- DEEokinawaトップ
- コネタ
- 【連載】ハブでも分かる!?遺老説伝 Vol.83 鼻無の怪
【連載】ハブでも分かる!?遺老説伝 Vol.83 鼻無の怪
1740年代に琉球王国の歴史書として編纂された『球陽』の外巻である『遺老説伝(いろうせつでん)』。首里政府が各地に命を出して集めたとされるその内容を、漫画でゆるく描き下してみるという試みです。
『ハブでも分かる!?遺老説伝』とは
『遺老説伝(いろうせつでん)』は1743年から1745年にかけて琉球王国の正史として編纂された『球陽(きゅうよう)』の外巻で、各地の御嶽や行事の由来、珍しい出来事などを首里政府が各地に命令を出して集めたものとされています。
当連載『ハブでも分かる!?遺老説伝』は、"ハブでも分かる" をコンセプトに、原文(漢文)をそのまま読み解くには難解すぎる『遺老説伝』を、沖縄出身の漫画家・吉元あきこが漫画で描き下してみる、という試みです。ただ、本当にハブでも分かるかどうかはハブのみぞ知るので悪しからず。
*当連載の内容はすべて史実というわけではなく、フィクションが大いに含まれていますのでご了承ください。
第83回『鼻無の怪(はなもーのかい)』

喜屋武の上里村の海岸に、不思議な処があり、その麓(ふもと)は新崎にあって、先端は七・八間ばかり海中に突出している所で、俗に「ハナフギーイベ」と呼ばれています。
その辺に行って、「無鼻(ハナモー)無鼻」、と呼んで悪しざまに罵(のゝし)ると、忽ちにして怒祷(どとう)は渦まき、雷、イナズマ、とすさまじい光景となるということです。
「そんなことが、あるものか」
と試みる者もいたが、矢張り噂(うわさ)通りで、その人は大変な目にあったそうで、今もその通りだと云われています。
『琉球民話集 全巻 球陽外巻遺老説伝口語訳』 P238より
琉球史料研究会編(1963年)








