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タナガーでエビフライがしたい!
小さな頃おやじがタナガーを獲ってくるたびエビフライをしてほしいと思ってた。それから30年、ついにその夢が叶える日が来た。
僕とタナガー
子供の大好物といえば、ハンバーグ、カレー、エビフライといった品々が連想されます。僕も幼い頃はエビフライが大好きでした。しかし、毎日、食卓に並ぶものではありません。
子供の頃、ときどき親父が釣ってくるタナガーはいつも塩っ気の強い素揚げで食卓に並んでいました。子供のぼくは思ったものです。タナガーをエビフライにしてくれ!と。
ちなみにタナガーとはいわゆるテナガエビのこと。
「手長」→「ティーナガー」→「タナガー」となったそうです。
ということで、今日はそんな子供の頃の夢を叶えたいと思います。
いざ、タナガー(手長エビ)を求めて「秘密のトンネル探検」へ!!
真っ暗闇
秘密のトンネルはもちろん、真っ暗闇です。LEDライトやランタンがないと探索できません。
装備は万全に。


いつもはトンネルに入ってすぐにタナガーの姿を目にしますが、今回は前日の雨のせいかタナガーが少ない気がします。
タナガーは獲れるのか!?
1mを超える大ウナギが普通にいる
この秘密のトンネルは以前「ウナギが飛んだ日」で記事になりましたが、普通に1mを超える大ウナギがいます。
普段は岩と岩の隙間に隠れているのですが今回はここにいました。

水中!
ほの暗い光の中、大ウナギが3匹足元をゆっくりと通過していく姿は恐怖です。

水の中にもタナガーは沢山いたのですが、さすがに水の中では生き物の動きに勝てません。
エサと網持ってくれば良かった。
探検はまだまだ続く
いくつも段差をハシゴで昇り、さらに奥へ。

狭い通路は特に怖いです。フラッシュを使っているので写真では明るく見えますが、実際は1m先も見えません。
暗闇から突然エイリアンが出てくるような嫌な想像をしてしまいます。

出てくるなよー!
狭い通路抜けると一気に広い空間へ。
ハシゴの上は道路のド真ん中です。
時折、車が通過する音が聞こえてくると異空間のように思えます。

やつを捕獲!
広いトンネルを探索すること一時間。
LEDヘッドライトを当てるとタナガーの目が赤く反射します。
やつだ!!

新鮮なタナガーは赤い。
奥へ奥へと進むこと水深の浅い所にタナガーが群れていました。しかもビッグサイズ!
小さいサイズはリリースしてエビフライに丁度良さげなサイズ、必要分だけ数匹を捕獲。
40cmほどの大ウナギも捕獲。
これは必要ないのでもちろん、キャッチ&リリース。
ここまで往復1時間半。
途中、水深もあり、いくつものハシゴを昇り、時には大ウナギのニョロニョロに驚きました。
トンネルから鍾乳洞へと変わり、これにて終点。
僕はいくつになっても「探検」「探索」「冒険」「グーニーズ」というキーワードにワクワクします。

あとは無事に帰るのみ。
社会貢献
川から上がろうとした時に橋の上から地元のおじさんが「おーい、ついでに川に捨てられた古タイヤを引き揚げてくれんかね?」と、声がかかりました。

川には不法投棄された古タイヤが何本も
しまった!
僕たちは生き物を獲るだけ獲って環境のことに目をかけていませんでした。猛烈反省。。
おじさんの声かけと御協力もあって古タイヤを引き上げました。

少しは社会貢献が出来たと思います。
おじさん、大事な事に気づかせてくれてありがとうございました。
タナガーでエビフライ!
家に持ち帰って料理をしましょう。
僕はタナガーのエビフライが食べたいんだ!
獲ったばかりのタナガーはピチピチな色具合でした。
冷蔵で仮死状態にすると色が変わります。
見た目はブラックタイガーと大差ありません。
皮を剥き、塩コショウを少々、小麦粉、溶き卵、パン粉を手際良く、、

あとはキツネ色になるまでカラっと揚げます。

出来た!!
1日かけてようやくタナガーのエビフライの完成です。
沖縄特有のAランチ風に仕上げてみました。

ライス、キャベツ、ミニトマト、タコさんウインナー、卵焼き、鶏の唐揚げ
普通のAランチとは違うのが、タナガーフライと、タナガーの素揚げがあること

どどーん!
よかれと思って素揚げした頭を飾ってみましたが、一気に野性味溢れるAランチになってしまいました。
お味は!?
気になるお味は・・・?
ドキドキ
うむ、美味い!!!
エビ独特な歯ごたえの良いエビフライでした。
ビールにもよくあい、とても美味しかったです!










