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[結果報告]「でぃー」と「どぅー」の境目を探る2025
でぃーどぅー調査2025の集計が終わりました。結果をご報告します。

沖縄で「なーんちゃって」に相当する「でぃー」「どぅー」という言葉。「でぃー」「どぅー」の境目を探るべく、アンケートを開始した我々なのですが集まった回答は127件と予想をはるかに上回る回答を頂きました…!皆様ありがとうございます。
本日はそちら結果のご報告です。
発表の前に
まず、発表の前に以下のようなコメントを頂きました。
ムングシさん、ありがとうございます。確かに前提の条件がきちんと提示できなかったかもしれません…!すみません。
コメントに返信をしましたが、基本的には調査についてはそんなに学術的なものではなく、単純に使われてる境目が分かったら面白いなーくらいの感覚です。また、「本来の沖縄方言」(しまくとぅば、琉球語)であるか、という点についても考慮していません。どちらかといえば若者方言に重きを置いている感じでしょうか。
ふんわりした前提条件ではありますが、まぁライトな感じで見て頂けますと幸いです。
集計結果

回答頂いたのは128名、そのうち「位置情報(住所か郵便番号)+回答」でなかったもの、沖縄県外の方の回答3件を無効にして計算しています。

次に回答頂いた皆様の年齢です。一番多いのは40代、その次が50代、30代と続きます。

回答の中で最も回答が多かったのは「でぃー」(47%)、続いて「どぅー」(33%)、3位が「じらー」でした。
「じらー」については回答の選択肢に入れてなかったのですが、「じらー」「じー」「じ~らし~」「んじ」をひとつにまとめています。
その他の回答で寄せられたのは
ファイさん
ちー:勝連平敷屋の方言です
よなはらさん
ちゃいー:2000年前後、松島中学校では「でぃー」とか「じらー」にあたる言い回しは「ちゃいー」でした。他に「ちゃいはー」や「ちー」等の派生語もありました。
との回答でした。結構色々なバリエーションがありそうです。
「でぃー」「どぅー」の境目は

結果をプロットした地図をもとに、分布についても見ていきます。
地図上の青が「でぃー」、赤が「どぅー」なのですが宜野湾市、沖縄市はほぼ「でぃー」。「どぅー」が使われているのは那覇市を中心として、北は浦添市牧港あたりまでです。南についてはあまりデータがありませんが、豊見城、南風原あたりでも「どぅー」を使っていた人は居るようです。
那覇市でも紫のタイル箇所は「でぃー」「どぅー」が混在していたりするので、はっきりと境目が分かる訳ではないですが、「どぅー」使いは那覇市を中心としているように見えます。

もちろん例外はあって、1件だけ東村の回答があったのですが、「どぅー」でした。

また、地域的な分布でいくと宮古島の3件は全部「てぃー」でした。
年齢と分布について
年齢別の回答にも特徴がありました。

30代の回答で最も多い回答は「じらー」。
ミンミンさん(40代)
周囲にでぃーやどぅー、りー、いー、を使う人がいなかったんですけど、じらーを使う人はいました
家系さん(30代)
小中学校の時泡瀬地区の学校に通っていましたが、「じらー」を使っていた記憶があります
咲夜@Ghool1(30代)
南城市大里のド田舎育ちですが、「でぃー」「どぅー」に当たる表現は全く耳にしたことがなく、一番近いのが前回の調査にも出ていた「じらー」でした。世代差もあるのでしょうか?気になります。

地図から見てもじらーが多く使われている様が確認できます(灰色のタイル)。
その他興味深いこと
「りー」という言葉について
面白かったのは「りー」という言葉についてです。
ナイチャーうちなーんちゅさん(50代)
一応、琉球方言を研究していたので、、、琉球方言ではDとRは区別しません、、いなむどぅち と いなむるち はどこでも通じるのがその1例です。
こおやちさん(40代)
どぅー、も使ってた気がします。りーに関しては、でぃーとりぃーの間の発音のような気がします。ターム料理の「でぃんがく」と「りぃんがく」も同じで、どっちでもなくどっちも言っている感覚です。
チャックさん(60代)
私の幼少期は『り〜』でしたね。女子はあまり使わなかったけど、ちょっとふざけた男子が良く『り〜り〜り〜り〜』言ってたのを覚えてます(´∀`*) もしかしたら『でぃ〜』だったかも?
「でぃー」と「りー」は同系列の言葉であるということでしょうか。
でぃーの語源について
ムングシさん(60代)
ちなみに、でぃーは本来なら例えば "でぃー いかな" つまり、"さあ、行きましょう"と行動を促す言葉として使われていました。それがいつのまにか、"なんちゃって"と言うふうに使われているようです。
あちさん(40代)
語源についておそらくですが、冗談ですよ、のKiddingがなまって、ngは日本人には聞こえにくいので消えてディーになったのではないでしょうか? ゲレン(モーター)のように戦後英語から方言になったものもありますので。
語源については考えたことがありませんでしたが、諸説あるようです。ちなみに「ゲレン」は「大馬鹿者」みたいな意味の言葉で、フィリピンのタガログ語からきている説もあるらしいです。
でぃーに続く言葉
まままさん(50代)
「でぃー」の派生で「でぃーっし」てのもありました。
青三号さん(40代)
「でぃー(ち、からてぃ〜)」カッコ部分(とか言ったりして)まで言ったりしてました。
c7さん(40代)
「でぃ〜」「でぃや〜ん」
c14さん(40代)
私んとこでは「ってぃ〜すっすー」と「すっすー」が付く場合も。
色々な使い方があるみたいです。このあたりの活用法も面白いですね。
カレッジセールと「どぅー」
さっつんさん(30代)
「どぅー」は全国放送でガレッジセールが頻繁に出演していた頃に知りました。
c19さん(40代)
小学校はじらーだったが、ガレッジセールの番組で「どぅー」が流行。高校はどぅーに。
普天間さん(40代)
ジー、ジラー を使う時代もありました。あと昔OTVのひーぷーホップという番組でもマップかしてましたり那覇はどぅー、那覇以外の南部と中部はでぃーが優勢だったかと思います。ガレッジセールさんが全国放送で「どぅー」を使ったときは「でぃー勢力」として驚きました。それから「どぅー」が一気に市民権を広げた印象です。
15年前の調査では沖縄のローカルお笑い番組「お笑いポーポー」で使い始めたという声がありましたが、ガレッジセールの影響という声が結構ありました。
男性・女性によって使い分けがある?
よつまさん(40代)
女性表象は「じー」「じらー」だった傾向があり、ジェンダー差もあるのかも?
男女差もあるのかも、という意見でした。これも面白いですね!
最後の方はきれいにまとまって無くて、とりあえず頂いたメッセージをまとめただけになっちゃいましたけど、以上「でぃー」「どぅー」調査のまとめをお伝えしました。この地域でプロットするアンケート、なかなか面白いのでそのうちまた何かやってみたいと思います。
あとはなんでしょうか?「サンティー」を何と呼ぶかとか、キノボリトカゲを方言で何というかとかでしょうか?何かありましたらネタを募集します。最後になりましたが、改めてアンケートに回答頂いた皆様ありがとうございました!








