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【連載】ハブでも分かる!?遺老説伝 Vol.82 蛇に魅入られた娘-7
1740年代に琉球王国の歴史書として編纂された『球陽』の外巻である『遺老説伝(いろうせつでん)』。首里政府が各地に命を出して集めたとされるその内容を、漫画でゆるく描き下してみるという試みです。
『ハブでも分かる!?遺老説伝』とは
『遺老説伝(いろうせつでん)』は1743年から1745年にかけて琉球王国の正史として編纂された『球陽(きゅうよう)』の外巻で、各地の御嶽や行事の由来、珍しい出来事などを首里政府が各地に命令を出して集めたものとされています。
当連載『ハブでも分かる!?遺老説伝』は、"ハブでも分かる" をコンセプトに、原文(漢文)をそのまま読み解くには難解すぎる『遺老説伝』を、沖縄出身の漫画家・吉元あきこが漫画で描き下してみる、という試みです。ただ、本当にハブでも分かるかどうかはハブのみぞ知るので悪しからず。
*当連載の内容はすべて史実というわけではなく、フィクションが大いに含まれていますのでご了承ください。
第82回『蛇に魅入られた娘-7』
尚真王時代(西暦一五○一年)のこと、仲宗根豊見親が、大将軍大里等に従って八重山にゆき保武川赤蜂(ほんかわらあかはち)を討つ出陣に、豊見親は、出かけ前に潅水嶽にお詣りやつつしんでお祈りしました。
「私はこれから、大将軍について八重山征伐にいきます。神様よ、どうぞ私の誠をお汲(く)みとりになって、大きな手柄を立てることができるようにして下さい。」
と願立(がんだて)し、すぐ戦船をだして八重山に渡りましたが、大して苦労もせずに大勝利をして、賑(にぎ)やかに引揚(ひきあげ)ました。
それで、はじめて漆水嶽のまわり腱石垣をめぐらし、その内側に樹をうえて、目出度く功績をたてさせていただいた、そのお礼をいたしました。
その後、又拝殿(はいでん)を建てて、この海にとりまかれた島を、いやが上にも美しく、壮(いさ)ましいものにいたしました。
『琉球民話集 全巻 球陽外巻遺老説伝口語訳』 P116より
琉球史料研究会編(1963年)









