2019.03.13

【沖縄レンタカー大作戦】旅の軌跡で沖縄全体を石敢當にしたい

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自分の移動した場所を記録する機械「GPSロガー」を持って移動し、移動を記録したデータで沖縄本島に「石敢當」と文字を書きたい
沖縄レンタカー大作戦

コラボ企画

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GPSロガーで地図に文字を書く

自分の移動した場所を記録する機械「GPSロガー」を持って移動し、移動を記録したデータで絵を書いたり、文字を書いたりする遊びがあります。かつては専用の機械を持って歩いたりしていたらしいですが、今はスマホでも同様のことができるようになりました。
さて、この遊び。道さえあればいろんなものが描けるわけですが、沖縄本島は長細いので、本島全域を使って「石敢當」と書けば、沖縄が石敢當となり、沖縄がマジムンから守られるのではないでしょうか。

今さら説明するまでも無いかもしれませんが、石敢當とは

「マジムン(悪霊的なもの)は直進する性質を持つため丁字路や三叉路などの突き当たりにぶつかると向かいの家に入ってきてしまうと信じられている。そのため、丁字路や三叉路などの突き当たりに石敢當を設け、魔物の侵入を防ぐ魔よけとする。魔物は石敢當に当たると砕け散るとされる。」(wikipedia

という魔除けの一種です。

というわけで今回はたびらいレンタカー予約のコラボ記事、「レンタカーを100倍楽しむコンテンツ」である「沖縄レンタカー大作戦」の第二弾は旅の軌跡で沖縄全体を石敢當にしたいです。

Googleのマイマップでルートを作る

この遊びの最大の難関は本当に道を繋げて石敢當と書けるのか、です。
まずはパソコンでGoogleのマイマップを使って、文字になるようにルートを作っていきます。

「石」はわりと簡単なので本島北部に大きく書けました。

沖縄本島の真ん中あたりをつかって「敢」を書きたいのですが、もともと沖縄本島は細い上に基地の部分は入れないので、どこに書けるのか探すのに一苦労。また土地はあっても「敢」は画数も多く、はらいもあるため道の選択肢が多くあるところじゃないと書けません。
沖縄市あたりで何度も挫折しつつ、読谷村になら書けそうなことが判明。

最後に「當」です。「當」は画数は多いものの、四角で構成されているので道の選択肢が多ければ書きやすい字です。本島南部に大きく書けました。

それでは作ったルートを全部通って沖縄本島に石敢當を描こうではありませんか。

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ルートを作るのが一番大変。そう思っていた時期もありました。
この後あんなにしんどい思いをするなんて。

レンタカーを借りる

というわけで今回も本日のコラボ元である「たびらいレンタカー予約」のPRタイムでございます。前回もご説明したとおり、『たびらいレンタカー予約』は、独自の厳しい基準にもとづいて集められた大手レンタカー会社のレンタカーを【検索・比較・予約】することが可能です(しかもかなり安く)。予約サイトで予約する時って、まずは会員登録が必要だったり入力項目が多すぎて萎えることってあるじゃないですか

たびらいレンタカー予約では、わずらわしい会員登録が不要!下記の項目を入力するだけで、レンタカーの予約が可能なのです。

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思い立ったらすぐに予約が可能です。忙しい現代人にとってこれはかなり便利なんじゃないでしょうか。

せっかくレンタカーを借りるので今回は日産のノートe-POWERという車種を借りてみました。レンタカー代金+免責補償手数料+カーナビ+消費税+ETC車載器がすべてついて日帰り3300円。安い…!

さて黄金に輝く本日のレンタカー「ノートe-POWER」ですがよくある電気とガソリンで動くハイブリッドカーではなく、ガソリン燃料で発電して電気で動く「ガソリンで走るEV車」という位置づけらしいです。
ちなみに運転手のやんばるたろうさんによると、シフトノブがトイレの芳香剤みたいな形で、一瞬どうやって動かしていいのか迷ったそうです。そしてバックミラーは鏡ではなくバックモニターになっています。未来感がすごい。


トイレの芳香剤みたいな形のシフトノブ


バックミラーがモニターになっている

がんばるぞー!ってやってますが運転するのはやんばるたろう、わたしは助手席でルートに沿って正しく字を書けるようにナビをする役です。

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電気で走る車ですが、動きはガソリン車と遜色ありません。動きのスムーズさと圧倒的に静かな駆動。こうやって普段乗ったことのないタイプの車を運転できるのもレンタカーの旅の醍醐味ですね。

