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【連載】ハブでも分かる!?遺老説伝 Vol.89 泉崎の起源(はじめ)
1740年代に琉球王国の歴史書として編纂された『球陽』の外巻である『遺老説伝(いろうせつでん)』。首里政府が各地に命を出して集めたとされるその内容を、漫画でゆるく描き下してみるという試みです。
『ハブでも分かる!?遺老説伝』とは
『遺老説伝(いろうせつでん)』は1743年から1745年にかけて琉球王国の正史として編纂された『球陽(きゅうよう)』の外巻で、各地の御嶽や行事の由来、珍しい出来事などを首里政府が各地に命令を出して集めたものとされています。
当連載『ハブでも分かる!?遺老説伝』は、"ハブでも分かる" をコンセプトに、原文(漢文)をそのまま読み解くには難解すぎる『遺老説伝』を、沖縄出身の漫画家・吉元あきこが漫画で描き下してみる、という試みです。ただ、本当にハブでも分かるかどうかはハブのみぞ知るので悪しからず。
*当連載の内容はすべて史実というわけではなく、フィクションが大いに含まれていますのでご了承ください。
第89回『泉崎の起源(はじめ)』

むかし、泉崎邑(いずみざきむら)はもと宗部(そべ)村とよびました。
近世になって泉崎橋の辺に安室親方という人がいまして、非常にお金持ちで・お酒をつくるのを仕事にしていました。
毎日々々お酒をつくり、あとからあとからひっきりなしに、ちょうど泉の湧(わ)きだすようでありました。
みんながこの酒を買って飲みますが、お漣のきれたことがないので、誰いうとなく泉の酒(いずみのさけ)と呼ばれるようになり、それが何時の間にか邑の名が泉酒となり、泉崎とかわっていったとのことです。
『琉球民話集 全巻 球陽外巻遺老説伝口語訳』 P16-17より
琉球史料研究会編(1963年)








