2026.05.28

【連載】ハブでも分かる!?遺老説伝 Vol.92 喜才の墓

1740年代に琉球王国の歴史書として編纂された『球陽』の外巻である『遺老説伝(いろうせつでん)』。首里政府が各地に命を出して集めたとされるその内容を、漫画でゆるく描き下してみるという試みです。

『ハブでも分かる!?遺老説伝』とは

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『遺老説伝(いろうせつでん)』は1743年から1745年にかけて琉球王国の正史として編纂された『球陽(きゅうよう)』の外巻で、各地の御嶽や行事の由来、珍しい出来事などを首里政府が各地に命令を出して集めたものとされています。

当連載『ハブでも分かる!?遺老説伝』は、"ハブでも分かる" をコンセプトに、原文(漢文)をそのまま読み解くには難解すぎる『遺老説伝』を、沖縄出身の漫画家・吉元あきこが漫画で描き下してみる、という試みです。ただ、本当にハブでも分かるかどうかはハブのみぞ知るので悪しからず。

*当連載の内容はすべて史実というわけではなく、フィクションが大いに含まれていますのでご了承ください。

第92回『喜才の墓』

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喜才の墓

むかし、大和国から渡ってきた喜才と云う名の僧侶(ボンサン)は、ある罪によって慶良間島に、島渡しされました。
この墓は、屹度徳望が高かったと見え、流罪されて三・四十年後に、その地で死にました。
僧を慕(しと)う村人達は、渡嘉敷伊保崎に葬(ほうむ)って、神様として崇拝し、その地を神嶽といたしました。
それからは毎年六月に行はれる稲大祭の日に、お神酒や供え物をして、お祭りをいたしました。

『琉球民話集 全巻 球陽外巻遺老説伝口語訳』 P240-241より
琉球史料研究会編(1963年)

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