石は名護にある

ということで那覇から車で1時間ほどかけて名護へ来ました。

少し北上して、石のスタート地点である名護市屋部に。
左に行けば美ら海水族館ですが、那覇・恩納村方面へ右折します。

まっすぐな道。これが石の直線になるのだよ。
iPhoneでGoogleMapとGPSロガーを切り替えながら、走行予定の道からズレていないか、ちゃんと軌跡が取れているのかを確認しながら走行します。GPSロガーには「ポケット旅行記」というアプリを使用させてもらっています。

走行予定地図。現在地は石の横棒の青い丸部分
GPSロガー(ポケット旅行記)の画面。きちんと軌跡が取れています。

ネオパークを過ぎて、今帰仁へ向かう直前でUターンします。


来た道を戻ります

地図上に文字や絵を描く遊びは結構流行っていると思うのですが、今回初めてやってみてわかったことがあります。
(まだ序盤の序盤ですが) これ苦手!

GPSロガーのアプリを見たらちゃんと軌跡が取れているので嬉しいのは嬉しいのですが、予定したルートを予定した通りになぞるだけ。ここにものすごく不毛さを感じるのです。今帰仁に向かうなら今帰仁で何かしたいのに、車から一歩も降りることもなくUターンする不毛さ!
しかも景色を楽しんだりしていると、うっかり曲がらないといけないところを過ぎてしまう可能性もあるので、全然気が抜けないのです。いや、気が抜けないのは半分以上は方向音痴ゆえの恐怖からかもしれないけど、しれないけれど!楽しいのか、この遊び本当に楽しいのか!?

名護市役所に戻って来ました。写真の水平が取れていないのは私の心を表していると思ってください。
名護市役所はシーサーが2019年3月までにすべて撤去されるとニュースになっていてどうなってるのか見てみたかったのですが、涙を飲んででスルー。

10時に那覇を出発して、この時点で12時です。
思ったより時間がかかったので昼ごはんはドライブスルーに。名護まで来てマクドナルド!名護まで来たのにマクドナルド!(マクドナルドは悪くありません)。

ここから石の口の部分に入るため、マクドナルドの後ろの道をくねくねと進みます。
(上に伸びている道はGoogleMapでうまくルートが描けなかっただけなので気にしないでください)

ドライブスルーで手に入れたハンバーガーすら、道がわからなくなりそうなので食べられないのです。だれか助けて!

「たぶん2個目の角を左」とかいう不安なナビをしてます
「この道であってる?」という問いかけに、不安なので笑ってごまかす

しかし細道を抜けて、大きな道に出たらあとは楽勝!

ようやくハンバーガーにありつけました。

どうやっても曲がれない道はナビの必要がないのでノンストレスで嬉しい。「トンネルいいわー。いいわー!」と何度もつぶやきました。

しかしうっかりしていたのですが、すぐに幹線道路から山道に行かないといけないのでした。

ぐるっとまわって山道に行く。

「こっちかな...」
せっかく大きな一本道に出て意気揚々としたのにまたすぐに不安なナビ役に戻るわたし。

山道に入ると一本道だけど、この道じゃなかったら...という別の不安に襲われます。

GPSロガーアプリを見てもこの時点ではよくわかりません。あってるはずだけど。

まぁ、でもこの道っておそらく石を書こうと思わなければ通ることがなかなかない道だと思うのです。
途中で車を止めて大きな虫網で何かを捕まえようとしている人とすれ違ったのですが、わたしたちの車を見て結構びっくりしていました。たしかにレンタカーの「わ」ナンバーが通る道ではない。

大きなコスモス畑。これもこの道を通ったからこそ見られたと思うと感慨深いのです。ただ時間がないので降りられなかったけれど。

そして、ようやく山道を抜けて東海岸に到着。
口の部分を完成させるためにまた名護市内に戻ります。

さっきの山道がなんだったのかと思うぐらい一瞬で名護市内に帰ってこれてびっくりしました。道ってすごい。

そしてようやく石が完成しました。
石を書くまでの所領時間は2時間でした。

まだ1/3、それももっとも簡単な石の部分が終わっただけですが、正直きつい。この時点で疲れがMAXです。

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助手席に座っているだけでなぜこんなに疲れるのでしょうか。ナビをしているせいでしょうか。耳から血が出てないか確認してもらうぐらいきつかったのです。
こんなんであと2文字書けるのでしょうか...?

