでも閲覧できるらしいので現地に行ってみた。

南城市佐敷の津波古自治会が地域を紹介するマップ「ノスタルジア津波古 BATEN(馬天)」を作成したそうです。
そしてそのマップは国道331号線の「新報那覇マラソン15キロ標柱」にはQRコードからも見られるようになっていて、それをもとに津波古を散策できるようになっているらしいのです。

面白そうなので行ってみたいのですが、ひとつ疑問が。
新報那覇マラソンってなんですのん?
NAHAマラソンは津波古あたりは走らないはずだけど?と思いながら、現地に行って来ました。

新報那覇マラソンはかつてあったマラソン大会だった

ということでわりとすぐ見つかるかなと思って現地に行ったのですが、車で331号線を探すも全然見つからないのです。
これはわからん...!と思って津波古公民館に聞くと教えてくれました。ファミリーマートの向かいにあると。


ファミリーマート南城馬天入口店

の前...。

あった。たしかにあった。でもこれは車ではファミマ側を走っているときは反対車線だからわからないし、標識側を走っていたら電柱で見えないのです。


画像からはQRコードが読み取れないようにしています

QRコードを読み取るとサイトが開き、「戦後復興の要所であった津波古(馬天)をの集落を歩き、地域の歴史を再発見する散策コースです」とありました。

紹介されているスポットは全部で19個。
1つ目であるこちら「新報那覇マラソン15キロ標柱」の項目を開くと、

かつて唯一のマラソン大会であった新報那覇マラソンの15km地点の標柱。

と説明されていました。調べてみると新報那覇マラソンはかつて那覇から津波古集落を通り、旧知念村海野までの区間で行われていたマラソンだそうです。
他にも、クジラの解体場跡や、ユーフルヤー(大衆浴場)跡、ナーチャミモーのための場所(ナーチャミーとは明日見の意味で、戦前は死者が本当に亡くなっているのかを翌日確かめていたそう)、バックナービル(米軍高官の居住地)関連などなど、このあたりにそんなものが!そんな歴史が!と初めて知る戦前と戦後の貴重な津波古マップを見ることができました。


劇場跡はこのあたり?

散策マップとありましたが、車でも跡地の確認ができるかなーと思ってぐるりと周ってみましたが、すぐに通り過ぎてしまうためよくわからず。
涼しくなった頃に歩いて周ってみようと思うのでした。

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