読谷に眠りし敢

名護から南下して読谷へ。
GPSロガーアプリを一時停止にして再開したら海の上を飛んできたみたいになってしましたが、途中は普通に高速で南下しました。

さて、ここからまた「敢」を呼び覚ます旅に出るのです。

一筆書きをするために道を行ったりきたりします。
石の文字は大きかったのですが、敢はわりと距離が短いためUターンしても不毛さはあまり感じませんでした。
敢が走行ルートではなく線で書かれている理由は、あまりに距離が短いところを行ったりきたりのため、うまくGooglemapのルートが描けなかったからです。

読谷はのどかです。

何往復もしながら、少しずつ字を描いていきました。


本当はこの道をまっすぐ進みたかった。

「この道を超えてまっすぐ...あ。道がない
しかしここにきて地図を線描きにしたのが仇に。一方通行や未完成道路が把握できていなかったのです。まっすぐ進みたい道が交差する道路にまさかの中央分離帯があってまっすぐ進めず。ピンチです。

うまく字になるかはわかりませんが、違う道でそれっぽくなるように走行してみます。

わりとうまくいったのではないでしょうか。どうでしょうか。

敢の所要時間1時間10分。
ちなみに行ったり来たりはありつつ、距離が短いのでそんなにしんどくありませんでした。
大きく描くより、小さい方が集落を探検している感があって楽しめる気がします。

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読谷は畑あり、海あり、外人住宅あり、赤瓦あり、城あり、と少し走るだけでコロコロと風景が変わるので面白かったです。

レンタカー返却の時間が迫る

ちなみにこのときの時間は3時15分。

8時間借りていたら石敢當は書けるだろうと予想していたのですが、石に時間がかかり過ぎたこと、あとそれぞれのスタート地点に行くまでの移動時間を考えていなかったことで、全然「當」を時間内に書けそうにないのです。

追い討ちをかけるように雨まで降り出し、道路は渋滞気味に。

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進まない車に対して、どんどん進む時計。
果たしてどうなるのか。

當は書けるのか

もう一度おさらいしましょう。
もともと予定していた「當」は南部全体をいっぱいを贅沢に使ったもの。

しかし、もうこれを予定通りに書く時間はないのです。
なぜなら、石を描いたわたしたちはわかったのです。大きく字を描くのは時間がかかると。
そして敢を描いたわたしたちはわかったのです。字画が多いものも時間がかかると。

那覇まで戻ってきた段階で残り時間は1時間半。
というかよく考えたら18時には保育園にこどもをお迎えに行かなければなりません。
となると残り時間は30分!
果たして30分で最後の「當」を書くにはどうすればいいのでしょうか。

わたしたちが導き出した答えは、これだ。


めちゃめちゃ小さくなった

トウ!
漢字で書く時間もなかったのです。

石に2時間、敢に1時間10分、そしてトウは3分でかけました。

レンタカーを返却できた時間は17時。保育園にも間に合いそうです。

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走っている車の中で地図を見ていたんですが、おもろまちに「トウ」を見つけてガッツポーズしました。むしろおもろまちは道路が碁盤の目状に整備された町なので石敢當ぜんぶすぐ書けそうですが。

書き上げた文字を改めてみてみましょう

こちらが今回書き上げた石敢トウでございます。

石!

敢!

トウ。

地図に落とし込んだデータもありますのでこちらもご覧下さい。データが分かれてしまって恐縮です。

石・敢
トウ

GPSロガーを使っての旅は、せっかくきた道をそのまますぐにUターンしないといけなかったり、道を間違えないように気が抜けなかったりという部分はありますが、思ってもない風景に出会えたり、本当に言葉通りですが旅に足跡を残せるという面白さがあります。

わたしも最初はしんどいと思っていましたが、敢ぐらいの大きさだったらもう一回してもいいなと思っていたり。こればかりは我慢強さによるかもしれないので、もっと大きい字でも楽しめる人もいると思います。
予定通りに進まないといけないけれど、予想を超えたものが待っているかもしれない
そんなローダーGPSロガー旅、興味のある方は是非やってみて下さい。

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GPSで文字を書く場合、細い道に入り込んだりが結構あったので軽自動車でもいいなと思いました。たびらいレンタカー予約では軽自動車も選べますよ!
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